ユナ
おはよう
エマ
おはよっー!
いつもの笑顔で挨拶を返してくれる彼女はいつの間にか私の“親友”とも呼べる存在になっていた。
でもあの日一緒に帰ったときの彼女の笑顔は明るく太陽のようだった
だが
どこか寂しげな表情があった
エマ
ねぇねぇ!
エマ
あそこの角に新しいケーキ屋さんできたんだって!
ユナ
ほんと!
エマ
今日一緒に行こう!
ユナ
うん!
エマ
じゃあ今日の放課後そこの角で待ち合わせね!
ユナ
了解♪
放課後
ユナ
今から行くね♪
エマ
頷く鳥のスタンプが彼女らしいと思った
待ち合わせが待ち遠しい
エマ
お待たせーっ!
ユナ
ユナ
きたきた
エマ
わぁ…
目の前に現れたのは見間違えることのない彼女だったが
私服のせいかいつもと違う清楚な印象だった
ユナ
どうしたの?
エマ
い、いや(汗)
エマ
すごく印象が違くて…
※決して百合というわけではありません
ユナ
そう?
ユナ
早くケーキ食べよ♪
エマ
そうだね!
ユナ
んん〜
ユナ
んまぁ
甘くふんわりとしたケーキが口の中に広がる
ユナ
美味しい〜♡
エマ
良かったぁ〜
エマ
こっちも美味しい…
ユナ
幸せぇ〜
1ヶ月後
エマ
ユーナ!
エマ
明日遊園地行こ!
ユナ
いいよー!
いつの間にか数え切れないほどの思い出ができた
水族館や、動物園、遊園地、いろいろなところへ行った
先生
みんな席についてー
エマ
…
彼女の様子がおかしい
さっきからずっと黙っているだけだった
先生
来週、エマちゃんは転校することになりました
みんな
エマ?
みんな
そんな…
みんな
えまぁ…
ユナ
嘘…嘘だ!
ユナ
ねぇほんとなの?
エマ
親の転勤が決まって…
ユナ
そんな…
ユナ
エマァ…
ユナ
どこにも行かないで!
ユナ
ずっと一緒にいて?
ユナ
またあのケーキやさん行こ?
ユナ
ねぇ!
エマ
ごめん…
エマ
ごめん…
それから私はエマとは話していない
最期まで一緒にいれば確実に辛くなる
それでも、少しでも離れたら寂しさが減ると思った
最後に話すことができればそれでいい
ユナ
(ごめん)
エマ
(ユナ…)
主
うーん
主
これバッドエンドになりそう
主
番外編で頑張ってハッピーエンドでもいいけど
主
まぁこれの人気次第だわ
主
次回❤500☆
主
また次の投稿で☆
主
あでゅ~ヽ(´・∀・`)ノ
くく
くく







