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✣赤くんside✣
暗闇の中で
優しい、安心出来る音が聞こえる。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
小鳥のさえずりよりも安心できて
アダムよりも優しい声___。
桃
赤
俺がバチッと目を開けると
ものすごい至近距離で
兄の桃と目が合う。
桃
赤
桃
桃
桃にぃは、まだ寝ている俺の頭をくしゃっと撫でた。
赤
桃
俺よりも何倍も体の大きい
桃にぃに抱きつかれ、
せっかく起き上がりかけていた俺の体は
再びベッドに沈んだ。
赤
赤
桃
桃にぃはヘラヘラと笑うと
俺の部屋を出ていった。
"俺の部屋"と言っても
桃にぃが構ってもらいによく来る。
だから俺の部屋は
"俺と桃にぃの部屋"
になっているのだ。
そんな回想はここまでにして
俺はテキパキと服を着替え
用意を済ませると、リビングに降りて行った。
赤
俺が眠い目を擦りながら
リビングに続くドアを開けると
台所で料理をしている桃にぃの姿が見える。
桃
赤
俺は、桃にぃの背中に
もたれるように抱きついた。
桃
なんだかものすごい声が聞こえた気がするが
それは放っておこう←
桃
赤
赤
桃
赤
そんな会話を挟みながら
ふわふわの卵を口に入れる。
赤
赤
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
机のそばに立てかけてあったカバンを取ると
桃にぃに腕を引っ張られて
桃にぃの方につんのめる。
桃
桃
赤
赤
桃
赤
俺は桃にぃの謎の圧に押され
黙っていることにした。
桃
赤
赤
桃
桃にぃは俺の腕を引き寄せると
ズンズンと歩き出した。
Continue__。
コメント
7件
連載ブクマ失礼しますッ
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