この作品はいかがでしたか?
100
この作品はいかがでしたか?
100
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの空の
雲の上には、何があるだろう。
そこに
"あの人"はいるのだろうか。
永瀬 優斗
永瀬 優斗
永瀬 優斗
永瀬 優斗
そんな
些細なことを考えていた。
永瀬 優斗
いつの間にか
知らない場所に来ていた。
見たことの無い、神社が目の前に立っている。
永瀬 優斗
体が勝手に動き
赤い鳥居をくぐる。
永瀬 優斗
鳥居の奥には
ボロボロの、賽銭箱。
そしてその周りに
たくさんの紙が落ちていた。
永瀬 優斗
永瀬 優斗
1枚拾ってみると
誰かの名前のようなものが書かれていた。
永瀬 優斗
ふと周りを見渡して
永瀬 優斗
ある1枚の紙を見た瞬間
目に水が張る。
永瀬 優斗
秋原 真衣
僕の──幼馴染。
4年前のこと───
僕らはいつも通り、一緒に下校していた。
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
秋原 真衣
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
永瀬 優斗
秋原 真衣
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
ドンッ!
秋原 真衣
あの日、滅多に車の通らない場所で
運悪く
大型トラックが来た。
真衣はそれに引かれて───
永瀬 優斗
永瀬 優斗
財布から五円玉を出し
賽銭箱に入れる。
そして
強く──強く願った。
永瀬 優斗
気がつけばそこには
雲ひとつない満点の星空。
永瀬 優斗
見慣れた景色では無いし
さっきの不思議な神社でも無い。
?
永瀬 優斗
?
永瀬 優斗
この顔は
この見慣れた顔は──
秋原 真衣
永瀬 優斗
そうか、僕は死んだのか
死因は何だろう?
まぁ、そんなことなどどうでもいい。
真衣に会えたのだから。
秋原 真衣
彼女のくりくりとした目が
不思議そうにこちらを向く。
ああ
真衣に会ったら、伝えたいことがあった。
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
秋原 真衣
永瀬 優斗
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
秋原 真衣
真衣の手には
キラキラと光るキーホルダー。
永瀬 優斗
秋原 真衣
秋原 真衣
秋原 真衣
永瀬 優斗
そういえば、誕生日だったな。
永瀬 優斗
秋原 真衣
永瀬 優斗
永瀬 優斗
秋原 真衣
真衣に言いたいことを
伝えた瞬間
僕は光に包まれ、元の神社にいた。
永瀬 優斗
夢だったのか
現実だったのか
そんなことも迷うくらい
ありえない出来事だった。
だけど
永瀬 優斗
僕の手には
真衣から貰ったキーホルダーが残っていた───
永瀬 優斗
永瀬 優斗
僕は
君に会えたことを忘れない───