テラーノベル
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――大学・昼休み。中庭のベンチ。
4人は今日も自然と同じ場所に集まっていた。
紫苑
愛梨
美羽
雫
紫苑は何気なく頷きながらも、 愛梨の笑顔に視線が引き寄せられる。
紫苑
愛梨
美羽
雫
愛梨
紫苑
雫と美羽が小声でこそこそする。
美羽
雫
愛梨
紫苑
雫
美羽
3人、同じ顔でうなずく。
美羽
ゆっくり振り返り、3人に向けて言う。
美羽
愛梨
紫苑
雫
紫苑
愛梨
雫
美羽はワクワクした声で言う。
美羽
愛梨
雫
愛梨
美羽
愛梨
放課後。 大学の下駄箱の前は、人の行き来も落ち着き 始めていた。 紫苑が靴を履き替えていると——
愛梨
元気な声と共に、愛梨が勢いよく 駆け寄ってくる 靴箱の角にぶつかりかけて 紫苑が慌てて支える
紫苑
愛梨
少し遅れて雫と美羽も現れる。
雫
紫苑
美羽
愛梨は意味がわからず首をかしげるだけ。
4人が靴を履き替えながら、自然と昼の話題に戻る。
愛梨
美羽
紫苑
雫
愛梨
美羽
愛梨
紫苑
愛梨
雫
4人が靴を履き替え、並んで歩き出そうとする瞬間—— 美羽がふと後ろを振り返る。
美羽
紫苑
美羽
愛梨も雫も振り返るが、誰もいない。
雫
愛梨
美羽
紫苑は軽く笑って流す。
紫苑
4人は歩き出すが—— 下駄箱の奥の影は、四人の姿が消えるまで動かなかった。
愛梨
美羽
雫
紫苑
愛梨
紫苑
愛梨
雫
店内はほどよく落ち着いていて、午後の柔らかい陽が差し込んでいる。 4人がメニューを置き、飲み物が並ぶころ——会議が始まる。
美羽
愛梨
紫苑
雫
美羽
紫苑
愛梨
美羽
雫
紫苑
美羽
美羽はペンを取り出し、紙ナプキンに書き始める。
■ 活動内容案(美羽が書いたラフ) • 都市伝説の調査 • 推理小説の読書会 • 謎解きイベント参加 • オリジナル事件設定して推理ゲーム • 大学周辺の歴史・不思議スポット探索
愛梨
雫
美羽はうんうんとうなずき、紫苑に向き直る。
美羽
紫苑
愛梨
紫苑
ここで美羽がふと、喫茶店の窓の外を見る。
美羽
紫苑・雫・愛梨が一斉に外を見るが、誰もいない。
雫
美羽
美羽
紫苑
美羽
サークルの話がひと段落したところで、 雫がアイスティーをひと口飲んで、ふわっと微笑む。
雫
愛梨
美羽
愛梨
雫
紫苑は苦笑する。
紫苑
愛梨
美羽
紫苑
雫
愛梨
美羽が紫苑をからかうようにジト目で見る。
美羽
紫苑
愛梨
雫
昔話でひとしきり盛り上がったあと、 美羽が気持ちを切り替えるように手を叩いた。
美羽
美羽
紫苑
美羽
美羽
愛梨
雫
愛梨
紫苑
愛梨
愛梨がノートを開いたまま、ペンをくるくる回しながらぽつりと言う。
愛梨
紫苑
愛梨
愛梨
美羽
美羽
雫
紫苑
愛梨
美羽
4人 「「「「賛成!!」」」」
愛梨が嬉しそうにノートに“ふかけん”と大きく書き込み、 ニコニコしながらペンを走らせる。
愛梨
紫苑
紫苑の心の中
紫苑
紫苑
紫苑
紫苑
昔の愛梨
紫苑
紫苑
紫苑
紫苑
紫苑
紫苑
紫苑
愛梨
愛梨
愛梨の大きな声に、紫苑はびくっと肩を震わせる。
紫苑
美羽
雫
紫苑
その必死さに、愛梨は首をかしげて小さく笑う。
愛梨
紫苑
美羽
愛梨
雫
愛梨
4人の笑い声が喫茶店に軽く響く。 まだ誰も知らない、ほんとうに“不可思議”が起き始めることを――
愛梨
雫
美羽
美羽がそう言った瞬間、 紫苑の目に、喫茶店の外のガラス越しで風に揺れる桜がふと映る。
――ひらり、と散る花びら。 だが、その花びらが地面に落ちる前に“すっと”消えたように見えた。
紫苑
愛梨
紫苑
美羽
4人は喫茶店を出て、並んで歩き始める。 夕暮れの空は茜色に染まり、大学の方向には薄く影が伸びていた。
愛梨が楽しそうに笑いながら歩く。 しずくはのんびりと歩幅を合わせ、美羽は腕を組んで計画を考えている。
そんな3人の後ろを歩きながら、紫苑はふと足を止める。
喫茶店のガラスに映った、自分たち4人の後ろ姿。 その“横”に―― 見知らぬ影がひとつ並んでいた気がした。
振り返る。 誰もいない。
紫苑
愛梨が振り返って、笑顔で手を振る。
愛梨
紫苑はその声に我に返り、駆け足で追いかける。
その背中を、夕闇がじわりと飲み込んでいく。
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