桜君は 俺に向かい 少し照れくさそうに 手を差し出してきた。
思考が瞬時に 停止したのを感じる。 だが、心臓だけは 激しく動き鼓動をしていた。
桜
本当にこの人はずるい笑 もう諦めた、諦めたはずなのに、 このままじゃ本当に意識してしまう。 俺に好意があるんじゃないかって、 勘違いしてしまうじゃないか、
蘇枋
蘇枋
蘇枋
本当にこの手を取っても良いのか 迷ったが、 今は、今だけは この手を取ろうと思う。
手を取ると、 桜君の 暖かい手の感触 が伝わってきた。 無性に嬉しく感じる
桜
どこまでも格好良い この人は、 俺に向かって口角を上げた。
蘇枋
蘇枋
そう言いながら 俺の手を握る 俺の好きな人は、 笑顔で話しかけてきた。
桜
途中街の奴らに 「仲良しだねぇ笑」 やら色々言われた。 それを言われる度 蘇枋は嬉しそうにし、 俺は顔が赤くなった。
蘇枋
そう言いながらも 本当に嬉しそうに 俺を揶揄った蘇枋。 嬉しそうにする 蘇枋をみて、 俺も心が踊った。
桜
桜
桜
蘇枋
蘇枋
蘇枋
蘇枋
桜
明らか冗談だったが、 俺は蘇枋に向かい跪き、 手の甲にキスをした。
きっと笑って俺を 見ているだろう 蘇枋に 跪きつつ顔を向ける。
蘇枋
蘇枋
なんとも可愛らしく 顔を赤くする蘇枋が居た。 繋いでない方の腕を 顔にやり、 赤くなった顔を隠そうとするが 隠しきれていない素振りが 本当に可愛らしく思える。
いつも笑顔ですかし、 俺を揶揄ってくる奴とは 思えない様な 顔をしていた。
桜
蘇枋
その後の帰り道は、 お互い話もせず 無言で帰った。 その間も、 別れる時までずっと手を繋いでいた。
コメント
5件
桜ぁぁ...おまえっ..成長したなぁ...😭 蘇芳が今回かわいかったなぁ...諦めるなよ...全力で応援するからな(T ^ T)なき
今回短いです。 その代わり恋愛要素は満載です。