ほとけは昔からものすごく怖がりだった。
1人で行動するのがとにかく怖くて、ずっと私(ほとけのお母さん)かお父さんの側にいたの。
だから小学校に上がっても友達はできずに、ずっとひとりぼっち。
それがまた怖くなって、学校に行かなくなってしまったりもした。
とくに暗い所が苦手で、夜は絶対に外に出ようとしなかったなぁ……笑
そんな怖がりなほとけだったけど、 いふくんのおかげでやっと変われたの
いふくんが児童施設から抜け出してきたあの日。
その日ももう夜だったから、ほとけは家の中で過ごしていた
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-Hotoke-(幼少期)
-Hotoke-(幼少期)
ほとけのお母さん
家の外を見ると、児童施設の人と幼いいふくんが言い争っていた。
児童施設の人はいふくんを連れ戻そうと必死になっていた。
そしていふくんを連れ戻すため、施設の人はいふくんをたたこうとしていた
ほとけのお母さん
-Hotoke-(幼少期)
ほとけのお母さん
私、ほんとにびっくりしたわ。 何があっても夜は外にでなかったあのほとけが、外にでていったんだもの。
窓の外を見ると、ほとけがいふくんの手を引いてどこかに走っていった。
ほとけのお母さん
ほとけのお母さん
ほとけのお母さん
施設の人
警察に通報されたくないのか、施設の人は大人しく施設に戻っていった。
しばらくして、ほとけはいふくんを連れて家に戻ってきた。
そして、いふくんはうちの家で預かることになった。
それからは、毎日びっくりしっぱなしだったわ。
あんなに喋らないで、怖がりだったほとけが
いふくんを誘って海にいったり、公園であそんだり___
私は、本当に嬉しかった。
ほとけが成長できたなぁって。
いふくんは中学生になってちゃんとした施設に引き取られたからまた離れ離れになってしまって
ほとけはとても悲しんでいたけど
ちゃんと学校にも行くようになって、友達もできて…
まだ怖がりなところはあるけど、
今もいれいすで活動できるくらいに成長した。
ほとけのお母さん
ほとけのお母さん
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ほとけのお母さん
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楽しい暮らしをさせてもらって
ほとけとお母さん、お父さんには感謝しかないです…
ほとけのお母さん
ほとけのお母さん
ほとけのお母さん
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お揃いの瓶を握りしめながら願う
神様、どうかほとけを助けてください
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涙が頬を伝って、ほとけの手や顔に落ちる。
-hotoke-
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