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一方その頃

ミスター赤ちゃん

先生!!!レッドに関する情報は手に入りましたかっ!!!

すまない先生

いや、全くだ

すまない先生

聞き込みをしても………あの砂浜に行っても……

すまない先生

全く情報が無い……

ミスター赤ちゃん

そうか………

ミスター赤ちゃん

やっぱり誘拐とかされちまったのか……?

すまない先生

考えたくは無いけど………可能性としてはあるね

ミスター赤ちゃん

じゃあ次はどうしますか?

すまない先生

無闇に外の聞き込みに行ったところで……意味は無いけど…

すまない先生

現状はそうするしか無い………な

ミスターバナナ

ミスターブラック、レッドに関しての情報は何か手に入ったか?

ミスターブラック

いえ、進展無しですね

ミスターバナナ

そうか………

ミスターバナナ

となるとやはり、砂浜の集団失踪事件が何か関わっているのか?

ミスターブラック

有り得るとすれば、その可能性が高いでしょう

ミスターマネー

ならば、船で海へと乗り出しての捜索をするのはどうだ?

ミスターブラック

今すぐにでもそうしたいところですが………

ミスターバナナ

海を探すとなれば、果てしない捜索になるな

ミスターバナナ

それに、海を越えて何処かへと連れ去られたという確証は無い

ミスターマネー

そうか…………ならば俺のピグリン部隊を更に増幅し、陸地での捜索を続けよう

ミスターブラック

暫くはそれが良いでしょう

ミスターブルー

兄貴の奴………何処に行っちまったんだよ…

ミスターブルー

何で……俺達を置いて行って何処かに行っちまったんだよ…

ブルーは砂浜をトボトボと歩き続ける

ミスター銀さん

っ………………

ミスター銀さん

落ち込むなって…!

ミスター銀さん

レッドの事だから、きっとどうにか上手くやってるぜ?

ミスター銀さん

もしかしたら、明日には何食わぬ顔で帰って来るかもしれないし……!

ミスターブルー

もしも………

ミスターブルー

もしも兄貴が、俺を嫌って何処かに行ってたとしたらどうする?

ミスター銀さん

………………え?

ミスターブルー

俺の事が嫌いになって………今までの事が積み重なって…

ミスターブルー

出て行ってたとしたどうする?

ミスターブルー

そしたら………

ミスターブルー

兄貴は2度と帰って来ない

ミスターブルー

そしたら俺は………

ミスターブルー

一生兄貴に会えないまま………一生兄貴に謝れないまま…

ミスター銀さん

お………おい…!

ミスター銀さん

レッドに限って、そんな事する訳無いだろ?

ミスター銀さん

レッドが……そんな事する訳…

2人は黙り込む

ミスターブルー

もしもそうなったら………

ミスターブルー

俺は……

ミスターブルー

あの日の出来事を………引き摺ったまま…

ミスターブルー

過去に囚われたまま……

ミスターブルー

ずっと過ごし続けなくちゃいけない

俺はあの時、弟を揶揄った

それは、ただの悪ふざけだった

いや………あいつにとっては悪ふざけじゃ無かったかもしれない

今までの出来事が積み重なって、ついに沸点に達して

耐えられなくなったのかもしれない

俺は弟に嫌われてしまった

あの日、軽蔑の目を向けられ解き放たれた言葉は忘れない

このまま………

このまま弟に会う事ができなければ

俺は一生あの日の出来事を背負わなくてはいけない

過去に囚われたまま

ずっと

ミスターレッド

はっ…………

気づいた時、俺はダンボールの上に寝転んでいた

とても、嫌な夢を見た

あの日の砂浜での出来事

ミスターレッド

はぁ……………

頭を抱えながら、気怠い体を起こす

ミスターレッド

俺………何やってんだろ…

ミスターレッド

あの時……あんな事しなければよかっただけなのに……な…

ミスターレッド

俺って……ほんと馬鹿だよ…

ルカ

ふぁ……………

ルカ

あれ…レッドもう起きてたんだ

ルカは眠い目を擦りながらゆっくりと起き上がって来る

ミスターレッド

ルカはよく眠れたか?

ルカ

めちゃくちゃ熟睡だよ〜!!!

ルカ

気温もちょうど良いし!!!

ミスターレッド

だよな………そりゃあ前まで寝てた場所は外も同然だったもんな

ミスターレッド

んじゃ、2人とも起きた事だし

ミスターレッド

どうするか?

ルカ

早速探索を始めたい……けど…

ルカ

もう少し休まない?

ミスターレッド

確かに、中々休むタイミング無かったしな

ルカ

だって、これから疲れる労働するんだろ?

ミスターレッド

少しばかり、休んだって良いよな

2人はそれぞれ壁に寄り掛かり、座り込む

物音一つない、シンとした空間

今までの出来事からは想像もつかない様な静けさ

あの騒々しい街や中級兵の怒声

今までまるで、地獄の様な場所で過ごして来た

だが今は、少しばかりの安息を感じられる空間で思い耽る暇さえある

何だか少し、不思議な気持ちにさえなる

ルカ

ねぇ、レッド

ミスターレッド

何だ?

ルカ

レッドはさ、何でこの島から脱出したいんだ?

ルカ

なんか、やらなくちゃいけない事でもあんのか?

ミスターレッド

島から脱出する理由か………

ミスターレッド

とある奴にどうしても伝えなくちゃいけない事がある

ルカ

伝えなくちゃいけない事?

ミスターレッド

………伝えなくちゃいけない事つっても

ミスターレッド

そんなに心温まる事でも何でもないぜ

ミスターレッド

俺は………あいつを傷つけちまった

ミスターレッド

だから………謝らなくちゃいけねぇ

ルカ

仲直り………って事か…

ルカ

仲直り………か…

ミスターレッド

じゃあ、逆に聞くぜ

ミスターレッド

ルカは、何でこの島から出ようと思ったんだ?

ミスターレッド

しかも、最初はあんなに渋ってたのに

ルカ

俺が出たい理由?

ルカ

うーん

ルカ

昔っからの夢だから………かな!!

ミスターレッド

昔っからの夢……?

ルカ

そう!!!この島から出たら何があるのか…とか

ルカ

知りたい事がいっぱいあるからな!!!

ミスターレッド

へっ、良いじゃねぇかよ

レッドとルカは再び目を瞑る

再び体が静けさに包まれる

ピンポンパンポン〜

『召集、直ちにホール内へ移動せよ』

ミスターレッド

何だ………?

何度も放送が繰り返される

ルカ

なんか、あのデッカいホールに行かなきゃいけないみたいだな!

『召集、直ちにホール内へ移動せよ』

ミスターレッド

そうみてぇだな………

ミスターレッド

いきなり何だ…?

ルカ

もしかしてこれって………

ルカ

アマラが話してた、エリートとの合同労働についての説明じゃない?

ミスターレッド

そういえば………

ミスターレッド

じゃあ、今すぐに行かなくちゃいけねぇって事か!?

ルカ

そ……そうだね…!

ルカ

これ逃したら……絶対ヤバいって…!

ミスターレッド

だ……だな…!?

2人はすぐさま立ち上がり、ホールの方へと走って行く

ミスターレッド

正直何が起こるのか分かんねぇけど……

ミスターレッド

エリートとやらと関わるチャンスなんだろ?

ルカ

ここでエリート兵と関わって………内通者を作れば…!

ミスターレッド

この島からの脱獄も、そう遠くは無いな

レッドとルカは廊下を駆け抜ける

ホールに近づくにつれて、人々のざわめきが大きく聞こえる様になる

ミスターレッド

着いたな………

ルカ

かなり走って……疲れた…

周辺には大勢の中級兵が集結しており、あまりゆっくりする余裕は無さそうだ

ミスターレッド

中級兵だけでもこれだけの数が居るんだな………

ザワザワ………………

中級兵達はそれぞれ自由に喋っており、ざわめきが収まる様子は無い

ミスターレッド

(合同での労働………か…)

ミスターレッド

(アマラは内容を濁す様に話してたけが………)

ミスターレッド

(一体何が始まるんだ?)

周囲の人々のざわめきは最高潮に達する

その時

フェデラー

一同、静粛に

フェデラーが声を上げる

その瞬間、辺りが静まり返る

ミスターレッド

(あいつ………この前鬼島の訓練場に現れた…)

ミスターレッド

(フェデラー…………だな)

フェデラー

只今より、中級兵合同労働についての説明を行う

フェデラー

よく耳を傾け、一言も聞き逃さない事

フェデラー

理解したか?

フェデラー

そしてこの労働については、決して口外しないように

ミスターレッド

(決して口外してはいけない………?)

ミスターレッド

(おい………そんなヤベぇ事が始まるのかよ…)

フェデラー

説明を行う前に、まずは労働場へと移動する

フェデラー

一列に並んでいる誇り高きエリート兵に続くように

フェデラーが目を向けた先にはエリート兵と呼ばれた者達がずらりと整列している

ミスターレッド

(あいつらがエリート兵……か)

ミスターレッド

(何だよ、別に他の中級兵と変わらねぇじゃねぇかよ)

ミスターレッド

(って……………)

レッドは1人のエリート兵に目がつく

ミスターレッド

(あれ……………)

ミスターレッド

シグレ………?

間違いなく彼は、レッドが島に連れ去られた時に助けてくれた兵士だ

ミスターレッド

あいつ………エリート兵だったのかよ

ミスターレッド

というか………あいつの事利用できるんzy…

ルカ

ねぇ……

ルカ

レッド………

ルカ

ねぇ……!

ルカがレッドの事を激しく揺さぶる

ルカ

今………今なんて言った…?

ルカは目を開き、唇を震わせている

ミスターレッド

というか………あいつの事利用できるんじゃ……

ミスターレッド

って言ったぜ?

ルカ

そうじゃ無い………

ルカ

それじゃ無いって…!

ルカ

もう少し……もう少しだけ前………!

ミスターレッド

はぁ?

唐突にルカの様子が豹変し、レッドは困惑する

ルカ

頼むって………!

ルカ

本当に……本当に居たの…?

ミスターレッド

な……何の話だよ

レッドが困惑しているその時

フェデラー

直ちに、地下へと移動する様に

フェデラーが中級兵に向けて声を上げる

その瞬間、中級兵の波が動き出す

レッドとルカはその波に押され、身動きが取れなくなる

ルカ

レッド………!レッド…!

ルカ

本当に居たのか!?

ルカ

本当にあいつが居たの!?

ミスターレッド

だか……ら…

ミスターレッド

何の……話だよ…!

レッドは動き出す中級兵の波に押され、半ば運搬される様な形で何処かへと運ばれる

その時既にルカとは離れ離れになっており、先程の話について聞く事は出来ない

ミスターレッド

ぐっ……クソッ…!

ミスターレッド

身動きが……取れねぇ…!

そのままレッドは中級兵の波に流される形でフェデラーの指示した場所へと向かうのであった…

ドンドンと地下へ流されて行く

身を任せるがままに動かされて行く

だが、そんな中でも

移動先への恐怖よりも先に

彼の存在の事についてしか考える事ができなかった

鼓動が速くなる

今までの思いが全て溢れ出しそうになる

今でも鮮明に思い出せるあの日が

脳内に映し出される

ルカ

あいつに………あいつに会わなきゃ…

ルカ

会って……話をしないと…

ルカ

謝らなくちゃ………謝らなくちゃ…

ルカ

俺が……謝らなくちゃ…!

ルカ

俺が………俺が…!

広い空間に出た事により、先程の波の様な状態からは脱する事に成功する

ミスターレッド

ちっ………何だよ…

ミスターレッド

そんな急いで歩く必要もねぇだろ…

ミスターレッド

はぁ………

レッドは前を歩く中級兵に続き、目的地へと向かう

ミスターレッド

さっきのルカの態度もおかしかったし………

ミスターレッド

結局別れちまったし……

ミスターレッド

そもそも……俺は今何の為に何処に向かってるのかすら分かんねぇよ……

ミスターレッド

分かるのは………

ミスターレッド

とんでもなく………地下に向かって下がってるって事だな

中級兵達の集団は慣れた足取りで地下へと降りて行く

だが、その中級兵達の表情は決して良い物とは言えなかった

ミスターレッド

何だよこの陰鬱とした雰囲気………

ミスターレッド

ほんとに………何が起こってんだよ…

今まではルカやアマラの様な仲間の居る安堵感をどこか得ていたが、いざ無くなってみると喪失感と不安で押しつぶされそうになる

ミスターレッド

通信機の電波も繋がんねぇみたいだし……

ミスターレッド

今更此処から逃げ出す事もできねぇ……

ミスターレッド

もう……行くしか選択肢は残されてねぇよな

レッドは更なる地下へと足を踏み入れる

薄暗い

廃病院の様な、何かの実験室の様な

まるで漫画かの様な廊下に怖気付く

ミスターレッド

何だか少し……ヒンヤリするな…

レッドは自身の腕をさすりながら前の中級兵に続く

ミスターレッド

まだ鬼島の訓練場の方が温かみがあるレベルだな

中級兵

はぁ………緊張して来た…

前の中級兵がため息を漏らす

中級兵

正直言って俺こういう仕事嫌いだし……やりたくねぇけど…

中級兵

エリート中級兵共に気に入ってもらって…

中級兵

出世する為には参加するしかねぇ…

前の中級兵はその後もブツブツと何かを呟いていた

まるで気が狂ってしまったかの様に

ミスターレッド

何だよこいつ…………

ミスターレッド

寒すぎてイカれちまったのか?

ミスターレッド

んな訳無いか

そう言うレッド自身も、今にも逃げ出してしまいそうな程に恐怖を感じている

震えが止まらない

恐怖と寒気で鳥肌が立つ

ミスターレッド

クソ………下手なホラーよりも怖ぇよ…

廊下はひたすらに無機質なデザインが続いている

真っ白、汚れ一つ無い

だが、そんな様子が余計恐怖を際立てるのだ

その時、列の最前の方から声がした

中級兵2

扉開けるから、早く入ってこいよ

ミスターレッド

ようやく目的地に着いたみたいだな

すると、列に一部からざわめきが聞こえ出す

中級兵

嫌だ………嫌だ…あんな労働したく無い

皆口々に労働を拒否する旨の言葉を放っている

だが、無情にも列は進みだし労働を拒否する者も押されて行った

ミスターレッド

っ…………

レッドも息を呑み、先へと進む

辺りは暗くて何も見えない

ミスターレッド

…………………?

レッドはあまりの静けさに拍子抜けする

ミスターレッド

何だ……?

先程聞こえた中級兵のざわめきは更に大きくなる

中級兵

嫌だ……嫌だ…

中級兵

俺は何でこんな事をしなければならないんだ……

だがそれもほんの一部であり、その他の兵士は特に反応を示さない

中級兵達は列を整えて、皆一様にフェデラーの居るであろう方向を向いている

フェデラー

今から労働についての説明を行う

フェデラー

一言も聞き逃すなよ?

中級兵はフェデラーの声がした瞬間、再び黙り込む

だが、ほんの一部恐怖で震えている者も見受けられた

フェデラー

今からお前らには、運び込んだ人間を扱う労働を行ってもらう

フェデラー

既に話してあるが、他国から人間を攫う計画は覚えているか?

フェデラー

あの島国……何と言ったか…

フェデラー

あの場所から運び込んできた人間の処理をお前らにはしてもらう

ミスターレッド

(人間を攫う計画って………)

ミスターレッド

(まさしく俺が巻き込まれたあの出来事じゃ無いか…?)

ミスターレッド

(まさか…あの時俺は抜け出す事に成功したけど……)

ミスターレッド

(逃げていなければ今此処で何かをされる予定だったのか…?)

フェデラー

それに加えて

フェデラー

下民の死体処理、役立たずと判断された人間の処理も行うよう

フェデラー

サンプルになりそうな保存状態の良い物は傷つけるなよ?

フェデラー

だが、下民のだけは問答無用で殺せ

ミスターレッド

(いや………)

ミスターレッド

(はぁ…………?)

ミスターレッド

(俺は何をさせられようとしているんだ?)

ミスターレッド

(死体処理?人間の処理?下民の殺戮?)

ミスターレッド

(こいつは何を言っているんだ?)

ミスターレッド

(そもそもこの時代でこんな事が行われているのか……?)

ミスターレッド

(イカれてやがる………何処までもイカれてやがる…)

ミスターレッド

(あの街の惨状だって……暴力だって…)

ミスターレッド

(全てこいつの元で行われて来たのか?)

ミスターレッド

(更には下民の無意味な殺戮………?)

ミスターレッド

(そう言えば前に…………)

ミスターレッド

(アマラが、中級兵が下民の無意味な殺戮をしてるって言ってたよな)

ミスターレッド

(中級兵がおかしかったんじゃ無い………)

ミスターレッド

(元々おかしかったのは………)

ミスターレッド

(中級兵を育て上げているこの環境………)

ミスターレッド

(それを統治する………フェデラー)

現に先程の労働内容を聞いたにも関わらず周りに立つ中級兵は、顔色1つ変えずに澄ました顔をしている

ミスターレッド

(でも………何で…)

ミスターレッド

(何でこいつらはここまで下民を消そうとするんだ……?)

フェデラー

労働の時間だ、動け

フェデラー

労働内容が分からない者はエリート兵に聞くように

フェデラー

ゴミは残さず処理しろ

フェデラー

片付けの時間だ

フェデラーがそう言うと、天井に取り付けられた電気が一斉に輝き始める

その電気の元にあったのは

無数の人間が横たわっている

無造作に袋に詰められている者も居れば

丁寧にベッドの様な物に巻き付けられている者もいる

そこに居た者は皆

下民と呼ばれる、薄汚れた人々だった

労働が始まった直後、ルカは走り出した

人々を掻き分け、無我夢中で走る

周りの惨状すら目につかない程に走る

ルカ

はぁっ………はぁっ……

ルカ

会わなくちゃ……

ルカ

会わなくちゃ………!

ルカ

あいつに会って……話をしないと…

ルカ

俺が……俺が……謝らないと………!

彼の友達

いや、言い方は悪いが元友達と言った方が良いだろうか?

その元友達の名とは

シグレ

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