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高校生になって、バレー部に所属した。
1年後には研磨も入部して、弱小校だった俺らはどんどん強くなっていった。
そして高校2年生の冬のことだった。
転校生だという奴が入部したいと言ってきた。
飛雄
アルファ···か。
黒尾
飛雄
黒尾
飛雄
飛雄
黒尾
黒尾
飛雄
黒尾
飛雄
1人でブツブツ言っていた。俺の名前が可笑しかったか?
その後、飛雄とは仲良くなった。
ていうか、飛雄から一方的に話しかけてきた。
質問的な···何かをいちいち言うために。
飛雄
黒尾
飛雄
黒尾
飛雄
黒尾
飛雄
黒尾
まさか、飛雄が翔陽の兄だなんてこの時は思いもしなかった。
黒尾
俺と親の関係は凄く不仲になった。
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
黒尾
黒尾
黒尾
モブ(使い回し)
黒尾
イライラする。勝手に俺の相手選んで、いい人だって?
馬鹿みてぇだろ。こんなの。
そしてある日···事件が起こった。
いつも通り部屋で横になっていた時だった。
ガラガラ
黒尾
ブワッ
雪女(ユキメ)
これはオメガの匂い。
アルファだと嘘ついてたのか?
そんな事考える暇なかった。
アルファはヒート中のオメガを見つければ理性を失い、襲う。
それがどんな相手でも。
黒尾
雪女(ユキメ)
最悪だ。
番に···させてしまった。
なんでだ。なんでっ。
黒尾
最初の番は翔陽にしようと決めていたはずなのに。
なんでこんなオメガに。
なんでアルファだと偽ってた!!
そうだよな、こんなか弱い女がアルファなわけない。
見た目も、身長も···体格も全部オメガと一致するのに。
馬鹿、だな。
モブ(使い回し)
雪女(ユキメ)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
黒尾
何も言えなかった。言えるはずがなかった。
黒尾家は雪女ん家よりもまだ未熟。
反抗なんか出来やしない。
黒尾
オメガだと知っていながら、アルファと偽り俺の相手にさせようとした親や相手の親がウザかったけど、我慢だ。
孤爪
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾
孤爪
黒尾
黒尾
孤爪
孤爪
黒尾
黒尾
孤爪
それから俺は何もかも諦めた。
番のヒートに誘われても、キスをされても、体を触られても。
どうでもよかった。
いつか翔陽に会った時、どんな理由で離れようか···そんなことしか考えていなかった。
高校3年生になった。
入部希望の生徒がやってきて、びっくりした。
俺の運命の番が居たんだから。
ブワッ
翔陽
番がいても運命には逆らえない。
犯したい、噛みたい。
黒尾
翔陽
黒尾
黒尾
翔陽
離れないといけない。だから離そうとした。
俺の好きなやつは研磨だと嘘をついたり、無視したり、接触しようとしなかったり。
我慢した···犯さないように。
黒尾
黒尾
黒尾
孤爪
アイツを番にさせた。無理やり。
幸せになっちゃダメなんだ。
俺は···孤独で居なくちゃ。
運命の番だとしても、翔陽とは番になれないっ。
黒尾
こんな俺を許してくれ。