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血塗られた館の一室
そこには、分厚くなった書類を捌いている炎舞の姿があった
炎舞
炎舞が居座る部屋
【紅蓮の間】
年中暖かく、夏場には灼熱になる部屋
そんな場所で書類整理など、弱い者なら即熱中症だ
まぁ、集まるのは基本的に、彼に鍛えられた部下か上層部の人間だけなのだが
炎舞
炎舞
すると部屋の中、炎舞の視線の先で菫色の渦が現れて1人の男が現れた
炎舞はそれを気にすることなく書類に目を配る
炎舞
炎舞
タンザナイト
炎舞
炎舞
タンザナイト
タンザナイト
タンザナイトは呆れたように笑っている
炎舞はぴくりと眉を動かしたが、目線は書類から離れない
炎舞
炎舞
炎舞
タンザナイト
炎舞
炎舞
兄さん達を襲った山賊は金で買い取られた者たち
なんとも、貧困で森暮しの人間は金の欲にくらんで予想以上の事をしでかす
だから、組織の下層部で行う予定だったのを「給料の増額要求がうるさい」と言う鬼神の言い分で、安い金でも働く山賊に頼んだのだ
元から山賊を全滅させるつもりで
タンザナイト
タンザナイト
炎舞
炎舞
炎舞
タンザナイト
炎舞
炎舞
炎舞
炎舞
炎舞
炎舞
「シリトンキラー」(戦闘時) 神速なアビリティープレイヤー 主に水場、雨が降っている時に現れ、電撃で人を黒焦げにする人物 彼には兄がおり、兄を1番の基準にする為、兄に関することだと即切れする
タンザナイト
タンザナイトは
黄色の転送石を持って、菫色の渦に包まれ消えていった
炎舞
炎舞
炎舞
彼の視線は『ある書類』から離すことはなかった
目の前にある書類とクリップで挟まっている写真は上層部の人間しか知らないモノ
これを管理するも処分するも、全ては『上層部No.2』の炎舞次第である
炎舞
炎舞
暑い部屋の中、弱気な声がただ消えた