ヒロ
……秘密…か…
うり
うり
ヒロ
ヒロ
うり
ヒロ
うり
ヒロ
ヒロ
笑ってうりのおでこを軽くつついた。
何もバレないよう、いつも通りの笑顔で
うり
うり
うり
うり
ヒロ
ヒロ
ヒロ
ヒロ
ヒロ
ゆあん
最近落ち着いてきた。
正直、病状になれたって感じが強い。
血が欲しくなれば、苦しくなる前に前兆が来る。
前は頻度が多すぎて分からなかったが、今となればだいぶ落ち着いたと思う。
実は俺が感染してから何日も過ぎていることを俺は知っている。
何もすることがなくて、ずっと時計を見ていたら、いつの間にか時はすぎていく。
なおきり
ノックを鳴らさず、俺の名前を呼ぶ。
ゆあん
笑って振り向けば、なおきりも優しく微笑んでくれる。
優しい…いい香り…っ!?
……ダメ、今前兆がっ…
なおきり
ゆあん
なおきりも前兆が分かってきたらしい。
それは、鼻を鳴らし、血の匂いを欲し感じ取ること。
なおきりの前ではよく起きる。
それほどなおきりの匂いが美味しそうでそそられるのだろう。
軽く首筋に噛み付いて吸う。
そんな俺をずっと撫でてくれるなおきりが、俺は大好きだ。
ゆあん
なおきり
ゆあん
軽く擦り寄って甘え、2人で横になる。
親犬と子猫が抱きしめ丸まって…
幸せだと感じてしまうんだ。
これ全部、病のせいだって、分かりきっているのに。
コメント
17件
ヒロさん...「俺の症状」って..かかっちゃってる系かな..?
きになりすぎます!
凄いなぁ!うん!うん!(悟) ホントの小説みたいなタッチだな!