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一次創作　『退屈が崩れた日』

第3話 - 第三話　『ーーーー』

301

2025年10月12日

#一次創作

#不定期

#ホラー×コメディ×シリアス

はる　haru　🕯️🪄

第三話　『ーーーー』〜Start〜

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ふぅ、終わった〜」（部屋へ入りながら）

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ねぇ、陽駆瑠、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ん？どないしたんや？そんな真剣な顔して」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「えっと、、その、、陽駆瑠はさ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ぼくと、、"ともだち"に、なってくれる、？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、(・o・)」（ポカンとしており）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「今更か？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、え？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「え、俺らってもう友達やなかったん！？？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「だって、こうして一緒に喋ったり、一緒に飯食ったり、明らかに友達やん」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ともだちって、そんな感じなの？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「まぁそこは人によって変わるやろうけど、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「俺からしたら優陽はもう、"俺の大切な友達"や！」（満面の笑み）

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「！、、、そうだったんだ、、よかった」ﾎﾞｿｯ（小声でそう言って微笑み）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「なんや？もしかして、優陽は俺のこと友達や思うてなかったんか！？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ううん、ぼくにとっても、陽駆瑠は"だいじなともだち"だよ！」（にぱっと笑って）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「そうか！よかったわ！」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「あ、ぼくそろそろ山に戻るね！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「おぉ、山に家あるん？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ないよ？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「は？？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ぼく、あそこの山に"いる"だけだよ〜」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「"いる"だけ？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「そう。あの山、『神山』なんて言われてるけど、ほんとはいろんなバケモノがいるんだよね」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「それなのに人間が、毎年神に豊作を伝えるためだとか言って、わざわざ山頂まで行くんだよね、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「それで、バケモノの獲物になるから、ぼくが退治して守ってるってわけ」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「そうやったんや、、、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、」（少し考え込んで）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「！なぁ、優陽、ここに住まん？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「そして、俺と一緒に何でも屋兼祓い屋やってみんか？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、ふぇ？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「お前が人を守ろうとするその姿、さいっこうにかっこいいし、お前なら、町の人達からの信頼ばっちり得られるやろ！」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ちょちょちょ、話が急すぎるんだけど！？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「住むとこないとかいう爆弾発言した人に言われたくなか」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「うっ、」ｸﾞｻｯ

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「でもな〜、、、てか陽駆瑠ってさ、怖がりじゃない？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「な、なんのことや？？(；・∀・)」（少し動揺して）

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、嘘下手。😒」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「だってぼくと出会った時や、バケモノと出会った時、なんかビビってたし」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「別にビビってないわ！」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「え〜ほんとに〜？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「本当や！」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「てか、バケモノ怖かったなら、ぼくのことも怖いんじゃないの？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「だってぼく、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「こんな姿にもなれちゃうんだよ？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「そんな奴と一緒に仕事して、更には一緒に住むなんて、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「馬鹿じゃないの？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、別に、馬鹿なことでもいい」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「俺がお前と、」

「優陽と一緒がええんや」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「それに、お前は他の化け物と違うやん？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「やけん、怖くない。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「これが理由じゃだめか？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、陽駆瑠って、変わり者って言われない？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「何でも屋兼祓い屋してる時点で変わり者やろ」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「それもそっか。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「で、返事は？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、毎日神山やこの町のパトロールしてくれるって言うなら」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「お、ええやん、丁度いつも暇やったし」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「じゃあ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「交渉成立ってことで」（ドヤ顔）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「言いたかっただけやろ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「うん。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「潔ええなぁ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「まぁまぁ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「これからよろしくね？陽駆瑠！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「おぉ、こちらこそな、優陽！」

俺の退屈だった日々は、この日を境に変わった。

第三話　『ーーーー』〜Fin.〜

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