引っ越してきたお隣さん
ピンポ〜ン…
ドアのチャイムが鳴る
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解錠して
玄関ドアを開ける
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軽く会釈
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紙袋の中身はタオルと
綺麗にラッピングされた
高級感のあるお菓子の個包装
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(そういえば…)
(隣の部屋空いてて)
(静かだったけど)
(ここ最近になって)
(何か慌ただしかったのよね…)
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改めて紙袋の中身を見て
口角を上げた
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ヤキモチ
夕方
と言っても
空はまだ明るい
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💗♀
ベランダの外に出て
ぼ〜っと黄昏れている
ここは団地の敷地内にあるアパート
新築ではないけど
外観的に古さは感じさせない
快適な空間
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💗♀
すると
ずっと静かだった隣の部屋から
何やら賑やかな声が
聞こえてきた
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隣のベランダの窓が開く
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と
後ろからもう1人
背が高い彼が出てきた
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🖤
🖤
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🖤
🖤
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💚♀
🖤
と
お隣のカップルは
楽しそうに笑いながら
引っ込んでいった
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💗♀
💗♀
ヤキモチではないものの
どこか悔しさを滲ませている
💗♀
(1人はつまんないな〜…)
来るべき待ち人は
帰ってくるのだろうか―
夜は悶々…
💚♀
🖤
2人で仲良く
布団に横たわってイチャイチャ
🖤
💚♀
💚♀
💚♀
🖤
誰にも邪魔されない
2人だけの世界
一方―
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💗♀
お隣のこちらは
小さい灯りは点いてるものの
薄暗い部屋でただ1人
ため息ばかりついている
💗♀
💗♀
彼女💗の待ち人は
このところ帰りが遅い模様
連絡もなく
朝帰りする事も度々あり
待ち侘びる彼女💗の表情には
苛立ちが見えている
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ため息つきながら
壁の向こうを見つめる
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楽しげな声が
壁越しに聞こえてくる
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💗♀
💗♀
そのまま壁際に近づき
じっと耳を済ませる
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少しの間無音状態だったが
微かな息遣いと
リップ音が聞こえ始めていた
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既読つかず
スマホの画面を開くと
新着メッセージの通知が
ズラズラと
鬼のように連なっている
💙
💙
💙
ため息つきながら
返信のメッセージを入力
🖤
🖤
お楽しみ中の2人の声が
壁越しで聞こえてくる
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壁にひっついて
耳をそばだてている
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💚♀
甘い吐息混じりの○ぎ声と
時々早くなる息遣い
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💗♀
色々と妄想を膨らませていると
―♪(メッセージ通知音)
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通知見ただけで
そのまま放置
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返信もなければ
既読もつかない
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💙
💙
💙
💙
興奮状態
🖤
🖤
🖤
💚♀
寝たまま後ろから愛撫
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💚♀
💚♀
吐息が止まらない
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💗♀
💗♀
壁越しで艶声を聞いているうちに
♀としての“さかり”がついたようで
自然と淫らな指が動いていた
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💗♀
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―
ピンポ〜ン♪
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返事がない
💙
💙
💙
合鍵で玄関を開けて
部屋の中に入る
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💙
💙
💙
下着は丸見えでお尻は丸出し
着衣は乱れ肌も露出
あまりにも無防備な格好で
寝っ転がっていた
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💙
💙
💙
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気だるそうに起き上がり
タオルを用意する
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♀同士
出先からアパートに戻り
玄関ドアの鍵を開ける
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偶然後を追うように
お隣の彼女💚も戻ってきた
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💚♀
♪―(バイブ通知)
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彼女💗に背を向けて
バッグからスマホを取り出す
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自室玄関の鍵を開ける
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彼女💗の部屋でまったりくつろぎながら
仕事や私生活のことなど
♀同士の話に花を咲かせていた
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ふと隣に座る彼女💗の
胸元に目が止まった
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腰を上げようとするも
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まとわりついて阻止
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そのまま押さえ込まれる
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♀同士の
魅惑な世界に
引きずり込まれる―
“百合” の世界へと誘う
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💚♀
♀同士でも
まじまじと見つめられると
ドキッとしてしまう
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くちびるや頬に
軽めのキスを落とす
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服の中に手をそっと忍ばせて
モソモソさわさわ
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そっと手のひらで包まれるような
ソフトな感触が伝わる
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隠せない色香(フェロモン)
彼🖤が帰ってきた
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彼女💚のうなじに鼻を近づける
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💚♀
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💚♀
(もしかしたら…)
(さっき💗ちゃんから)
(“キレイになれる”って薦められた)
(あのハーブティー飲んだからかな…)
(ほのかに甘い香りしてたわ…)
🖤
🖤
色香放つ首筋に口づけを落とす
💚♀
💚♀
🖤
降りしきるシャワーを浴びながら
さっきまでのことを思い出している
💚♀
💚♀
💚♀
すっかり“あの”快楽に
酔いしれている
思い出すだけで
身体は火照り
“じゅん…”と♀が疼く
夜はまだまだこれから
💙
帰宅した彼💙に
彼女💗が後ろから抱きつく
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💗♀
機嫌が良いのか
声のトーンがいつもより明るい
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猫なで声で甘えてみたり
ちょっと拗ねてみたり
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💙
💙
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(可愛かったんだから〜…)
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布団に横たわってバックハグ
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想像しただけで
顔から火が出る
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💚♀
💚♀
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優しい口づけを交わす
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💚♀
💚♀
💚♀
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お楽しみタイム突入
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💙
彼女💗が自撮り棒を片手に
壁にくっついていた
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スマホのボイスレコーダーを使って
何やら録音している
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💗♀
💙
💙
察しがついた
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💚♀
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💚♀
(やっぱりあのハーブティー…)
(何かあるわ…)
(美容効果があるって言ってたし…)
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💚♀
下着の中に手を入れると
そこは既に
愛の泉と化していた
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指でわざとらしく音を鳴らして
湧き出た泉を掻き回す
💚♀
💚♀
💚♀
吐息混じりの甘い声が
壁越しで彼女💗の耳にも届く
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💗♀
夜の“おかず”
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立て膝でバックの体勢
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💚♀
💚♀
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💚♀
💚♀
💚♀
💚♀
💗♀
ぽかんと口が開いたまま
じっと聞き入っている
💗♀
💗♀
💗♀
彼💙も彼女💗の横で
耳をそばだてている
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💗♀
💗♀
💗♀
色々と妄想が掻き立てられる
💙
(なるほどね…)
💙
彼💙が後ろから抱く
💗♀
💗♀
💗♀
💙
💙
💙
💗♀
彼💙のお誘いに
少し照れたような笑みを浮かべる
💗♀
💗♀
(なんてね…)
◆