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#異次元
とりぴぃ〜
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ぅみ 🖤🎀🪽
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ある日の昼下がり
からぴちのグループ通話からは、いつも通りの賑やかな笑い声が響いていた
コンビニでお菓子やアイスを山ほど買い込み、撮影場所へと歩く俺ーーゆあんの耳に、大好きな仲間たちの声が届く
じゃぱぱ
画面の向こうで、リーダーのじゃぱぱが少し急かすように声をあげる
うり
いつものうるさく、明るいうりの声
俺の口元が自然と緩む
ゆあんくん
じゃぱぱ
たっつん
通話に割り込んできたたっつんの豪快な笑い声に、「ごめんごめん!」と笑いながら、ゆあんがアイスの袋をガサゴソと鳴らす
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
「ケチ〜」と拗ねるうりの声
ポッケに手を突っ込むとそこにはちゃんとうりへのプレゼントが入っていた
受話口の向こうから、他のメンバーたちのガヤガヤとした楽しそうな声が漏れ聞こえてくる
大好きな仲間たちと、いつも通りの、大好きな日常
スマホを耳に当てたまま、俺は一歩、横断歩道へと足を踏み出した
歩道の信号は、青
――その笑顔が、引きつったのは一瞬だった
mob
mob
周囲の突発的な悲鳴と、誰かの焦った叫び声
赤信号を無視して猛スピードで突っ込んできた大きな影が、俺の視界を塞ぐ
何事かと振り向いたときには、もう遅すぎた
ゆあんくん
――キィィィィィィィッ!!!!!
――ドガンッ!!!!!
鼓膜を突き刺すような金属音
俺の視界が、ぐにゃりと歪んで一回転する
手から離れたスマホが、冷たいアスファルトの上を何度もバウンドして遠くへと転がっていった
少し離れた場所で、虚しくスピーカーから漏れる声は、もう俺の元へは届かない
うり
通話の向こうで、うりの声が一瞬で強張る
じゃぱぱ
じゃぱぱの必死の叫び
マイクが音を拾うたびに、スピーカーがガサガサと音を立てる
さっきまで笑い合っていたメンバーたちの、パニックになった悲痛な叫び声
しかし、俺の体からは、ぽつり、ぽつりとアスファルトへ赤い雫が落ちていく
俺の視界は、急速に光を失い、冷たい深い闇へと沈んでいこうとしていた
頭は激しく痛み、胸の奥が、ぎゅっと締め付けられるように熱い
ゆあんくん
ゆあんくん
指一本すら、自分の意志では動かせない
耳の奥で、みんなの声がどんどん遠ざかっていく
ゆあんくん
薄れゆく意識のなかで、いつも一緒にふざけ合ってきた、12人の眩しい笑顔が頭をよぎる
まだ、何も返せていない
まだ、何も伝えていない
こんなところで、終わるわけにはいかないのに
ゆあんくん
さよなら、言ってな、い……っ
プツッ……
無機質な電子音と共に、繋がっていた通話が切れる
それと同時に、俺の意識は完全に暗転した
静寂が支配する、真っ暗な世界
誰もいないはずのその闇の奥から、突然――バサッと羽が羽ばたくような音が聞こえた
冷たい闇の空間に、どこか現実離れした真っ白な光が差し込む
俺の意識が完全に手放されたその場所へと
誰かが上空から静かに舞い降りてこようとしていた