レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
今日はいい夫婦の日。 多分まろは気づいてないだろうけど、どうせなら何かしてあげたい。 だけど正直、何をしたらいいか分からないからあいつの好きなハンバーグと日頃の感謝を込めた手紙を渡す予定。
それで今は、手紙を書いているところだ
まとまらない...さっきから書いては消しての繰り返しだ
配信では "幼児退行野郎バブまろ"だとか"アル中"だとか散々言ってるが、彼はハイスペックのスパダリ
そんなに重くない荷物でも持つわ、サラッと車道側を歩くわ
普段はぽえぽえしてるくせに歌うとバチバチにカッコよかったり、いざと言う時頼りになったり
編集や歌みたには一切手を抜かない 仕事にも社畜なのに一生懸命行っている
そんな彼にはメンバーとしても恋人としても感謝する事が多くて...やばい
今日はいい夫婦の日 ないこはそう言う事を大事にするタイプだから俺も何かしたい
まぁ、ないこがそうでなくても俺は勝手にするけど...
頭に最愛の人を思い浮かべる
朝がちょっと苦手で、ツンデレで、でも2人になると素直で可愛くて、頼れるリーダーで、でも変なところが抜けてて、可愛くて...
今でもあの人と恋人であるのが信じられないと思う時がある
時々ないこから 「俺、まろに貰ってばっかりだな〜」 ってよく言われる
違う、逆だ
俺がないこから貰ってばっかりなんだよ
俺をいれいすに入れてくれた 恋人にしてくれた 夫婦になってくれた
だから伝えたい
ないこから貰ってる幸せを
色々考えているとふとあることを思い出す
........これなら
ガチャ
天使です、天使がいます
目キラキラw小学生みたいw
好きな人と、特別な日に美味しいご飯を食べれる
この上なく幸せだ
渡されたのは綺麗に梱包されピンクのリボンがついた箱
中身を聞く前にまろに促され開ける
ピンク色のピアス
普段使いしやすいデザインで、シンプルすぎず、華美すぎない
実はこのピアス、少し前から密かに目をつけていたのだか、お値段が少し高く、買うのを躊躇っていたのだ
まろには...ってか誰にも言ってないはずなのに...
俺がそういう所に弱いって知ってるくせに...
シックな色合いに、青い薔薇の飾りが着いた袋を渡される
俺がないこに聞かれた時、中身を答えなかったから多分彼も同じ事をするだろう
ゆっくりと中身を確認する
シルバーの真ん中に青い宝石のはめ込まれたネックレス
しかも宝石の縁のところには"if"と掘られている
わざわざ頼んだのだろう、正直その現場を写真に収めたかった
はにかみながら説明する、ほんのりと頬が赤るんでいた
会話を覚えてくれていたことが嬉しくて...可愛くて...
改めて言おうとすると顔に熱が集まる
....やれ、ないこ
まろは待ってくれてる
それに今日は...まろに伝えるんだ!
体が包まれる
優しく、でも絶対に離さない...そんなハグ
まろの熱が...匂いが伝わる
抱きついた状態だから必然的に耳元で優しく呟かれる
俺は幸せ者だ
こんなに素敵な人が俺を愛していると、障害のパートナーに選んでくれた
彼と送る毎日が楽しくて幸せで...
こんな毎日をずっと大切にこれからも紡いで行きたい
顔を上に向けると、優しい澄んだ青い瞳と視線が会う
これからもずっと__