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なーくん……
今………。

返事が返ってこない。

今日もなーくんは仕事で 忙しそう。

俺は静かに部屋を出た。

大好きな なーくんの重荷にだけは なりたくない。

今はそっとしておくべきや。

だって、俺は力に なりたくても

なれないんやから。

「ジェルくんに任せる ことなんて なにもない!!」

初めてやった。なーくんから そんなこと言われたのは。

俺、頼りなかったんかな…。

ポロポロ…

自分の無力さに呆れて そっと涙がこぼれた。

ふぅ……。

疲れた………。

山積みの仕事

さすがにきつい。

さっきジェルくんが 来たような……。

集中しすぎて 全然ジェルくんに神経を 向けられなかった。

あー…。

また、やっちゃったかも。

この前、ジェルくんが俺を 心配して仕事を手伝おうと してくれたときだって…

「任せることはない。」 と言ってしまった。

本当は任せるのが申し訳なくて言ったのだけど。

さすがに表現の仕方を 間違えた。

それを証明するかのように ジェルくんは とても大人しくなった。

よく、おねだりとか 甘えてきたのに

最近は全くない。

謝るべきだ、絶対に。

そう思った俺は、ジェルくんがいるであろう部屋へと 向かった。

ジェルくんいる?

えっ、どうしたん!?

明らかに混乱している

そうだよね…最近はジェルくんの部屋にすら 行ってなかったから

あっ、俺の部屋
使いたいとか?

そなら、今出るわ…!ニコッ

そういう訳じゃないよ、
ジェルくん。

最近かまってあげられなくてごめんね。

それに…任せることはない
なんてバカなこと
言っちゃって………。

いや…俺なんて実際
なんも出来んわけやし…。

そんなことない!!
いつも俺のこと気遣ってくれて、支えになってくれてる。

これ以上、迷惑をかけたくなくてとっさに出た言葉があんなひどいことで……。

本当にごめん。

じゃ、じゃあ…
俺のこと嫌いとかそういうことは思ってないん?

好きなのに
思えるわけないよ…

あぁ~…ポロ
よかったぁ……

俺、絶対にな-くんに嫌われてると思ってて……ポロポロ

うん…ごめん……

もう…そんな謝らんで
ええよ……!

ごめん…

言ったそばからw

………。

なーくん大好き。

俺もジェルくんのこと
超好きだよ。

ありがと。

でも、もうちょっと俺に
頼ってもいいんやで?

…でも……

だーめ。俺が
そうしたいの!!

わかった、ありがとう
ジェルくん!チュ…

!?

いっ、いきなりは
反則やん///

ちょっと可愛すぎて。

……///

なーくん…。チュッ

えっ……

仕返し///

こうして俺らは 幸せな時間を 二人で過ごした。

END

もち

こんにちは。
もちです。

もち

遅くなってしまい
申し訳ないです……。

もち

一応リクエストの
紫橙でした。

もち

「上手くいかない」の紫橙バージョンということだったのですが、大幅に内容を変えてしまいました🙇💦

もち

それでは
またの機会に。

この作品はいかがでしたか?

350

コメント

5

ユーザー

ブクマ失礼します!

ユーザー

神様だ....

ユーザー

素敵な作品をありがとうございます

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