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~放課後の教室~
4月26日
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どうしてこうなった。
相川純恋
吉田椿樹
吉田椿樹
なんでアホがいるの。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
アホばっかじゃん。
平井花凜
相川純恋
体育祭の決め事とかめんどいことを……
そもそも委員長なんてやるつもりなんて なかったのに……
平井花凜
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
相川純恋
吉田椿樹
鈴木和雪
平井花凜
鈴木和雪
平井花凜
相川純恋
平井花凜
惚れた弱みなの?
かりんは吉田椿樹に甘い。
吉田椿樹
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
平井花凜
でもかりんは騙されてると思う。
出会ってすぐにとか怪しすぎるもん。
今の今まで1度も告白をOKしてこなかった
あのかりんが……
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
平井花凜
相川純恋
相川純恋
吉田椿樹
そう簡単にはぼろでないか……
良い人すぎるっても気持ち悪いし
かりん泣かせたら許さねぇからな……
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
かりん可愛いからでっち上げられたな。
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
そっか……3年……
もうそんなに経つんだ。
平井花凜
相川純恋
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
もう懐かしく感じるなぁ……
吉田椿樹
相川純恋
相川純恋
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
吉田椿樹
相川純恋
鈴木和雪
平井花凜
吉田椿樹
相川純恋
私も
かりんの心配ばかりしてないで
答えを出さなきゃ。
___________________
あの日の私は泣いていた。
私の代わりに声をあげたのは
上辺の友達なんかじゃない
親友だった。
気づいてくれたのは
無責任に好きと言うだけの男じゃない
あんただった。
どうして私なんか好きになったの?
私も嘘をつけたらいいのに……
~約1年前 体育館~
3月某日
___________________
もうすぐ4月だっていうのに
まだ寒いな……
相川純恋
手が冷えて赤くなっちゃった。
後輩1
後輩2
こうゆう聞きたくもない声も聞くことになっちゃうし。
後輩1
後輩2
後輩1
後輩1
言われ慣れないなぁ……
陰口っていうのは。
言われ慣れちゃダメか、普通。
後輩2
後輩1
後輩1
後輩1
うるさいなぁ……
好きでこんな風になったわけじゃない。
傷つきたくないから
守りに入って何が悪い。
後輩2
後輩2
後輩1
後輩1
あざとく振舞ってる自覚はあるけど
それをダサいと思ったことはないし
陰口叩くてめぇらの方がよっぽど……
だせーかんな?
相川純恋
平井花凜
後輩1
後輩1
後輩2
後輩1
同じクラスの平井花凜……ちゃん?
平井花凜
平井花凜
平井花凜
え……あの子
普段静かなのに……
後輩1
後輩2
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
そんなこと言えちゃうんだ。
そんな風に思ってたんだ。
後輩2
後輩1
平井花凜
平井花凜
平井花凜
後輩1
後輩1
後輩2
ほとんど喋ったことなんてないのに
相川純恋
平井花凜
平井花凜
相川純恋
違う、違う。
なんでこうゆう時だけ言葉詰まるの。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
相川純恋
相川純恋
そうじゃなくて、素直になって。
相川純恋
ちゃんと言おうよ。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
嬉しかった。
あんなふうに言ってもらえて。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
相川純恋
相川純恋
平井花凜
私の周りにあんなふうに言ってくれる人
他に居たかな……
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
こっちのセリフ。
まだいたの?
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
ぼけーっとしてそうでちゃんとキャプテしてるのムカつく
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
え、今なんて言ったの?
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木、私のこと好きだったんだ。
知らなかった。
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
私みたいな女に引っかかるタイプだっけ?
鈴木って
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木といると素が引っ張り出される……
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
純粋に好意を持たれることは嬉しい。
鈴木はいいやつだしね。
鈴木和雪
でもね、踏み出す勇気ってやつ
私にはないみたい。
ごめん。
~半年前 夏~
7月某日
___________________
どうしよう……
相川純恋
明日は中学最後の大会……
なのに……
相川純恋
部活の仲間を見送ってからどれくらい?
外は日が暮れてきた。
相川純恋
好かれてない自覚はある。
後輩には特に。
前のこともあったし……
相川純恋
相川純恋
でも、今このタイミングで
最後の夏だよ?
自分を恨みたい。
相川純恋
自分らしくいるってなんだろう。
あの時言われた言葉がちらつく。
媚び売るか……
事実。
私はかわいこぶりっこ
いつもそう。
周りの空気呼んで笑って
相川純恋
後から自分にかえってくるなんて
しかも今このタイミングで?
悔しい。
ただただ悔しい。
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木はいつもいる。
心細くて冷たい風をあびてる日に限って
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
嘘
どれだけ探したと思ってるの?
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
嘘
泡なんてついてない。
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
どこで見つけたの……
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
何が悲しくて
泣いてるところ見られなきゃならないの。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
シューズケースないし……
なんか綺麗になってるし
まだちょっと湿ってるし
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
どうしていつもいるの。
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
そうゆうこと軽々しく言う……
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木といたらなんか心が軽くなった。
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
なんか今日はいつもよりかっこいいね。
なんて……
調子に乗るから絶対言わないけど。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
困った。
鈴木和雪
鈴木和雪
心臓の音が
静まり返った学校に
響いてるように感じる。
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
家族の他に
こんなに愛を感じたことはなくて
困ってる。
鈴木和雪
鈴木和雪
素直じゃなくて悪かったな。
どうせ可愛げ無いよ。
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
アホだなぁ……
こんな女に引っかかったらダメだって。
あんたはいいやつなんだから。
私なんかのために時間さかないでよ。
___________________
困った。
人から向けられる好意なんて
めんどくさいと思ってたのに……
いつも特別に優しくて
苦しい時
そばにいられちゃ
困る。
あんたのこと好きになるじゃない。
~卒業式 教室~
入学式より約1か月前
___________________
相川純恋
恋を自覚した途端に
鈴木と上手く喋れなくなった。
鈴木は相変わらずだけど……
相川純恋
とりあえず今日はかりんと帰る。
相川純恋
教室のドアを開けると
私の席に座るかりんちゃんがいた。
平井花凜
あの1件が嬉しくて
私はかりんと仲良くなりたくて
話しかけまくったら
親友になれた。
相川純恋
平井花凜
嬉しそうな顔。
少しほっぺたを赤くして
柔らかく笑うかりんは可愛い。
相川純恋
平井花凜
平井花凜
相川純恋
平井花凜
もっと赤く染まった。
時々見せるその顔はさ
私にだけだよね。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
相川純恋
平井花凜
相川純恋
平井花凜
自意識過剰かな……
私思うんだけど
かりんって……
相川純恋
平井花凜
平井花凜
相川純恋
私のこと"好き"みたいに思えるの。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
自意識過剰であってほしい。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木を"好き"になってから
かりんの私に対するその顔が
"好き"という想いを秘めた……
恋する女の子の顔にしか見えなくて
どうか私でありませんようにって
いつも願ってしまう。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
平井花凜
相川純恋
平井花凜
嘘でも"好き"になれたらいいのに。
こんなに好きなのに……
大好きなのに……
私、ただ……
かりんの幸せを願いたいだけなのに
平井花凜
平井花凜
相川純恋
かりんは気づいてる。
私の心境の変化に。
だから、迷うんだよ。
相川純恋
かりんはどうするの?
って聞きたいけど
聞けないから。
相川純恋
私は私の人生。
数ある選択肢の中から選ぶのは私。
かりんはかりんの人生。
___________________
ごめんね、かりん。
私は
かりんの瞳に映る私は
どうなってるかわからないけど
本当に"好き"かさえ
かりんにしかわからないけど
私は告白を選択するよ。
長いこと待たせたあいつに
ちゃんと想いを言うよ。
今はまだ……
何も気づかないふりをして
自分に嘘をつかないで
素直になって
飛び込んでみる。
だから……
だから、もし
かりんも素直になれたら
もし、その時が来たら
親友として
向き合うから
嫌いになんて、ならないでね。