テラーノベル
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俺は生まれた時から”得意”なものなんてなかった
だからこそ”できる”人が羨ましかった
周りにはできる人ばっかりだった
身近の幼馴染は、
水泳ができたりドラムができた
才能があり根性があり 昔から頑張り続けた結果なのだろう
それが自分にはなかった
琴
自分にもできることはないのかと色々なものに手をつけた
でもどれもダメだった
運動関係、音楽関係、美術関係、勉強関係
どれをとっても上手くいくものなんてなかった
琴
体力をつけるために走ったりもしてみた、 ボールだって触ってみた でもどれもダメだった
琴
そう思い、音楽をやってみた、 ピアノを触ってみた、何も分からなかったから練習もしたし、聞いてみたりもした、でもダメだった
それならと思い歌を練習してみた でもいくら歌っても上手くなんてならなかった
琴
学生ということもあり勉強だってした、 友達に98点をテストで取り怒られると泣いてる子もいた そんな子がすごくて、憧れて そうなりたいと思った
だから勉強をした、 でもいくらやったって覚えられなかった 日に日にやる気すらなくなって言った
琴
無理だと思い、絵を描くようになった、 最初上手くいったと思った、 でも友達と絵を描いた時、友達上手さに 尊敬と共に妬みがあった
琴
琴
もういやになった、だからネットに逃げた ネットでは有名な人がいて、才能が沢山あって、 羨ましいと思った
琴
その時、小説アプリに出会った、 今まで漫画も小説も本もまともに読んだことがなかった 初めて読んだ時、好きだと思った ここでもフォロワーの多い人に沢山であった、
その時また羨ましいと思った
だからやってみた、 それでも自分が書くのは全部駄作ばかり、 いいねもフォローもされない、
ほんとに自分には何も出来ないのだと思った
それでも諦めたくなかった、何か一つでもできるものが欲しかった、 完璧でなくても良かった
琴
SNSで好きなキャラクターに出会った、 この子を描きたいと思った
それからだった 自分は下手くそな絵で沢山描き、上手くなるように調べて、ひたすら描いて、 好きな絵柄を観察してまた描いてを繰り返した
最初は下手くそだった でも上手いって褒められることも増えた それが嬉しかった
でも捻くれた性格のせいでどうせ下手だとか思ってるんだろと思ってしまった 世の中には上手い人なんて沢山いる それなのに自分のが上手いわけがない そんなことを思っていた
琴
昔書いていたが諦め辞めた小説アプリ あれをもう一度やろうと入れ投稿した 最初は見てくれる人なんて少なかった それでも徐々に見てくれる人も増え仲良くしてくる人だって増えた、
それは心から嬉しかった
それでも、 なんで自分なんかと仲良くしてんのか、 なんで自分なんかフォローしてんの? そう思うことが増えた、
それでも仲良くしてくれる人が好きだったし、 リアルでもネットでも自分を親友だと言ってくれる人に出会えた、
琴
心からそう思えた
久しぶりの蕾ゐです
色々ありまして消えてました
一次創作のこれは私の実体験を少し混ぜつつのお話です
短編となり、なにか身近なところでひとつなにか起きたらこれはまた動きます
次がいつになるかは分かりませんがまた会いましょう
コメント
1件
ああ、これめちゃくちゃ刺さったわ…。琴の「何やってもダメだ」って焦りと、それでも諦めたくなかった気持ち、すごい伝わってきた。SNSで好きなキャラに出会って「描きたい」って思った瞬間から少しずつ変わっていくの、読んでて自然と応援したくなった。最後に「幸せだな」って思える場所にたどり着いたの、本当によかった。蕾ゐさんの実体験が混ざってるってのもあって、ひとつひとつの言葉が重かったわ。久しぶりの投稿お疲れさま、また続きが読める日を楽しみにしてる🔥