武道
いったた…
目覚めたら俺は牢の中にいた。
ドアと窓しかなく、窓は外からがっちりしめられていて助けは呼べない。
武道
あのお兄さん……に…
電気はあるんだろうけど消してあって、窓から入る光しかない。
武道
はぁ…
武道
動いてみよっと(ス
ドシャ
武道
…
武道
足に重りついてた…
暗いからみえねぇよ… 固定されてるのは少しわかってたけど!
武道
ゆういつ使えるのは手だけ、か
俺が考え出したその時
カチャ
ドアの音がして、 その音の方向に振り向いた
武道
(バッ
???
よぉ、お目覚めですか?
紫のウルフカットの男性…そう
武道
ひ…るまのお兄さん…
???
はは、昼間のお兄さんって思われてたんだ、ちょっとショックかも笑
武道
え?
???
俺達、昔に会ったことあるよ。
武道
…え?
???
ほらほら〜、六本木仕切ってたじゃんか
武道
え…っと
俺は記憶を辿っていった
武道
あ、竜胆…くん?
竜胆
せいかーい
武道
俺達…話したことなくないすか?
武道
なのになんで…
竜胆
…付いてきてもらえる?
俺の質問には答えなかった。
俺はついていくことにした。
竜胆君がいるなら…そう思ってしまったからだ
武道
…はい
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