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返事が返ってこない。
今日もなーくんは仕事で 忙しそう。
俺は静かに部屋を出た。
大好きな なーくんの重荷にだけは なりたくない。
今はそっとしておくべきや。
だって、俺は力に なりたくても
なれないんやから。
「ジェルくんに任せる ことなんて なにもない!!」
初めてやった。なーくんから そんなこと言われたのは。
俺、頼りなかったんかな…。
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自分の無力さに呆れて そっと涙がこぼれた。
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山積みの仕事
さすがにきつい。
さっきジェルくんが 来たような……。
集中しすぎて 全然ジェルくんに神経を 向けられなかった。
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この前、ジェルくんが俺を 心配して仕事を手伝おうと してくれたときだって…
「任せることはない。」 と言ってしまった。
本当は任せるのが申し訳なくて言ったのだけど。
さすがに表現の仕方を 間違えた。
それを証明するかのように ジェルくんは とても大人しくなった。
よく、おねだりとか 甘えてきたのに
最近は全くない。
謝るべきだ、絶対に。
そう思った俺は、ジェルくんがいるであろう部屋へと 向かった。
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明らかに混乱している
そうだよね…最近はジェルくんの部屋にすら 行ってなかったから
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こうして俺らは 幸せな時間を 二人で過ごした。
END
もち
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コメント
5件
ブクマ失礼します!
神様だ....
素敵な作品をありがとうございます