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ピピピピピピピ
ニキ
ニキ
ある日の朝、俺はけたたましく鳴り響く着信音で目が覚めた
ニキ
ニキ
ピッ
ニキ
部下
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
部下
部下
ニキ
部下
ニキ
部下
部下
部下
ニキ
ニキ
ニキ
部下
ニキ
部下
部下
ニキ
ニキ
ニキ
部下
部下
ニキ
ニキ
部下
通話ボタンを押して、俺は隣でむずかしい顔をしているボビーに向き合った
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
りぃちょは俺たちの幼なじみだ
ヤクザの家に生まれた俺やその組の役員の息子として生まれたボビーのことも、なんの色眼鏡もなく接してくれた数少ない心許せる友人のひとりだった
俺が若頭として表に出るようになってからは、なかなか会うことが出来ずにいたが、遊び回っているのだけは風の噂で聞いていた
だからこそ、俺は下っ端を何人かアイツにつけて、密かに見守っていた
その報告で、色んな女を取っかえ引っ変えしては揉め事になっていると言うことはわかっていた…
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
俺とボビーは組員には内緒で付き合っている
若頭とその右腕
一緒にいる時間も長ければ、幼い頃から共にすごしてきたこともあって、いつの間にやらこういう関係になっていた
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
俺たちは軽口をたたきながら、準備をした
ニキ
部下
ニキ
ニキ
部下
監禁場所について、見張りに着いていたやつに聞くと、りぃちょは現在中で尋問中らしい
だいぶ殴られてボロボロではあるがら意識は保ってるとの事
ニキ
ニキ
部下
部下
部下
ニキ
部下
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
部下
部下
ニキ
ニキ
部下
部下
ニキ
しろせんせー
部下
ニキ
ニキ
ニキ
部下
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
バンッ
勢いよく扉を蹴り開けると、中にいた武威組野若頭がこちらを振り返った
キルシュトルテ
穴の空いた天井から漏れた光に照らされて、ご自慢の金髪をキラキラと光らせながらこちらを振り返る
その口元は歪な弧を描き、頬には返り血を浴び、見開かれた目には光などなく狂気が宿っていた
ニキ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
弐十
弐十
弐十
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
いつも好き勝手してるりぃちょも少しこりたようで、目に涙を貯めていた
天井から吊るされている手首からは血が滲み、頬も何度か殴られたようで腫れていた
衣服も所々破けていたので、かなりの暴行を加えられた後のようだった
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
弐十
弐十
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
キルシュトルテ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
弐十
弐十
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
弐十
弐十
弐十
パチンっ
頭上に持っていった指を合わせた武威組のヤツは軽く指を鳴らした
するとそれを合図に、ドタドタと何人もの男たちが部屋に押し込んできた
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
両手をポケットに入れていたボビーは、右手だけだすと、手に持っていた拳銃を天井に向かって1発発砲した
パァーン
それを合図に、控えさせていた数名が流れ込むように入ってきて、俺らの後ろに集まってきた
しろせんせー
部下たち
ニキ
ニキ
キルシュトルテ
俺らの言葉が合図となり、互いの陣営がぶつかりあった
部屋が狭いので、飛び道具を使えず、互いに素手での殴り合い
人数だけでいうと、あちらの陣営の方が多いのだが、踏んできた場数が違うので、次第にこちら側が有利になっていく
キルシュトルテ
ニキ
ニキ
キルシュトルテ
ニキ
ニキ
武威組の若頭の首元を掴んで至近距離で低い声で脅す
武威組を潰すくらいなんて事ない程の力を持つ俺は、目を見開きながら相手を見た
ニキ
ニキ
キルシュトルテ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
部下たちに押さえ込まれて悔しそうに顔を歪める武威組の若頭の髪を掴みながら見下ろす俺とボビー
その時の俺は、ヤツの右腕が視界に入っていないことに気づいていなかった
しろせんせー
しろせんせー
俺の隣にいたはずのボビーが視界から消え、慌てたような声が聞こえた
慌てて振り返ると、いけ好かない薄ら笑を浮かべたヤローに両手首を捕まれたボビーが目に入った
ニキ
ニキ
弐十
弐十
弐十
弐十
ニキ
いつの間にやら手首を拘束されていたボビーが、後ろから抱きしめられ、俺に見せつけるようにゆっくりと腰のあたりから撫であげられていた
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
俺の反応を見てアイツらがニヤニヤと下卑た笑いを浮かべた
弐十
弐十
弐十
部下
弐十
弐十
弐十
弐十
弐十
ゆっくりと確かめるようにボビーの身体をまさぐるのを見て、俺は頭に血が上っていくのを感じた
キルシュトルテ
キルシュトルテ
俺の部下に地面へ押さえつけられたままニヤニヤと笑う武威組の若頭
弐十
弐十
弐十
弐十
部下
ヤツの手がボビーの服の中へ入ったのを見て、俺はプツンっと頭の中で何かの切れる音を感じた
シュッ……タタタタタタタタ……ザッ……ドゴッ!!
体勢を低くし、ヤツの目の前まで一気に走り寄ると、頬を目掛けて思い切り足を振りぬいた
弐十
キルシュトルテ
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
ボビーから手を離し、その場に崩れこんだ弐十と呼ばれた構成員に、追い打ちをかけようと腕を振り上げた
それを腕を縛られたままのボビーが体ごとぶつかむてきて止めてくれた
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
目の前に差し出された腕を見ると、縄が擦れたのか赤く跡が残っていた
ニキ
しろせんせー
キルシュトルテ
弐十
弐十
キルシュトルテ
俺らの足元では、武威組の2人が俺の部下たちに押さえられて唇をかみ締めていた
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
部下たち
部下たち
キルシュトルテ
キルシュトルテ
弐十
弐十
弐十
ジタバタと暴れながら吊るされていく武威組の2人
そんな2人を一瞥し、俺たちはその場を後にした
俺らは組に戻るとそれぞれ手当を受けた
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
少し広い部屋でタバコを吸いながら話していた俺らに、一緒に手当を受けていたりぃちょが恐る恐る声をかけてきた
しろせんせー
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
顔を伏せて申し訳なさそうに謝るりぃちょをみて、俺とボビーはそっと目を合わせて苦笑した
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
しろせんせー
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
2人揃って頭を下げると、りぃちょはあわてた様子で俺らの近くまで寄ってきた
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
心配そうに見上げてくるりぃちょに、俺らは目を合わせて少し困った笑みを浮かべた
ニキ
ニキ
ニキ
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
しろせんせー
一瞬の沈黙の後、わざと冗談めかした声で言ってくるりぃちょに、俺らはすっかりペースを崩されてしまった
俺らは住む世界が違う
でも、子供の頃と何も変わらず接してくれるヤツがいる
俺とボビーは軽く目を合わせて小さく頷きあった
これからもこいつの事は陰ながら守っていこう…俺らのやり方で…
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
こんな平和な日々がいつまでもつづく…
この時は…そう思っていた…