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yan

腕時計持ってきて本当に
良かった...

yan

持ってなかったら、確認
出来なかったし

yan

今は4時40分だったから

yan

あと4分待てば良いのか

yan

早めに終わらせて早く帰ろ

そう思い待って居る間は

鏡をじっと見続けた

もう一回時計の針を見てみると

その針は

4時44分になっていた

はっとして

急いで大鏡を見つめた

大鏡を見つめていても

特に大鏡は変化せず

手は伸びてこなかった

yan

あれっ?

yan

伸びて...こない?

何回時計を見てもキッチリと

4時44分と差していた

yan

4時44分の大鏡って嘘の...
七不思議だったのかな?

七不思議が

7つもあるならば

一つくらい嘘の七不思議があっても

おかしく無い筈だ

etさんが間違って嘘の情報を

流してしまった可能性だってある

yan

本当に無くて良かった〜

yan

もしあったら俺、死んでた
かも知れないし

そう思い

戻ろうとした時だ

ガシッ

何かが俺の足を掴んだ

恐る恐る振り返ってみると

大鏡から飛び出した無数の手が

俺の足を掴んでいた

yan

ひっ...

何故?そう思

もう一度、時計を確認してみても

4時45分

とはっきり書いてあった

yan

何で...?

yan

45分...になった...のに...っ

当然その様な疑問が頭の中にあった

だってetさんが言っていたには

 4時44分とはっきり 言っていたからだ

そう考えているうちにも体の所々を 掴まれた

 そしていつの間にか身動きが 取れなくなっていた

ズルッ

 真っ白で熱を感じない手は

俺をどんどん鏡の中へと引き摺り 込んでいった

yan

...っ

声も出なかった

いや、出すことができなかった

いつもetさんが必ず助けに来てくれる

けど今日は

助けに来てくれない

やっぱり俺は、いつもetさんに 頼りすぎた

俺は何もせずに見ることしか出来ない

本当に俺は

何の為に...etさんの検証のためだけに

命を失うとは思わなかった

あぁ...本当に、七不思議を 試さなければ

そう、今更思った

ズルッズルッ

気づかないうちにはもう、体の 全体が引き摺り込まれていた

暗い

何も聞こえない

そこは正に無の空間だ

手はまだ俺を離そうとしない

yan

俺、何処かに連れて
いかれてるんだ

 足はしっかりと沢山の冷たい

物につかまれて居る

yan

こんな時etさんが居たらなぁ...w

yan

助けてくれるのに

yan

て言うか、来てくれるって
言ったのに来なかったじゃん

yan

怖いなぁ

そう何度思った事だろう

やっぱりetさんは 俺を助ける つもりなんて

最初から、なかったのかも知れない

赤い鉛筆や赤色に染まる靴

それで助けると信じ込ませて

 最終的には見捨てるつもり だったのだ

何で俺...今まで信じてたんだろ

yan

そう言えば...時計の針

yan

1分ズレたまま

yan

直してなかったじゃん...

今更そう、思い出した

やっぱり... 俺はついてない

ずっと、ずっと...昔、あの出来事が あってから

この不幸が起こり続けている

やっぱり、バチが当たった

最後...位は助けを呼んでみても... 良いよねっ?

どうせ...この空間には俺″一人″しか

 居ないし

yan

誰か...助けて...

聞こえる筈も無い

「助けて欲しい」そんな ″都合の良い″

本音を漏らした時だった

 

何やってんの?

知らない誰かの声が聞こえた

初めて聞く声だった

yan

えっ...?

 

えっ...?って何?

 

今、助けに来て...
上げたんだけど

そんな事、絶対に無い

 まず前提にこの空間からは 出られないに決まって居る

俺、ついに幻聴まで聞こえる様に

なっちゃったのか...

yan

ははっ...

 

は?幻聴じゃない!

 

ちゃんと人だわ

yan

でも、姿見えないから

yan

人間なのか分からない

 

ッ...

 

そこは何も言えない...

 

痛い所ついて来んなよ...

 

て言うか!さっき...助けてって

 

言ってたよな!

yan

まぁ...

 

冷たいなぁ〜

 

こういうのは

 

″はい″か″いいえ″で答えろよ

 

まぁ、助けてほしくないなら

 

俺はそのまま出て行くけどw

yan

はい...

 

ふふ〜ん!

 

なら...俺がお前を助けてやるよ

 

ほら、俺の手掴んで?

yan

だから暗くて見えない...

 

あっ、そっか笑

 

忘れてた

 

はい

ギュッ

 

今から目瞑ってて

 

俺が良いっていうまで
開けちゃダメ

yan

何で?

 

また引き摺り込まれるから

 

次はもう抜け出せないよ

 

本当に底まで落ちちゃう

yan

...

 

それが嫌なら瞑ってて

yan

分かった...

目を瞑ってある間は何が起きたか

分からなかった

でも、沢山の手に囲まれて俺たちを 引き摺り込もうとしている

それだけは分かった

 

ほらっ、もう目を開けな

yan

んっ...

目を開けるともと居た踊り場に 戻っていた

明るい場所に

声が聞こえた方を見ると

そこには栗色の髪をした

一人のチャラそうな男の人が 立っていた

yan

あっ...前にjppと話していた人?!

yan

あっ...

どこかで見た人だったから咄嗟に 言ってしまった

もうjppは消えて皆んなから忘れられてしまっているのに

そう思っていた

 

あっ!jpp?!

 

あのjpp?

yan

えっ...?知ってるの?

 

知ってる知ってる!

 

だって友達だったし!

 

今は...消えたけれど...

 

て言うか...何でjppの事

 

知ってんの?

yan

いや、こっちのセリフだわ...!

 

へ〜

 

やっぱりお前...俺と同じで

霊感ある?

yan

えっ...?

本当に言って良いのか?

確かに...あるとは言われたけれど...

でも言ったら...

 

言って良いよ

 

俺、お前の事助けたのに

 

そんなに信じられんの?

コイツ心読めるのか?

 

読めるわ!

yan

は?

yan

え?

yan

ん?

 

そんな驚かんで良いよ

 

だって俺の家族、全員霊感あるから

 

凄い所なんで⭐︎読める様に
なっちゃいました〜!

こんなチャラい奴が?

霊感あるなんて...

 

はっ?失礼やぞ!

 

人を見た目で判断するな!

yan

ごめん〜

 

ちゃんと謝れよ!

yan

そう言えば名前何?

 

話逸らすな!

 

まぁ...今回だけ許してやるよ

 

俺の名前は

ur

ur!宜しくな

yan

宜しく

yan

俺の名前は

ur

あ〜、知ってるyanだろ

ur

この学校でめちゃくちゃ
有名やからね

yan

俺、有名なの?!

ur

うん、多分この学校の半分
以上はお前のこと知ってる

yan

マジか...

ur

マジマジ

yan

て言うか...urは何で
鏡の中に居たの?

ur

え〜、俺はね

ur

昔いなくなった

姉貴を探す為

メロディーの約束

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412

コメント

12

ユーザー

urナイスタイミング😎👍 yanくんをたすけてくれてありがとう(誰目線だよ(殴 姉貴… etさんなのかな? 続き楽しみ! 閲覧300人越えおめでと🥰🥳

ユーザー

流石えのさん、いつも小説作るの上手すぎる✨続き待ってます!

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