これは、ある不幸な少年と不幸な少女の物語である…
鳳炎 こう
はぁ…つまんねぇ
俺の名前は鳳炎こう
俺にはとある力がある その力は街一個を破壊するほど
だから俺は外に出ることを禁じられていた
俺には竜の尻尾と角がある その姿を見て街の人たちは 「竜の悪魔」と呼ばれていた…
鳳炎 こう
…外に出てぇな
窓の外を見る
李宮 ふうか
〜♪
鳳炎 こう
(こんなとこに少女?)
鳳炎 こう
おい!!お前!!
李宮 ふうか
ビクッ!は、はい!
鳳炎 こう
お前そこで何てんだよ
李宮 ふうか
え、えとこのお屋敷に私と同じ年齢の子がいるって聞いたから
李宮 ふうか
その、友達になって欲しくて!!
鳳炎 こう
っ…
鳳炎 こう
(…友達は作りたくないそう言いたいけど)
李宮 ふうか
お願いします!!
鳳炎 こう
…わかったいいよ
李宮 ふうか
やったっ!!!
鳳炎 こう
ただし俺は外には出れねぇ、お前も俺に触れたら壊れる
鳳炎 こう
だから、話す程度にしろ
李宮 ふうか
っ、けど貴方も外に出たいんじゃないの?
鳳炎 こう
っ!
李宮 ふうか
私が外に出してあげる!!
鳳炎 こう
おい!お前正気か?
鳳炎 こう
俺に触れたら壊れるってさっき言っただろ?!
李宮 ふうか
えへへ!大丈夫!!
李宮 ふうか
任せて!
鳳炎 こう
あ!おい!!
タッタッタッタッ、、、
鳳炎 こう
…苦手なタイプだ
鳳炎 こう
はぁ…
ガシャん!
鳳炎 こう
外の世界か…
ガッシャーン!!!
鳳炎 こう
っ?!
鳳炎 こう
またか…
そう、俺の能力それは 人を狂わす程度の能力と 竜神を司る程度の能力
竜神というのは竜の神だ
俺の力は日を重ねることに強くなっていった
ある、街に出た時だ
鳳炎 こう
…活気のある場所だな
街人
らっしゃい!にいちゃん一緒に飲みいかない?
鳳炎 こう
あ、いや俺はいい
街人
えぇー!いいじゃーん!行こうぜ!
鳳炎 こう
(酔っ払いか、苦手だ)
鳳炎 こう
やめてくれ、離せ
グシャァ
街人
あ、あぁ、あっあ?
鳳炎 こう
やっち…!ちが!俺はやってない!!
街人
おい!あそこだ!!
街人
捕まえろ!!
鳳炎 こう
っ!クソッ!(ダッ!
街人
あれは!竜神の子?!
街人
おい!まて!!!
タッタッタッタッタッタッタッタッ!
鳳炎 こう
俺は…やっていのに…
鳳炎 こう
なんで、この力のせいだ
鳳炎 こう
これが父さん母さんに知られたら俺は死ぬのか?
鳳炎 こう
後先のことなんて考えるな!今は逃げろ!!
結局街室禁止になったが、それが俺にとって苦痛だった
次の日
李宮 ふうか
おーい!!来たよー!
鳳炎 こう
…よう来てくれたんだな
李宮 ふうか
うん!!昨日名前言わされちゃったね!
李宮 ふうか
私の名前は李宮ふうか!よろしく!!
李宮 ふうか
貴方の名前は?
鳳炎 こう
…こう、鳳炎こうだ
李宮 ふうか
かっこいい名前だね!!
鳳炎 こう
ふ、そうか
鳳炎 こう
(嬉しいなんて思ってないこれも慈悲だ)
李宮 ふうか
ねぇねぇ!どうしてこう君は外に出れないの?
鳳炎 こう
…言う必要あるか?
李宮 ふうか
い、嫌なら言わなくてもいいよ!
鳳炎 こう
信じてくれるか?
李宮 ふうか
うん!!
鳳炎 こう
俺には不思議な力がある
鳳炎 こう
いわゆる超能力者だ
鳳炎 こう
力が危険すぎるから外に出ることは禁じられた
李宮 ふうか
そうなんだね、けど超能力者なんて憧れちゃうな!
鳳炎 こう
…は?
李宮 ふうか
だって!
李宮 ふうか
“人を守れるくらいの力があるってことでしょ?”