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今日も今日とて平和な街
皆が笑い、皆が楽しそうに話している そんな平和な街
ついこの前 隣の国が滅亡したというのに呑気なことだ
リン
リン
リン
最近ここに引っ越して来てから慣れない生活が続いたがなんとか普通に暮らせるまでにはなってきた
まぁ、優しいご近所さんのおかげでもある
まぁきっと、内戦で負け国が滅亡した僕を可哀想に思ってのことだろう
まぁでもありがたいに超したことはないのでいつも感謝している
リン
ご近所さんのように優しい人もいれば、また別の考えの人もいる
僕の様な元軍人をご近所さんのように憐れむ人や、気にしない人 あとは…批判をする人
今だってこちらを見て何かを話してる人たちは沢山いる
どんなことを話しているかは聞こえないが、見られるのはとても気分が悪い
最近でたあの内戦が起きた理由の記事のせいもあるのだろう
一方の意見しか書いてない記事になんの信憑性があるのか分からないが 世の中にはその情報が正しいと思われている
… とりあえず人の少ないあの道を通って家に帰ろう 早く さもないとなにかいらないことを言ってしまいそうだ
リン
そう、ぽつりと呟く まぁここは薄暗く狭い道だ 通る人は物好きな人くらいだろう
まぁ今僕はそのもの好きになっている訳だが仕方ない ここを通らないと嫌な思いしかしない
そんなことを考えながら歩いていると 突然後ろから声が聞こえた
??
リン
振り返るとそこには黒髪の 顔に包帯をした青年がいた
??
エーデルルークとは僕の住んでいた街 そしてこの前 内戦によって滅亡した国である
その住民の彼が軍人であった僕に何の用だ? 暴言でも吐きに来たのか?
??
リン
??
リン
正直 どう返せばいいのかわからない 見ず知らずの人を家にあげていいのか とか まぁ別に悪い人じゃなさそうだし とか 色んな考えが頭を渦巻く
戸惑いまくった僕は咄嗟に
リン
と口に出してしまった
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