一方シオンはおかゆの後を追いかけていた。そしておかゆを 抱きしめて慰めているころねを見つけた。
紫咲 シオン
シオンは大きな声で言った。
戌神 ころね
言い返すころねにシオンは更に言い返した。
紫咲 シオン
だがころねもひるまない。
戌神 ころね
シオンはその言葉が胸にナイフを刺されたかのように突き刺さった。 ころねは続ける。
戌神 ころね
シオンは膝から崩れ落ちてしまった。それを見たころねは小さな声で
戌神 ころね
と言った。その後疲れた顔で
戌神 ころね
と言った。それを聞いたシオンは、何かに気づき走っていった。
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