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若井と一緒に居るとすごく楽しい。
素直に笑えるし、頼りにもなる。
意外と面倒見がよくて、几帳面な若井に、ぼくはついつい甘えてしまう。
同い年なのに、お兄ちゃんみたいな感じに思ってるのかも。
チラッと左後ろを見ると、友達とはしゃいでる若井が見えた。
ぼくと一緒に居る時には見せない顔に、心が何故かモヤッとする。
相変わらず、若井は教室ではあまりぼくに話し掛けて来ない。
それが有難いと思ってたのに、最近は少し寂しい気持ちにもなるから意味が分からない。
あの騒がしい集団の仲間になりたい訳じゃないのに…
大森
ボーと若井も見ていると、若井がぼくに気付いて小さく手を振る。
それが、嬉しくて、恥ずかしくて、ぼくはすぐに目を逸らした。