紫
せ、先生!!
紫が声を上げた
主
蓮「何でしょうか?」
紫
こッ...こんなの...!!
紫
!
亜紀が紫の前に手を置いた
亜紀
やめろ。紫
亜紀
注意した所でどうせ何も変わんねぇよ。下手すりゃ殺されるぞ?
紫
ッ...
紫
なんでも...ない、です...。
主
蓮「そうですか」
主
蓮「あ、この授業の後、進級テストをします」
主
蓮「しっかり勉強するように」
チャイムが鳴り、蓮が職員室に戻ると、児童達は誰もが集中出来なかった
瑠磨
...おい、緑
緑
何?
瑠磨
お前、あのとき...
緑の顔が一瞬曇る
瑠磨
ッいや、何でもねぇ。
緑
...そう?
瑠磨
うん。悪ぃな...
数分後、チャイムが鳴り蓮が帰って来た
主
蓮「チャイム鳴ったのでテスト用紙配ります」
テスト用紙には、小学生には解けないような問題が多数あった
方程式に古代文明、時差、気候...
だが、児童達は全て分かっていた
チャイムが鳴り、蓮が用紙を回収した後、
主
蓮「おぉおお!!」
と、声を上げた
主
蓮「素晴らしい!!全員が満点です!」
主
蓮「小学生では解けないような問題を多数出したのに!凄いです!」
瑠磨
(は...?)
主
蓮「今日の授業はこれで終わりです!」
児童達は一斉に児童室に戻った
紫
ッッッしゃあああああっ!!!
亜紀
どうした?w
紫
あ、ごめんw
紫
進級テストを合格出来たから、つい..
亜紀
wwwまぁ確かに分かるなw
紫
草w
朗夢
あ...今日...
紫
?
亜紀
どした?
朗夢
さッ坂根さんの誕生日...だよ
亜紀
えぇ!?
心寧
ガチかよ()
朗夢
う、うん
主
里美「あ、そうじゃん今日私の誕生日じゃん」
紫
おめでとう!
主
里美「ありがとう!」
昼食時、緑が言った
緑
ていうか、ここ一応塾なのにご飯出るんだね
瑠磨
そりゃあ、最低限の配慮はしてくれるようだしな
亜紀
しかも美味いという()
紫
美味しかったら何でも良いんだよ☆これも朝ごはんも
数時間後、就寝時間になり、皆が寝静まっている
スースーと寝息を出しながら寝る児童達だが、
突然、児童室に蓮が入って来た
主
蓮「おーい、坂根さーん」
主
蓮「起きて下さーい」
蓮の声に気が付き目を覚ました里美
主
里美「なんですか?」
主
蓮「貴方は今日...7月5日火曜日、誕生日だそうですね!」
主
里美「あ、はい!」
主
蓮「ですよね。では...」
主
蓮「死んで下さい」
主
里美「え...?」
主
里美「な、なんで...」
主
蓮「だって、貴方はもう12歳なのです」
主
蓮「12歳という事は、中学生の年齢になる、小学生では無くなるということ...」
主
蓮「ですので、部外者として殺すんです」
主
里美「う、嘘...」
主
里美「嘘だぁああッ!!」
里美がしゃがみ、手で頭を抱え、取り乱した
主
里美「そ、そんなこと聞いてない!聞いてない、聞いてない...!!!」
主
蓮「そうですか♪叫んでも無駄です、それが規則なので♪」
主
蓮「急に起こしてすみませんね。では...」
主
里美「!」
主
蓮「おやすみなさい」
蓮はそう言い残し、里美の腹を鋏(はさみ)の刃で抉って殺 した