テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

司こは

第10話 - 教えて教えられて

2024年01月22日

#プロセカ

#小豆沢こはね

#天馬司

#司こは

#もっと公式でも絡んでくれや

れんげ

私

司こはのストーリーの第九話です｡

私

温かく見守ってあげてください｡

私

イベントのネタバレ注意です！！

翌日　宮女

こはね

ｽﾞｷｯ

こはね

(結局頭の痛み治らなかったな...)

こはね

(皆には心配かけたくないし...)

こはね

(今日も何とか隠し通さないと...)

ガラッ(ドアを開ける音)

こはね

ん?

一歌

こはね､おはよう

穂波

おはよう､こはねちゃん

こはね

あ､二人共おはよう！

こはね

(うん...いつもと変わらずに話せてる...)

こはね

(このまま放課後までやり過ごそう...)

昼休み

こはね

(よし...何とか昼までやり過ごせた...)

こはね

(後は午後の授業を受けて､司さんとの練習に行って...)

こはね

(その後は...)

咲希

...ねちゃん

咲希

こはねちゃん！

こはね

！！

こはね

咲希ちゃん?

こはね

どうしたの?

咲希

えっと...お昼ご飯一緒に食べようと思ったんだけど...

咲希

こはねちゃん...大丈夫?

こはね

え?

咲希

アタシが何回呼んでも､ぼーっとしてたから...

こはね

あ...

こはね

ごめんね！最近練習が忙しいから､少し疲れてて...

こはね

でも大丈夫だよ！

咲希

そう?なら良いけど...

放課後

校門前

こはね

..........

こはね

(危ない...咲希ちゃんにバレる所だった...)

こはね

(何とか誤魔化せたから良かったけど...)

こはね

(気をつけないと...)

こはね

..........

こはね

司さんまだかな...

司

おーい小豆沢！

こはね

あ､司さん！

司

悪い､少し遅れてしまったな...

こはね

いえ､私もそこまで待っていないので大丈夫ですよ！

司

そうか､では行くとするか｡

こはね

はい！

天馬家

こはね

お邪魔します｡

司

練習の用意は昨日やっておいたから､早速始めるとするか｡

こはね

はい､よろしくお願いします！

リビング

司

それじゃあ早速､今日の練習の事だが...

司

前回やった事をもっとできる様にしていこう｡

こはね

はい､分かりました！

司

じゃあオレに続いてくれ｡

司

いくぞ...

司

〜〜〜♪〜〜♫〜〜

司

〜〜♪〜〜〜♬♩〜〜〜

こはね

〜ーー♩♩〜〜ー

こはね

〜〜ー♪♩〜〜ー

こはね

(よし､ピアノはいい感じ...)

こはね

(後は歌に繋げれば...！)

司

(次は小豆沢の歌だ...)

こはね

〜ーー♪ーーー！...

こはね

〜〜ー♫ーー！！！...

こはね

(うっ...)

こはね

(歌う度に頭に響いてズキズキする...)

こはね

(でも...)

こはね

(ここで歌うのを止めたら司さんに怪しまれちゃうかも...)

こはね

(何とか我慢しなくっちゃ...)

こはね

(大丈夫...杏ちゃんや咲希ちゃん達も誤魔化せたんだから...)

こはね

(このまま最後まで...)

こはね

ーー〜♪♩ーー！！...

こはね

ーーー♫♫ーーー！！！...

司

(ん?)

司

(何だか小豆沢の歌声がこの前と違う?)

司

(歌い方が変わったのか?)

司

(いや､でも...)

司

(何だか苦しそうな歌声だ...)

司

..........

司

(もしかしたら...)

こはね

...ふぅ

こはね

(何とか最後まで歌い切れた...)

こはね

(司さんにも多分バレてないはず...)

こはね

司さん､どうでしたか?

司

..........

こはね

司さん?

司

小豆沢...

司

何か...オレに隠してる事ないか?

こはね

え...?

こはね

隠している事...?

司

あぁ...

司

さっきの歌声は確かに素晴らしかった...

司

だが...

司

それと同時に､どこか苦しそうだったんだ...

こはね

え?

こはね

(何で...司さんにバレてる⁉︎)

こはね

.....隠してることなんて無いですよ！

こはね

司さんの勘違いじゃないですか?

司

小豆沢

こはね

..........

司

.....済まん､触るぞ｡

こはね

え?

司がこはねのおでこに触れる

司

.....やっぱりな

司

小豆沢､熱あるだろ

こはね

..........

司

どうして黙っていたんだ｡

こはね

.....ごめんなさい

こはね

実は...

司

なるほどな...

司

オレにタダで習うわけにはいかないから､バイトをしようと...

司

だが､学校や白石達との練習もあり､面接の練習をする時間がない...

司

だから寝る時間を削っていたのか...

こはね

はい...

司

だがどうして白石達や咲希達に､隠す必要があったんだ?

こはね

私自身が､バイトをしようって決めたんです...

こはね

だから､これ以上私の都合で皆に迷惑をかけたくなくて...

司

小豆沢...

司

オレは練習代とかは別に気にしていないぞ｡

司

だからこれ以上､小豆沢の身を削るのは...

こはね

いえ...

こはね

それだと私が納得できないんです...

こはね

せめて何か相応のお礼を...

司

..........

司

(小豆沢がこんなにも苦しんでいたのにすぐに気づけないとは...)

司

(オレも反省しないとな...)

司

(オレは本当に､練習代なんていらないんだがな...)

司

(小豆沢に対して相応の礼か...)

司

(何かないのだろうか...)

司

..........

司

(小豆沢...小豆沢と言えば...)

司

(歌...)

司

！！

司

分かったぞ！！！

こはね

え?

司

小豆沢とオレ､どちらも相応に対してメリットが生まれる案をな！！

こはね

え⁉︎

こはね

本当ですか⁉︎

司

あぁ...その案は...

司

小豆沢がオレに歌を教えるんだ！！

こはね

え､歌を?

司

あぁ！！

こはね

えっと...どういう事ですか?

司

つまりだな...

司

オレは今小豆沢にピアノを教えてる｡

司

そして...

司

小豆沢がオレに歌を教えることになる｡

司

そうすれば､お互い同じ状況が生まれるからな

司

これならば､相応の対価になるんじゃないか?

司

まぁ､小豆沢のピアノを教えてる期間だけにはなるが...

司

どうだろうか?

こはね

..........

こはね

でも私なんかでいいんでしょうか...

こはね

私はまだ音楽経験も浅い方だし...

こはね

それに歌なら草薙さんがいますし...

司

オレは小豆沢がいいんだ｡

こはね

え?

司

オレは小豆沢の歌声が好きなんだ｡

司

力強くて､温かいその歌声に...

司

オレは小豆沢に教えて貰いたい！

司

駄目だろうか...

こはね

..........

こはね

(司さんはこんな私でも必要としてくれている...)

こはね

(なら...)

こはね

(私もその期待に応えたい...)

こはね

分かりました｡

こはね

私で良ければよろしくお願いします｡

司

！！

司

ありがとう小豆沢！

司

こちらこそよろしく頼む！！

練習後

司

小豆沢本当に大丈夫か...

司

無理ならば家まで送るが...

こはね

いえ､もう大丈夫です｡

こはね

ありがとうございます司さん｡

こはね

バイトの件は一歌ちゃんと､ちゃんと話します｡

司

.....分かった

司

またな小豆沢｡

こはね

はい､また次の練習で｡

こはねの家

こはね

ふぅ...

こはね

(今日は色々あったな...)

こはね

(司さんには迷惑かけちゃった...)

こはね

けど...

こはね

何だか少し楽になった気がする...

こはね

あ！そうだ､一歌ちゃんにも､ちゃんと話しておかなくっちゃ｡

こはね

一歌ちゃん今大丈夫?

一歌

こはね?うん､大丈夫だよ｡

一歌

どうしたの?

こはね

実はこの前言ってたバイトの事なんだけど...

こはね説明中

一歌

そう...だったんだ...

一歌

こはね...そんなに体調悪かったんだ...

一歌

ごめん...私全然気づけなくて...

こはね

ううん､隠してた私が悪いんだし一歌ちゃんは謝らないで！

こはね

それに私もごめんね...

こはね

折角､一歌ちゃんがバイト紹介してくれたのに...

一歌

ううん､大丈夫だよ｡

一歌

店長には私からも言っておくよ｡

こはね

ありがとう一歌ちゃん...私も直接謝りに行くね...

一歌

分かった､それじゃあまた明日ねこはね｡

一歌

あ！でもまだ体調悪かったら､無理しちゃ駄目だよ！

こはね

うん､ありがとう一歌ちゃん｡

こはね

よし...

こはね

これで大丈夫かな...

プルルルル(着信音)

こはね

ん､電話?

こはね

あ､司さんからだ！

こはね

でも司さんが電話って珍しいな...

こはね

「もしもし司さん?」

司

「小豆沢今大丈夫か?」

こはね

「はい､大丈夫ですよ！」

こはね

「もしかして次の練習の予定ですか?」

司

「あぁ...それもあるんだが...」

司

「小豆沢と話したくてな」

こはね

「え?」

司

「ダメ...だろうか?」

こはね

「い､いえ！大丈夫ですよ！」

司

「そうか､なら良かった｡」

司

「ならまず次の練習日は...」

司

「〜〜〜?」

こはね

「〜〜〜｡」

司

「それじゃあまたな小豆沢！」

こはね

「はい､それじゃあまた｡」

こはね

..........

こはね

司さん...私と話したいって...

こはね

ど､どういう事だろう...

こはね

..........

こはね

ま､まぁいいや...

こはね

きょ､今日は早く寝ようかな...

司こは

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

れんげ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

司こは

第10話 - 教えて教えられて

作者の他の作品すべて見る

#プロセカの新着小説
一覧

関連するタグ

司こは

第10話 - 教えて教えられて

作者の他の作品すべて見る

#プロセカの新着小説一覧

関連するタグ

#プロセカの新着小説
一覧