この作品はいかがでしたか?
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ぬしいいいいい
ぬしいいいいい
ぬしいいいいい
ぬしいいいいい
屋上にやってきた
ほとけ
ぴろん
ほとけ
フェンスをよじ登る
ほとけ
眼下にはずいぶんと小さくなった町が見えた
ほとけ
ほとけ
せーの っ !!
待って !!
ないこ
息が荒くなっていた。走ってきたのだろうか、
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
死んじゃ … 嫌だから …
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないちゃんは、笑顔のままだった
ほとけ
ないこ
ないちゃんは話始めた
僕はないこ
俺は裕福な家庭に産まれた
今思えばほとけっちよりは楽に暮らしていただろう
ないこ
ないこ
内藤母
ないこ
内藤母
ないこ
俺の親は褒めてくれることなどなかった
別日
ないこ
内藤母
内藤母
内藤母
母はヒステリックになってお皿やコップなどを投げてきた
ガッシャーン
床に散らばるガラスの破片
ないこ
直撃した皿の破片で皮膚が切れ 腕が血でにじむ
ガッシャン ッ パリン ! ガッシャン
俺をめがけて飛んでくるお皿やコップは 次々に腕や足に当たり赤色に染まる
これが毎日のように続いた
父親はそっけない態度をとりなにひとつとして助けてはくれなかった
本当に苦痛だった
でも、気付いたんだ
全部自分が悪いと思ってしまえば辛くないってこと
だから
内藤母
内藤母
内藤母
ないこ
作ったご飯を残されても
内藤母
内藤母
内藤母
パシンッ ボコッ ボコッ
ないこ
殴られても
全部自分が悪いと思って生きてきた
正直、生きている感覚など微塵もしなかった
ある日
ないこ
内藤母
お母さんはやけに落ち着いていた
内藤母
ないこ
内藤母
ないこ
内藤母
ないこ
内藤母
内藤母
プツン
この時 俺のなかの何かが音を立てて 切れたんだ
ないこ
ないこ
笑顔で答える
内藤母
そして 閉め出された
不運にもその日は 雨だった 服やピンクにそまった髪が濡らされる
ないこ
俺はただひたすらに歩くことしかできなかった
ぬしいいいいい
ぬしいいいいい
続くよ????
コメント
7件
イムくんよりも楽だったからとはいえないちゃちゃんもやばいじゃん!でもイムくんまだ出てないしこの後どうなったのか気になります!!続き楽しみにしてます!!
続き楽しみにしてます!