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ころん
ころん
ころん
僕は久しぶりに学校に行った
ずっとずっと学校なんて行ってなかったから
今日入学したような感じがした
入学式以来ずっと学校へ来ていなかったのだから
いじめがすごかった、嫌だった、だけど大きな声で『辛い、痛い』なんて言えなかったから仕方がなく我慢していた
だけど我慢すればするほど段々エスカレートしていった
ころん
この学校は『イジメ学校』と呼ばれるほど『イジメ』で有名な学校だった
そして僕は教室に向かってゆく。
教室に入るといじめを受けていた頃とは違う ー
ガラリとした静かな教室が
広がっていた ー
愛華
全く覚えていなかった
まったく ー
頭の中で整理しようとしても、いじめを受けていた頃しか出てこない。
この学校では僕の学校では入学してきた学校では
僕の頭の中には『イジメ』という思い出しかこの学校にはなかった。
当然いじめられっ子だけで生きてきた僕は
友達なんてどこにもいない。
ころん
愛華
その女の子は悲しそうにこちらを見つめていた。
ころん
謝ってればいい訳じゃないけれど、今は謝らないといけないような気がして…
ころん
叫んだ。『ごめんなさい』って叫んだ、必死に。
必死に叫んでも許してもらえないことだってあるのに…
なぜか彼女は
愛華
と、あっさり許してくれた。
この子となら友達になれるかな?
ころん
一か八かで友達が欲しかったからしょうがない。もうどうなってもいい、断られてもいいから1回だけ1回だけ『友達になってくれませんか』って言おう。
愛華
ころん
僕だけには必死に優しく接してくれた。
僕は思わず泣いてしまったただただ嬉しかっただけ、悲しかったんじゃない。
友達ができたから、その喜びだった。
ころん
愛華
彼女は何かに惚れている?
何かに惚れてしまったのかもしれない。