網野【オウ】
角山【トキ】
進東【ラージュ】
網野【オウ】
網野が、バツの悪そうな顔で口を開いた
藤薫
網野が話し始める前に、私は扉の前に立ち、剣を掲げた
その直後、キイ、と扉が開く
藤薫
振り下ろそうとした剣をしまう
それは────
高嶺
高嶺
藤薫
高嶺
藤薫
高嶺
高嶺
ベリートットで唯一光魔法が使える魔法使いの壱族であるゼロ
闇以外のすべての属性の魔法もこの壱族だけが使える
…そして王の特権のある私、以外のみんなが少しずつ魔法を使えるのも
このゼロがその力を分け与えたからだ
高嶺
藤薫
高嶺
高嶺
高嶺
網野【オウ】
網野【オウ】
高嶺
藤薫
藤薫
網野【オウ】
角山【トキ】
角山【トキ】
高嶺
高嶺
角山【トキ】
角山【トキ】
高嶺
高嶺
高嶺
はあ、とゼロはため息を吐いた
藤薫
藤薫
網野【オウ】
呆然と見ている網野に視線を送る
すると次の瞬間私の計らいも無視してゼロがあっと声を上げる
高嶺
高嶺
高嶺
言ってから"取り込み中"がそのことだったことを思い出したゼロは口を覆う
栗山【モノ】
日花【エル】
藤薫
藤薫
網野【オウ】
網野【オウ】
角山【トキ】
角山【トキ】
角山【トキ】
イチ【レイス】
角山【トキ】
イチ【レイス】
イチ【レイス】
網野【オウ】
網野【オウ】
ワン
オウ
最初に出会ったとき、私は彼を殺そうとした
でも勝てなかった
ワン
オウ
ワン
ワン
オウ
それからはここで会うようになって
時折、情報を提供したりもしてた
…エルさんをアンダーランドから取り戻したときも
途中で私はカロリーナとエルさんが無意識にガスに呑まれるのを見て
2人が死ぬまで呼吸を抑えて、私だけワンにもらったマスクをつけた
…ワンを殺したっていうタイガさんは、助ける気はなかった
ざわ、と周囲が息を呑んだ
葉山【ニーナ】
西名【ネコ】
角山【トキ】
網野【オウ】
網野【オウ】
震えた声を、日花の落ち着いた声が上書きする
日花【エル】
その瞬間、全てを委ねるようにみんなが日花の方を見る
日花【エル】
日花【エル】
日花は驚くほどあっさりと、そう言った
そして、手を差し伸べた
日花【エル】
網野【オウ】
藤薫
藤薫
藤薫
藤薫
チラリと日花を盗み見てあることに気がついた
藤薫
私がふっと笑うと、日花がこちらを見てぴっと親指を立てた
コメント
1件
え、オウさんが……?……あ、そっか、だから……なるほど…… だから前の話の最後にヴィスタリア様に剣を向けたんだ……💦前世から今世まで利用され続けていたオウさんが本当のことを話した時、皆の雰囲気が少し悪くなりかけた中エルさんが声を上げたところはめちゃくちゃ最高だった……🥲✨ ゼロさん……!!ゼロさんは初めからオウさんのことも気づいてた、ってやっぱり凄い人なんだなあ……