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白布の対応イケメンすぎかて。
○○ちゃんの婚約者は私だぁぁぁ
うん。最高。これ以上言うことはありません。 あと、見るの遅れてスミマセン。
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
インターハイが終わって無事に白鳥沢に帰ってきた私達
明日からお盆休みで部活動は無い
△△ ○○
川西 太一
白布 賢二郎
△△ ○○
五色 工
山形 隼人
瀬見 英太
△△ ○○
白布 賢二郎
瀬見 英太
大平 獅音
天童 覚
牛島 若利
天童 覚
牛島 若利
牛島 若利
天童 覚
△△ ○○
川西 太一
△△ ○○
△△ ○○
川西 太一
△△ ○○
川西 太一
川西 太一
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
私は美琴のいない部屋で1人荷物を詰めていた
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
沢山沢山引き返そうとした
帰るくらいなら野宿がいいかなとも思った
けれど、帰ってこいって連絡が来てしまった以上、帰るしかない
数ヶ月ぶりにきた自分の家の前でもう15分はたたずんでいるだろう
いやだ
帰りたくない
考えても仕方ないことだけがグルグルと頭の中で渦巻いている
大きなリュックをしっかり背負い直して1度深呼吸
ドアに手をかける
あとはもう引くだけで良いだけの動作
それすらも、自分の気持ちが拒む
ガチャっ
△△ ○○
私が引いた訳じゃない
中から出てきたのは
△△ ○○
○○母
○○母
○○母
△△ ○○
○○母
○○母
△△ ○○
○○母
○○母
△△ ○○
○○母
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
○○母
○○母
△△ ○○
私はそっとヘアピンを外すとポケットにしまった
○○母
○○母
△△ ○○
△△ ○○
○○母
○○母
△△ ○○
久々の家の中は私が白鳥沢に入る時と大して変わってない
割れたガラスの破片が今でも散っていたり、ビールやお酒の缶が散らかっていたり
△△ ○○
○○母
△△ ○○
お母さんが出ていったのを確認して、私は大きなビニール袋を取り出した
可燃ごみ、不燃ごみ、ビン、カン
オンボロの掃除機を取りだしてガラスの破片を掃除する
机の上を軽く布巾で拭いて洗濯機に放り込む
畳まれてない山ずみの洋服を1枚ずつ畳んで、洗濯機も回す
ワイシャツやジャケットは綺麗にアイロンをかけて、洗濯機が終わるとベランダに干す
流し場を見れば案の定洗われてない食器がズラリと並んでいた
△△ ○○
1階の片付けがある程度終わると2階の自分の部屋に向かった
ホコリを被った薄暗い部屋
カーテンを開けると余計にホコリが目立った
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
まだ始まったばかりなのに、早く終わって欲しくてしょうがない
寮に戻って、授業受けて、部活して
そんな当たり前になっていたはずの日常が凄く遠くに感じる
△△ ○○
平和な世界に甘やかされて
大嫌いな現実を忘れかけていた
たどり着く場所は結局ここなのに
○○母
△△ ○○
○○母
○○母
△△ ○○
○○母
うちのお母さんは普通だ
何も無ければ
何も、なければ
夜
○○母
△△ ○○
食卓にならんだ晩御飯はお世辞にも美味しそうでは無い
丸焦げの魚
ベチャベチャのご飯
濁った色の味噌汁
唯一食べれそうなのは市販のプリンだけだろうか
○○母
△△ ○○
○○母
ガチャっ
○○母
○○母
○○父
○○父
○○父
お父さんは私を冷たい目で見下ろす
△△ ○○
私は星座をしてペコッと頭を下げる
○○父
○○父
○○母
△△ ○○
○○母
○○父
△△ ○○
地獄の時間
美味しくも無いご飯を、美味しそうに食べる演技
顔に出してもダメ
咳き込んだりむせたりもダメ
もちろん残すのもダメ
まるでなんかの周期のように襲う吐き気が気持ち悪い
美味しくない
不味い
食べたくない
でも、食べなきゃ
痛い目を見るのは私だ
○○母
△△ ○○
○○母
△△ ○○
○○母
△△ ○○
○○母
○○母
○○母
ガシャンっ
勢いよく、お母さんが机の上の食器をひっくり返す
お皿がバリンっと割れて破片が床に散る
料理がベチャッと床に落ちて、コップに入っていた水もこぼれる
△△ ○○
○○母
バシッ
△△ ○○
お母さんは人が変わったように形相を変えて、私の右頬に平手打ちをした
○○母
○○母
○○母
○○母
○○母
○○母
△△ ○○
○○母
バシッ
△△ ○○
○○母
○○父
○○父
△△ ○○
○○父
お父さんは私の髪を乱暴に掴むと勢い良く引っ張った
△△ ○○
△△ ○○
○○父
△△ ○○
夜 10:00
お父さんのおしおきが終わったあと、私は部屋にあったリュックをひったくるように持って家を飛び出した
最初から、帰ってはいけなかった
皆がインターハイを頑張っているのを見て、自分も少しだけ苦手なことにチャレンジできると心の隅で思っていた
でもそんなの間違いだった
あの両親を克服なんて無理だった
向き合おうなんて無理だった
最寄りの駅まで走って
電車に乗ってまた走って
おばあちゃん家の近くの公園まで来た
おばあちゃんは家にいないから当然家に入れて貰えないことはわかっていた
でもあの家にいることは耐えられなかった
朝になったら、おばあちゃんの病院に行って家の鍵をもらおう
そんな漠然とした考えでここまで来た
トンネルになってる遊具に入り込んで膝を抱える
もしかしたら追ってくるかもしれない
そんな恐怖に身を縮めていた
怖い
怖い
怖い
嫌だ嫌だ嫌だ
もう殴らないで
怒鳴らないで
痛いよ
髪の毛引っ張らないで
殴るのも蹴るのもやめて
私は弱い
逃げて逃げて
立ち向かうことも向き合うことも出来ない
何も変わってない
白鳥沢に入ったのも、結局逃げるため
死ぬことよりも、ずっと怖いもの
お父さんとお母さん
誰か助けて
なにそれ人任せじゃん
私を助けてくれる人は居ないよ
ほら、弱くなってる
他人任せで無責任
自分は自分で守らなきゃダメだよ
他の奴らなんて信じるな
自分だけ信じればいい
いや、それも違う
私は、自分を信じたから今こうなったんだ
じゃあもうどうしたらいいかわかんないよ
ポケットに入れたままだったヘアピンを強く握り込む
今、どこにいるの?
名前、なんだったけな
確か───
?
ビクッ
背後から、声をかけられた
男の人の声だ
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
ぎゅっと身を固くすることしか出来なかった
?
グイッと腕を引かれた
△△ ○○
△△ ○○
恐怖のあまり、叫んだ
涙もボロボロ流れてきて、本当に情けない
でも怖い
怖くてたまらない
夏なのに冷えた手が震えてしょうがない
助けて
助けて…!
△△ ○○
無意識に、彼の名前を呼んでいた
けどその声はかすれてちゃんと音になっていない
△△ ○○
ぼやけた視界を恐怖のあまりに強く閉じた
?side
ジャン負けのおつかいの帰り道だった
家の近くの公園付近を歩いてた
街灯に照らされた遊具の中に、見覚えのある背中が見えた
視力は良い方だから見間違えるはずがない
?
?
声をかけても、彼女はぎゅっと身を縮めてこっちを向かない
?
なんだか様子がおかしくて、体調でも悪いのかと思った
少し乱暴に、腕を引いた
△△ ○○
△△ ○○
一瞬、言われた意味がわからなかった
人間違いかとも疑った
普段の様子とあまりにも似合わない表情と動揺
?
△△ ○○
?
ふと、○○が俺の名前を呼んだ
消え入りそうな小さな声だった
涙で濡れたぐちゃぐちゃの表情で
助けをすがるような小さな声
怯えて震える冷えた手
何があったかなんて知らない
なんでここにいるのかも知らない
けど、今は
ギュッ
俺は怯える○○を優しく抱きしめた
今は理由なんてどうだっていい
ただ、
白布 賢二郎
白布 賢二郎
ただ、少しでも怯える気持ちが和らいで欲しい
白布 賢二郎
力強く、何度も言い聞かせる
次第に落ち着いてきたのか震えも治まってきて
涙も止まったようだ
ゆっくりと体を離す
白布 賢二郎
暗がりでよく見えなかったが、頬が赤い
思いっきり叩かれたような跡だ
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
俺はまだ戸惑い気味の○○の腕を掴むと家の方角へ歩き出した
○○side
暗い夜道を白布に手を引かれて歩く
今は恥ずかしさとか情けなさよりも申し訳ない気持ちと
ありがとうの気持ちの方が強い
腕を掴まれてたはずの手はいつの間にか優しく繋がれている
いつもならすぐ振りほどいてしまう手も
今は寂しさゆえか離したくない
いつも口の悪い彼の
無言での優しさ
不覚にも安心してしまって素直に彼の後をついていく
白布家
白布 賢二郎
△△ ○○
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
玄関で出迎えてくれたのはニコッと笑顔の優しげな大人っぽい人だ
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布母
△△ ○○
白布の兄 想二朗
白布母
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布母
白布のお母さんは私に近寄ってくると両手を握ってずいっと顔を近づけた
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布母
白布母
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布母
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布母
白布母
白布母
白布のお母さんは楽しそうにスキップで去っていった
白布の兄 想二朗
△△ ○○
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
△△ ○○
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
△△ ○○
白布の兄 想二朗
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布母
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
私は荷物をおろして少し遠慮がちにソファの隅に座った
それを確認した白布はキッチンの方から何かをとってきた
そしてその何かをそっと私の頬に押し当てた
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布の兄 想二朗
ビクッ
2人並んでパンを食べ始めたら、リビングのドアの近くで白布のお兄さんが少しびっくりしたようにこっちを見ていた
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
白布の兄 想二朗
△△ ○○
白布 賢二郎
流石の私でも失言
そのセリフは聞き捨てならない
△△ ○○
白布の兄 想二朗
白布 賢二郎
白布の兄 想二朗
△△ ○○
でも、なんだか
この2人の言い合いとか、家族の雰囲気とかすごく
温かいな
ぬっし
ぬっし
ぬっし
△△ ○○
ぬっし
ぬっし
ぬっし
△△ ○○
ぬっし
△△ ○○
ぬっし
△△ ○○
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし