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し……し……シグレぇぇぇぇ!やっとレッド君シグレが中級兵だった事に気づいたね…… でも、ルカさんもシグレのこと知ってた……やっぱり一話と十一話?の最後の会話?ってルカさんとシグレさんの会話だったのかな……あれが最後の会話だったとすれば……すごく悲しい別れだっただろうね……きっとその時までルカさんはシグレさんの素性を知らずに関わってて……そしてシグレさんがエリート兵として姿を消してからずっと悩んでたんだろうね…… にしてもフェデラーはなにをやらせているんだ……あのクソが服を着ている歩いているような中級兵さえも嫌がるのうな所業をやらせるなんて……考えただけで寒気がするな……一体なんなんだ…… にしても今回の話でシグレさんが出て来た衝撃……やべえ…… いや……展開が神すぎます! いつも素晴らしい小説をありがとうございます!
最初は中級兵がめっちゃ悪いやつと思っていたけどフェデラーが1番悪いやつだった!!死体処理とか虐殺なんて無理だよ…… ルカも様子がおかしくて心配だし… 続きが気になります…!
確かに……よく考えたら今までの話的にうろ覚えだけど中級兵ってここの生まれだもんね…… 労働環境がおかしけりゃ性格も壊れるよ…… ルカとシグレは、どういう関係なのだ……?
一方その頃
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
ミスターバナナ
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスターバナナ
ミスターブラック
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターブルー
ミスターブルー
ブルーは砂浜をトボトボと歩き続ける
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスター銀さん
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
2人は黙り込む
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
俺はあの時、弟を揶揄った
それは、ただの悪ふざけだった
いや………あいつにとっては悪ふざけじゃ無かったかもしれない
今までの出来事が積み重なって、ついに沸点に達して
耐えられなくなったのかもしれない
俺は弟に嫌われてしまった
あの日、軽蔑の目を向けられ解き放たれた言葉は忘れない
このまま………
このまま弟に会う事ができなければ
俺は一生あの日の出来事を背負わなくてはいけない
過去に囚われたまま
ずっと
ミスターレッド
気づいた時、俺はダンボールの上に寝転んでいた
とても、嫌な夢を見た
あの日の砂浜での出来事
ミスターレッド
頭を抱えながら、気怠い体を起こす
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカは眠い目を擦りながらゆっくりと起き上がって来る
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
2人はそれぞれ壁に寄り掛かり、座り込む
物音一つない、シンとした空間
今までの出来事からは想像もつかない様な静けさ
あの騒々しい街や中級兵の怒声
今までまるで、地獄の様な場所で過ごして来た
だが今は、少しばかりの安息を感じられる空間で思い耽る暇さえある
何だか少し、不思議な気持ちにさえなる
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
レッドとルカは再び目を瞑る
再び体が静けさに包まれる
ピンポンパンポン〜
『召集、直ちにホール内へ移動せよ』
ミスターレッド
何度も放送が繰り返される
ルカ
『召集、直ちにホール内へ移動せよ』
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
2人はすぐさま立ち上がり、ホールの方へと走って行く
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
レッドとルカは廊下を駆け抜ける
ホールに近づくにつれて、人々のざわめきが大きく聞こえる様になる
ミスターレッド
ルカ
周辺には大勢の中級兵が集結しており、あまりゆっくりする余裕は無さそうだ
ミスターレッド
ザワザワ………………
中級兵達はそれぞれ自由に喋っており、ざわめきが収まる様子は無い
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
周囲の人々のざわめきは最高潮に達する
その時
フェデラー
フェデラーが声を上げる
その瞬間、辺りが静まり返る
ミスターレッド
ミスターレッド
フェデラー
フェデラー
フェデラー
フェデラー
ミスターレッド
ミスターレッド
フェデラー
フェデラー
フェデラーが目を向けた先にはエリート兵と呼ばれた者達がずらりと整列している
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは1人のエリート兵に目がつく
ミスターレッド
ミスターレッド
間違いなく彼は、レッドが島に連れ去られた時に助けてくれた兵士だ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ルカがレッドの事を激しく揺さぶる
ルカ
ルカは目を開き、唇を震わせている
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ミスターレッド
唐突にルカの様子が豹変し、レッドは困惑する
ルカ
ルカ
ミスターレッド
レッドが困惑しているその時
フェデラー
フェデラーが中級兵に向けて声を上げる
その瞬間、中級兵の波が動き出す
レッドとルカはその波に押され、身動きが取れなくなる
ルカ
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは動き出す中級兵の波に押され、半ば運搬される様な形で何処かへと運ばれる
その時既にルカとは離れ離れになっており、先程の話について聞く事は出来ない
ミスターレッド
ミスターレッド
そのままレッドは中級兵の波に流される形でフェデラーの指示した場所へと向かうのであった…
ドンドンと地下へ流されて行く
身を任せるがままに動かされて行く
だが、そんな中でも
移動先への恐怖よりも先に
彼の存在の事についてしか考える事ができなかった
鼓動が速くなる
今までの思いが全て溢れ出しそうになる
今でも鮮明に思い出せるあの日が
脳内に映し出される
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
広い空間に出た事により、先程の波の様な状態からは脱する事に成功する
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは前を歩く中級兵に続き、目的地へと向かう
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
中級兵達の集団は慣れた足取りで地下へと降りて行く
だが、その中級兵達の表情は決して良い物とは言えなかった
ミスターレッド
ミスターレッド
今まではルカやアマラの様な仲間の居る安堵感をどこか得ていたが、いざ無くなってみると喪失感と不安で押しつぶされそうになる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは更なる地下へと足を踏み入れる
薄暗い
廃病院の様な、何かの実験室の様な
まるで漫画かの様な廊下に怖気付く
ミスターレッド
レッドは自身の腕をさすりながら前の中級兵に続く
ミスターレッド
中級兵
前の中級兵がため息を漏らす
中級兵
中級兵
中級兵
前の中級兵はその後もブツブツと何かを呟いていた
まるで気が狂ってしまったかの様に
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
そう言うレッド自身も、今にも逃げ出してしまいそうな程に恐怖を感じている
震えが止まらない
恐怖と寒気で鳥肌が立つ
ミスターレッド
廊下はひたすらに無機質なデザインが続いている
真っ白、汚れ一つ無い
だが、そんな様子が余計恐怖を際立てるのだ
その時、列の最前の方から声がした
中級兵2
ミスターレッド
すると、列に一部からざわめきが聞こえ出す
中級兵
皆口々に労働を拒否する旨の言葉を放っている
だが、無情にも列は進みだし労働を拒否する者も押されて行った
ミスターレッド
レッドも息を呑み、先へと進む
辺りは暗くて何も見えない
ミスターレッド
レッドはあまりの静けさに拍子抜けする
ミスターレッド
先程聞こえた中級兵のざわめきは更に大きくなる
中級兵
中級兵
だがそれもほんの一部であり、その他の兵士は特に反応を示さない
中級兵達は列を整えて、皆一様にフェデラーの居るであろう方向を向いている
フェデラー
フェデラー
中級兵はフェデラーの声がした瞬間、再び黙り込む
だが、ほんの一部恐怖で震えている者も見受けられた
フェデラー
フェデラー
フェデラー
フェデラー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
フェデラー
フェデラー
フェデラー
フェデラー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
現に先程の労働内容を聞いたにも関わらず周りに立つ中級兵は、顔色1つ変えずに澄ました顔をしている
ミスターレッド
ミスターレッド
フェデラー
フェデラー
フェデラー
フェデラー
フェデラーがそう言うと、天井に取り付けられた電気が一斉に輝き始める
その電気の元にあったのは
無数の人間が横たわっている
無造作に袋に詰められている者も居れば
丁寧にベッドの様な物に巻き付けられている者もいる
そこに居た者は皆
下民と呼ばれる、薄汚れた人々だった
労働が始まった直後、ルカは走り出した
人々を掻き分け、無我夢中で走る
周りの惨状すら目につかない程に走る
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
彼の友達
いや、言い方は悪いが元友達と言った方が良いだろうか?
その元友達の名とは
シグレ