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初めて君を見た時
覚えてるかな、
俺は桃兄がお気に入りだったんだよ
だけど、そんな桃兄は俺を見なくなった
次第に俺の笑顔もなくなり
家事全般もやるようになった
家事を失敗したりサボったりすると
理不尽に怒られる
そんな家が嫌だった
小学校低学年の頃から
家事を全部やっていた
大きくなるにつれ俺はバイトを増やしていった
そんな俺を褒めてくれる唯一の味方がいた
青
そう彼は俺をずっと見てくれる
俺は誰も信じないって誓ったのに、
赤
高校一年のある日
赤
赤
桃
桃
赤
その時
低い声で少しイラだっている桃兄が俺に言った
桃兄が少しイラだってるのを気にして、
キッチンに降りていった
またなにかされるッ
それが頭の中でぐるぐる回っていた
桃
携帯を見ながら桃兄が俺に言った
赤
青
青
桃
やばいッ
また俺が原因で喧嘩が起きちゃうッ
橙
紫
黄
赤
赤
本当は内心、大丈夫じゃない
桃兄が見てくれなくなって
家事を全部押し付けて
家事を失敗したりサボったりすると
理不尽に怒ったり、暴力を振ったりする
もう
限界
赤
そう決心した
家を出ていく準備をする
けど、あまり物が無いし
隣が桃兄だから少しでも物が当たったりするとすぐこっちへ来て怒られる
ドンッ
物が当たった音だ
桃
赤
桃兄がこちらをずっと見てくる
赤
桃
桃
あたかも、心配してるような目でこっちを見ないで
赤
赤
桃
桃
桃
兄だからッ
赤
こういう時だけ都合よく
お兄ちゃんずらしないでッ
赤
赤
どんだけ苦しい想いしたと思ってんのッ
桃
桃
そう言うと桃兄が頭をかくんと曲げた
分かんないよね、笑
桃兄じゃ
赤
赤
赤
赤
桃
俺は桃兄が言おうとしてるのを口ずさみ
赤
青兄だけだったし…