それは突然だった。
プルルルルッ
不意に俺のスマホが震えた。
そして画面には"〇〇"と表示されていた。
いつも通りの電話。
何も変わらない電話。
俺は〇〇からの着信に応えた。
松村北斗
〇〇
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
やっぱり〇〇って奴は相変わらずずるかった。
そんかことを言われたら期待してしまうのに。
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
俺は心底腹が立って仕方がなかった。
〇〇を奪っておいて?ましてや浮気?
この時の苛々していた俺に理性なんてもんはなかった。
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
こんなにも〇〇に愛されている目黒が羨ましかった。
自分が浮気しておいて?
なんでここまで〇〇は目黒のことが好きなんだろうか。
松村北斗
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
抑えなきゃいけないって分かってた。
分かっていたけど。
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇は多分、泣いていた。
そこから俺の事を真剣に考えてくれていることが伝わった。
だから
〇〇はとっても素敵な人だから
自分のことを"最低"なんて言わないで。
〇〇は俺に全部くれた
"特別"な人だから。
松村北斗
なにも言ってやれない自分がただ惨めで、情けなくて。
俺は大切な人も守ってやれない。
〇〇
〇〇
〇〇
ツーツーツー
電話の切れた音が重なっていく度
俺の後悔が募っていった。
〇〇を安心させられるような言葉をかけられなかったこと
〇〇に声をかけられていたなら少しは気が楽になったはずなのに
今それが出来たのは俺だけだったのに。
コメント
3件
北斗と○○が結ばれれば良いと思いました。
続き楽しみにしています!!