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やかんちゃん🍟🍄🟫
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新連載
『君たちの知らない僕のすべて』
北斗くん余命宣言受けます
地雷さん🔙
それでは
START
その日、俺の人生には、誰にも言えない明確な締め切りが設定された
都内の病院の、やけに白い診察室
淡々と告げられた進行性の病名と、「長くて、次のツアーの千秋楽まで」という具体的な余命の数字
頭の芯が急激に冷えていくような感覚の中で、俺が最初に思ったのは「死ぬのが怖い」ではなく、グループのことだった
北斗
我ながら、重症のアイドルオタクだと思う
病院を出て、迎えの車に乗り込み、スマホを開く
SixTONESのグループチャットには、いつも通りくだらない動画や、大我の自撮り、樹の「今日メシ何行く?」というメッセージが、通知の数字を増やしていた
画面の向こうにある、五つの眩しい光
もし俺がこの病気のことを話せば、この光は一瞬で曇るだろう
みんな優しすぎるから、きっと俺を庇って、仕事をセーブさせようとしたり、腫れ物みたいに扱ったりするに違いない
そんなのは、死んでも嫌だった
同情されたくない
俺は死ぬその瞬間まで、彼らと対等な『SixTONESの松村北斗』でいたかった
北斗
俺はスマホをポケットに押し込み、小さく息を吐いた
これが、俺の人生最後の、そして一番大きな孤独な嘘の始まりだった
コメント
1件
第1話、読み終えました。余命宣告を受けたアイドルが「言わねぇよ、絶対」と孤独な嘘を選ぶラスト、胸が締め付けられました。「次のツアーの千秋楽まで」という具体的な数字が、北斗くんの生きる時間をリアルに突きつけてきて……。グループを想うがゆえの沈黙、すごく切ないです。これからの選択、見守らずにいられません🍀