名も知らぬ貴方の為に舞う
私の心の臓に焼き付いた貴方の為に
貴方が私を見つけ出してくれるように
空高く、貴方に見えるように
歌い、舞い、輝き続ける
待ってるよ、王子様
高崎 薫
天川 星羅
高崎 薫
天川 星羅
天川 星羅
天川 星羅
天川 星羅
高崎 薫
天川 星羅
天川 星羅
天川 星羅
高崎 薫
高崎 薫
天川 星羅
天川 星羅
高崎 薫
天川 星羅
高崎 薫
天川 星羅
憂鬱。
私の気持ちを一言で表すなら然うだろう。
毎日同じ仕事を繰り返し、金を貰って生きるだけの“スター”。
まぁ私も“スター”に成りたいとは言ったけれど。
天川 星羅
ドゴォォォンッ!!!!
言い終わるのが先か否か、強烈な破壊音。
まるで鼓膜が弾けて飛びそうな位の、空間を裂くような。
天川 星羅
取り敢えず外の様子を確認する為に何も考えずドアを開けた。
天川 星羅
其処は何の変哲も無い普通の廊下。
薄汚いくらい真っ白で、まるでこの世界の闇を包み隠している様な。
天川 星羅
振り返った時だった。
鼻腔を劈く鉄の悪臭。
エナメルの床に広がる視た事無い真っ赤な液体。
先刻迄其処に立って居た無能なマネージャーが無様に床に寝転んで天井を仰いでいる。
間違いない。
これは。
__死んで、居る。
天川 星羅
天川 星羅
彼女の足元に紙切れが一つ。
何故か解らないけれど、勝手に紙切れに手が伸びた。
“The stars are ours.” かの星は私達の物。
不思議と心は落ち着いて居て。
だけど漠然と命の危機を感じた。其れ以外は何も無かった。心は凪いでいた。
もう動かない彼女。
血が広がって私のスカートと膝元を汚した。
春日田 麗子
天川 星羅
天川 星羅
春日田 麗子
天川 星羅
何時の間にか赤く染った右手。
其の手で握り締めた持ち手の赤い鋏。勿論、血か塗装かは解らないが。
高崎 薫の首元に付く不自然な傷跡。
天川 星羅
殺っちゃった?
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