TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

文化祭まであと5日。

教室はもう完全に喫茶店で

黒板はメニュー表、

壁はレースのカーテンでふわふわ。

放課後6時半、

ほとんどの生徒は帰ったけど

くにと他の生徒たちで

最後の仕上げをしてた。

🎯

くにが脚立に乗って

天井のガーランドを右に寄せる

そしたらくにが急に

💤

あっ…ちょっと待って…

って小さく呟いた瞬間、

くにの身体がぐらっと傾いた。

💤

うわっ…!

その瞬間、俺は身体が勝手に動いていた。

🎯

くにっ…!!

落ちてくるくにの腰を

両腕でがっちり受け止めた。

💤

っ…!?

くにの身体が俺の腕の中で 小さく跳ねて

熱い息が首筋にかかって、

🎯

っ…!

心臓が一瞬止まったかと思うくらい ドクンって鳴った。

 

くにが俺の胸にしがみついたまま、

びくびく震えている。

🎯

危ねえだろ…。

🎯

怪我すんなよ。

声、掠れてた。

息が荒すぎて、自分でも恥ずかしくなった

M

え…え…え……!?

M

こったろ先生、
めっちゃかっこいい…!

❣️

くにお大丈夫…!?

❣️

てか、こったん先生の
抱きとめ方やばくね??

M

ちょっと映画みたい…。

って騒ぎ始めて、

現実に引きとめられる。

 

くにを降ろそうとしたけど、

足がガクガクしてて、

自然と俺の肩にしがみついてくる。

🎯

…っ

顔、めっちゃ近い。

唇が…触れそうなくらい…近い。

🎯

…おい。くに、大丈夫か?

声が震えすぎて自分でもびっくりした。

💤

だ…大丈夫…です。

裏返った声で答えていた。

耳も真っ赤。

……もしかして俺も真っ赤か…?

 

腕はまだくにの腰に回したままで

離せなくて。

「離したら、もう二度とこんな近い距離に なれない気がする。」

って本気で思った。

🎯

ほ、ほんとに大丈夫?

🎯

頭打ってない…?

つい、くにの頭を撫でて

髪くしゃくしゃにして確認してたら

💤

ちょ、ちょっ…こた先生…!

💤

みんな見てるって…!

くにが小声で慌てて言って

俺は、はっとして周りを見渡して

ようやく腕を離した。

顔が熱すぎて死にそうだった。

🎯

…ごめん。

少し咳払いをした。

M

いやいやいや!

M

めっちゃキュンって
しました!

M

先生、めっちゃ
ヒーローでしたよ!?

M

写真撮っちゃった…!

M

これ、クラスLINEに
上げていいですかー?

🎯

あげんなよ!!

教室が賑わってる中、

くにが恥ずかしそうに 俺の後ろに隠れた瞬間、

反射的にくにの頭に手を置いて

🎯

🎯

もう脚立乗るな。

🎯

お前は危なっかしいから。

🎯

俺がやる。

少し、照れくさかった。

💤

…はい。

そのあと俺が脚立に乗って

くにが下でガーランドを渡してくれた。

 

作業が終わって、

教室に2人だけになったとき、

🎯

もう終わりだろ?

🎯

くに、帰るぞ。

💤

あの…!

突然、くにが口を開く。

💤

…さっきは
ありがとうございました。

くにが俯いて耳まで真っ赤にしてて、

胸がぎゅってなった。

🎯

別に。

🎯

お前が怪我したら、

🎯

俺が困るだけだから。

声が震えていたのが自分でも分かった。

💤

…うん。

くにが頷いて、

チラッと俺を見上げてきた。

その目が、潤んでて、甘くて。

🎯

…っ

もう駄目だ。

くにのこと…ほんとに好きだ。

世間が許されない恋

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

66

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚