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~ゴールデンウィーク明け~
5月10日
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平井花凜
だいぶあったかくなってきたとはいえ
まだ、風があると寒いわね。
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
エアコンきいてないのかしら……
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
入学してちょうど1か月か……
椿樹は誰に対しても優しい。
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
あたし(彼女)には特別優しい。
平井花凜
相川純恋
平井花凜
鈴木和雪
平井花凜
そうゆう性格なんだろう。
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
椿樹のこうゆうところにも結構慣れたわ。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
鈴木和雪
相川純恋
まあそうでしょうね。
ドリンクバー見て喜ぶ人なんて
珍しいと思うわ。
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
吉田椿樹
店員さんをウエイターって呼ぶの初めてみたわ……
店員
平井花凜
店員
平井花凜
店員
店員
恋人のふりだから出かけたことなくて……
予想はしてたけどまあ……
想像以上に面白いわね、人って。
吉田椿樹
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
吉田椿樹
鈴木和雪
平井花凜
相川純恋
吉田椿樹
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
平井花凜
相川純恋
鈴木和雪
平井花凜
相川純恋
鈴木和雪
平井花凜
吉田椿樹
鈴木和雪
相川純恋
平井花凜
すみれと2人きりになるの久しぶり……
相川純恋
平井花凜
平井花凜
平井花凜
相川純恋
わかってるわよ。
相川純恋
相川純恋
そうでしょうね。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
相川純恋
まあ驚くわよね、でも……
こうすることしかできないのよ。
平井花凜
相川純恋
椿樹は誰がなんと言おうと美少年よ。
1部の女子に恨まれるくらいには。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
平井花凜
すみれのそうゆうとこ好きよ。
何だかんだ仲良くなってて良かったわ。
平井花凜
相川純恋
相川純恋
相川純恋
そうよ。
いつになったら言うの。
両想いなのに。
平井花凜
相川純恋
平井花凜
ああ……近づいてると思ってたけど
相川純恋
平井花凜
嘘を重ねる時がまた来たんだ。
相川純恋
付き合ったらあたしなんて言おうかな……
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
鈴木和雪
相川純恋
笑っておめでとうって言えるかな。
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
また泣いたらどうしよう。
その時はまた、隣にいてくれるかな。
吉田椿樹
きっと居てくれる。
あなたなら。
___________________
あたし
気づかなかった。
もう既に頼りきりになってること
助けてもらうのが当たり前になってること
思いもしなかった。
自分で自分の首を絞めてるなんて
ごめんね。
~体育祭2日前~
5月23日
___________________
平井花凜
忘れてたわ。
あたしも学ラン借りないとだったの。
平井花凜
押しに弱くて応援団までやることに……
明日の練習までに借りなきゃ……
鈴木和雪
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
鈴木和雪
そういえば学ランもう借りたのかな……
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
平井花凜
鈴木和雪
平井花凜
鈴木和雪
鈴木和雪
知らなかった……
平井花凜
平井花凜
平井花凜
確かに進学校でもおかしくないくらい勉強できる……
だけどわざわざここに来た理由って……
もしかして……
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
椿樹に借りれなかった時考えてなかった。
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
すみれは……?
平井花凜
鈴木和雪
高校の学ランは貸すつもりなのね。
鈴木和雪
平井花凜
平井花凜
平井花凜
すみれが借りる前にって気が引けるけど
ごめん!
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
知らなかった。
そういえば、椿樹って
自分の話はあんまりしないわね……
進学校にいたなんて初耳。
ここら辺で有名な進学校といえば……
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
ほんとにそうなんだ……
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
目を伏せて笑った。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
椿樹が目を伏せて笑う時
きっと嘘をついている。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
聞いちゃダメなのかなって
勝手に思ってたけど……
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
ずっと気になってたことがある。
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
鈴木、友達とはせまく広くタイプだし
でも椿樹とは特別仲がいい。
何がきっかけなのか
どこで知り合ったのか気になる。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
そういえば鈴木、冬に入院してたっけ。
平井花凜
吉田椿樹
尚更気になるわ……
でもまあ……本題じゃないか。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
あなたような
誰に対しても分け隔てなく
優しくて
気遣い上手で
面白い
あなたのような人が
想いを寄せてるのは
一体誰なの?
吉田椿樹
その名前をあたしは知っていた。
吉田椿樹
だってその人は……
あたしの好きな人の……
好きな人。
___________________
ほんとお互い様。
どうしてあたしたち
大切な人がいる人を
好きになったんだろう。
~探した先に~
___________________
鈴木和雪
ついにこの日が来ると
緊張するもんだな……
答えはわかってるはずなのに。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
知ってる。
いつも私を追いかけて
不安な時、来てくれるから
好きになっちゃった。
相川純恋
鈴木和雪
好きになったこと
今日は私が伝えにきたよ。
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
そのまさかだよ。
鈴木のこと好きになるなんて
思ってもいなかった。
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
このバカはいつも……
雰囲気察するとかないんか。
無理か……鈴木だしな。
しれっと告白するような奴だもん。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
ううん
そうだ。
常に自然体でいさせてくれる
そうゆうあんただから
好きになったのか、私。
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
上手く言えなくてもいい。
大丈夫、怖くない。
上手く言えなくてもちゃんと
聞いてくれる。
そうゆうやつだから。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
私が伝えることに意味がある。
そうしなきゃ、伝えられない人は
どうなるの?
私が飛び込まなきゃ
何も始まらない。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
震える声に恥ずかしくなって
鈴木の顔が見れない。
相川純恋
相川純恋
今どんな顔して聞いてるんだろう。
ずるい女だよね。
今更、好きになったなんて
相川純恋
相川純恋
相川純恋
女の世界は怖い。
彼氏彼女如きで起こる歪みは
怖くてたまらない。
だから避け続けた。
相川純恋
相川純恋
告白されたことなら何度かあった。
でもね、鈴木以上に心が動いた人は いなかったし
相川純恋
相川純恋
告白した後も
私のこと好きでいてくれる人なんて
伝え続けてくれる人なんて
鈴木だけだった。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
他の男は違うって思った。
特別に感じた。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
素直じゃない、素直になれない
そんな私でも可愛いって
好きだと言ってくれた人。
相川純恋
相川純恋
その時の顔が忘れられない。
ううん
私を見つめる顔はいつも
誰より
何より
優しくてあたたかい。
それをずっと見ていたいなんて……
相川純恋
この感情って
きっと
愛おしさ。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
恋
と認めたのは一瞬。
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その一瞬で
顔を上げてみつめてみれば
あんたの目は
刹那の輝きを秘めた
月みたいで綺麗だね。
~告白の裏側~
___________________
鈴木はすみれと会えたかな……
相川純恋
平井花凜
相川純恋
相川純恋
入れ違っちゃったわね。
平井花凜
平井花凜
相川純恋
相川純恋
平井花凜
平井花凜
すみれも探してたのか……
もしかして……
相川純恋
相川純恋
相川純恋
平井花凜
相川純恋
平井花凜
やっぱり。
ついに来た……
平井花凜
相川純恋
また、嘘を重ねる時が。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
ほんとにごめん。
相川純恋
相川純恋
相川純恋
真っ直ぐと
あたしの気持ち見透かすみたいに
覗きこまないでほしい。
平井花凜
平井花凜
また体温が上がる。
相川純恋
平井花凜
相川純恋
相川純恋
平井花凜
な、何……?
平井花凜
平井花凜
あたし、今
すみれに抱きしめられてる……?
相川純恋
ああ……
そうゆうことか。
ちょっと寂しいのかな。
平井花凜
平井花凜
そうすることでしか隣にいられないなんて
相川純恋
相川純恋
相川純恋
ばかだ、あたし……
平井花凜
上手く笑えてたかな。
今までだって苦しかったよ。
言えない気持ちも
伝えられない想いも
ずっと飲み込んできた。
平井花凜
平井花凜
今改めて感じる
この感情は……
平井花凜
だから……
こんなに苦しいんだ。
改めてはっきりと感じるから……
吉田椿樹
平井花凜
やっぱり……
また来てくれた。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
あたしの手をひいたのは
すみれじゃなくて椿樹だ。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
いつも隣にいてくれるけど
あたしが望んだ隣はあなたじゃない。
そう、心が叫んで仕方ない。
ごめん……
吉田椿樹
吉田椿樹
わかってる。
頭ではわかってる。
それに椿樹だって苦しいはずなのに
どうして……
平井花凜
平井花凜
平井花凜
初恋だった。
吉田椿樹
平井花凜
男に生まれたかったわけじゃない。
吉田椿樹
平井花凜
椿樹は素敵だと思うし
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
でも胸の鼓動が高鳴るのはいつも
可愛い女の子
相川純恋。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
理想の家庭は
理想のまま。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
紛れもない女の子
吉田椿樹
そして
これからもきっと
好きになるのは
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
椿樹はいつも隣にいるだけ
いてくれるだけ。
触れたりはしない。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
まだこの"唯一の恋"しか知らない
あたしにとって
無限大な可能性を秘めた未来なんて
信じられないけど……
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
椿樹のことなら信じられる。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
いっそ"好き"になれたらいいのに。
吉田椿樹
吉田椿樹
でも、"好き"にはなれない。
そんなあたしたちの苦しい片想い。
___________________
どれだけあなたのことを
好きだとしても
"好き"になることはないだろう。
恋に変わる瞬間は訪れないだろう。
だからあたしたちは隣にいる。
これが不器用なあたしたちにとって
精一杯の恋の仕方。
恋のかたち。