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黒衣の女A

くっ・・・う"・・・

黒衣の女A

全員無事か?

黒衣の女B

なんとか

黒衣の男B

まさかこんな所にいるなんて思ってもいませんでした

黒衣の男A

ちぃ、あのやろぉ。次会ったらぶった切ってやる

黒衣の男B

・・・・・・アレ?

黒衣の女A

どうした?

黒衣の男B

あの、ラナ様は?

黒衣の男A

え・・・

黒衣の女A

ラナ様!?
返事してください!!

黒衣の男A

・・・・・・

黒衣の女B

・・・・・・もしかして、はぐれてしまった?

黒衣の男B

ま、まずいですよ!?

黒衣の女B

そういえば、意識を失う前、水に落ちる音がした気がする

黒衣の女A

川の流れはかなり遅い。すぐに下流の方に行くぞ

黒衣の女B

わかった

黒衣の男B

分かりました

黒衣の男A

おうよ

こうして黒衣で身を覆った謎の4人は動き出す

キアト

しかし、まさか夜になるとはなぁ・・・・・・

リル

枝を多めに拾っておいて良かったです

リル

それにしても、中々この子目を覚ましませんね

キアト

そうだな。呼吸は安定しているし、脈も正常だ

キアト

別段身体に不調があるとかではないはずなんだがな・・・

キアト

ユーリア

ユーリア

なに?

キアト

お前、この子を見つけた時どういった状態だったんだ?

ユーリア

川のそばで血まみれになって倒れてたよ

ユーリア

傷からしてなんかの魔物に襲われたのかな?

ユーリア

とりあえず、止血と足りない血を私の水で補給しておいたけど

ユーリア

う〜ん、別に異常はないはずなんだけどなぁ~

キアト

あまり刺激するなよ

キアト

まぁ、明日の夜まで看ても目を覚まさないなら街の医者に診せるか

ユーリア

はーい

リル

分かりました

ユーリア

・・・あ!

キアト

ん?
ユーリア?どこ行くんだ?

ユーリア

えへへ~、みーつけた

スライム

ポヨヨヨヨヨ

ユーリア

あ〜むっ!

スライム

~〜〜〜ッ!!?!?!?!?!?!!?

ユーリア

んぐ、ムァグ
・・・美味しぃ~♪

リル

ユーリア、あなた本当にスライム好きね

キアト

(生け捕りして踊り食いって・・・・・)

キアト

普段食ってるのと何か違うのか?

ユーリア

全然違うよ

ユーリア

まず、貯えてる水の量が違うし、何より食感が最高

キアト

(スライムが好物ってのは知ってるが、目の前で捕食されるとなぁ・・・・)

ユーリア

マスターも食べる?

ユーリア

あと5匹捕ってるから大丈夫だよ

キアト

いや、いい

キアト

生態系は崩すなよ

ユーリア

はーい。
ん~美味しぃ~

ユーリア

キアト

幸せそうで何より

キアト

夜だし、俺も腹ごしらえするかな

リル

手伝います

キアト

んじゃ、この香草を混ぜてスパイスを作ってくれ

リル

分かりました

キアト

手頃な石がねぇな

キアト

仕方ない、作るか

キアト

この岩が良さそうだな

キアトは腰にさげた二本の短刀を引き抜き

キアト

ハアッ!

一閃する

キアト

よし、コレを焚火で焼いてっと

リル

キアト様、スパイスが出来ました

キアト

そこに置いておいてくれ

キアト

あ、あと街で買った燻製肉とナイフを取ってくれ

リル

分かりました

リル

こちらに置いておきますね

キアト

ありがとな

キアト

よし、そろそろいい感じだな

焚火から石を取り出し、その上に適当に切り分けた燻製肉を置いてゆく

肉の焼ける香ばしい匂いが辺りを埋めつくす

キアト

軽く焼いた肉に、スパイスをかけてっと

キアト

よし、出来たぞ

ユーリア

ん~、いい匂い

リル

美味しそうですね

キアト

もちろん、お前達の分もあるぞ

キアト

んじゃ、食べるか

ーー十数分後ーー

キアト

ふぅ、食べた食べた

キアト

しかし、スパイスに入れた塩が少し多かったか?

ユーリア

そう?
ちょうど良かったと思うよ

リル

私の同じです

キアト

そうか?

リル

・・・・・・

キアト

リル?

リル

いえ、この子、中々起きないなぁって

キアト

そうだな。食事の匂いで起きると思ったんだが・・・

キアト

・・・ん?

ユーリア

マスター?

キアト

しっ!

ユーリア

リル

どうされました?

キアト

・・・・・・

ユーリア

・・・あ、人の気配がする

リル

ええ、囲まれてる

キアト

コソコソしてないで出てきたらどうだ?

突然、険しい表情を浮かべ、立ち上がったキアトは闇へと叫ぶ

黒衣の女A

ふっ、よく気が付いたな人間

黒衣の女B

・・・・・・危険

黒衣の男A

へっ、姐さんの殺気に気が付くとは大した人間じゃねえか

黒衣の男A

久々に遊べそうだな

黒衣の男B

いや、暴れないで下さいよ

キアト

・・・・・・
(ついさっきまで分からなかった・・・・・・)

ユーリア

(4人・・・か)

ユーリア

(四方にそれぞれ1人ずつ)

リル

(声音から男と女が2人ずつ)

リル

(姿がよく見えない・・・)

黒衣の女A

おい、そこの人間

キアト

なんだ?

黒衣の女A

ラナ様から離れろ

キアト

(ラナ様?)

キアト

なんの事だ? 済まないが、お前達は賊か?

キアト

俺は無闇に争うつもりは無い、僅かだが金品は置いてゆく

キアト

それで見逃して欲しい

キアト

それと、俺はラナとかいうものを持っていないし、知らないぞ

黒衣の女A

とぼける気か

キアト

とぼけるも何も本当にしらなーー

キアトの足元に短刀が突き刺さる

キアト

ッ!?

黒衣の女A

次は当てる。 ラナ様から離れろ

キアト

いや、だからそんな物は持ってねぇし知らねえって!

黒衣の女B

・・・・モカ姐、私がアイツを誘導する

黒衣の女B

その隙にラナ様をお願い

黒衣の女A

承知した

キアト

ちょ、一回話をーー

黒衣の女B

『不死ノ焔矢』

キアト

!?

キアト

ユーリア、リル、回避しろ!!

リル

ユーリア

わぁ!!

黒衣の女B

反応した・・・?
・・・次は仕留める

キアト

(なんだ今のは?)

キアト

(・・・炎の弓矢を形成する魔法かなにかか?)

ユーリア

どうするマスター?

リル

キアト様、指示を

キアト

仕方ない。
戦闘態勢に移るぞ!

キアト

リル、その子を守ってやってくれ。 ユーリア来い!

キアトはそう言ってその場を離れる

ユーリア

は~い

リル

承知しました。 ご武運を

黒衣の男A

へぇ~、ツジカの矢を見切るか・・・・・・

黒衣の男A

へへ、おもしれぇ!!

黒衣の男B

あ、ちょ、紅碧さん!?

黒衣の男A

ケルヤ! お前は姐さんをサポートしろ

黒衣の男A

アイツの一件でむしゃくしゃしてんだ、ちょうどいい

黒衣の男A

俺とツジカでアイツをぶっ飛ばしてやる

黒衣の男A

行くぞツジカ!!

黒衣の女B

前衛は任せるね

黒衣の男A

任せろ!
ぶった切ってやる

キアト

・・・・・・二人・・・か

キアト

(月明かりでやっと見えてきたな)

黒衣の男A

さぁて、楽しませてくれよ

キアト

(2mはある巨漢の男・・・
武器は殺死鉈か?)

黒衣の女B

次は必ず仕留める

キアト

(もう1人は小柄な少女・・・か
ん? 弓矢がない?)

キアト

面倒な相手だ

キアト

リル、そっちは任せた

キアト

ユーリア、準備はいいな

ユーリア

いつでもいいよ

ユーリア

あ、マスター

ユーリア

あくまでも『戦闘』態勢だよね?

キアト

あぁ、『戦闘』態勢だ

ユーリア

わかった

キアト

・・・さぁ

キアト

来いよ

ーーーーーーーーーー

スライム

ポヨヨヨヨヨ

スライム

ポヨヨヨ?

スライム

ポヨヨヨヨヨ ヨヨポ

スライム

ポヨヨヨヨヨ!?

スライム

ポヨヨ~♪

ガシッ

スライム

ボヨ!?

作者

なんでスライムが?

スライム

ポヨヨヨヨヨ!!!

作者

おっかしいなぁ、やっと代理君を再構成出来たと思ってたんだけど・・・

作者

ん?

作者

あ、皆様お久しぶりです。 作者の椛です

作者

2話目の復元、代理君の復元も完了したはずなんですけど・・・

作者

なんでスライムがここに居るんだ?

スライム

ポヨヨヨヨヨ

作者

・・・・まあ、細かい事を気にしても仕方ないか

作者

次回は3話の復元をしていきます

作者

それでは皆様、また次回

スライム

ポヨヨヨヨヨ~

作者

(・・・なんかうぜぇなこのスライム)
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