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つばさ(主)
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※本作品は『仮面ライダーエグゼイド』の二次創作です。 公式・制作会社様とは一切関係ありません。 本編には戦闘描写、負傷の表現が含まれます。 苦手な方は閲覧をお控えください。 キャラクターの解釈は作者個人のものです。ご了承ください。
つばさ(主)
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この作品に登場する人物の紹介
永夢
永夢
飛彩
飛彩
大我
大我
貴利矢
貴利矢
次から本編です
【崩壊区域】
瓦礫が舞い、
アスファルトはひび割れている
――ドォン!!
爆発音が響く
ブレイブ(飛彩)は連続斬撃で敵を押し返す
飛彩
だが、敵が尋常でないほど多い
右から高速突進
即座に防御
だが、無傷ではすまない
ライダーゲージがもう残りわずかだ
飛彩
飛彩
背後に気配
振り向きざまに一閃
だが――
上空。
大型バグスターが浮上する
飛彩
エネルギーが収束する
紫色の光が渦をまく
ブレイブが跳躍、
空中で斬り込む
しかし
別個体からの砲撃が横から直撃
ドォン
飛彩
ブレイブが地面に叩きつけられる
変身限界の警告音が鳴る
スーツが明滅する
光が弾ける
――変身解除
飛彩の身体が露出する
飛彩
再び構える
飛彩
大型個体が両腕を広げる
周囲の個体が同調
エネルギーが一点に集まる
街の空気が震える
飛彩
このままでは直撃する
避けられない
永夢
永夢
永夢
永夢
永夢
永夢
僕は無我夢中で走った
永夢
ただ、それだけ
距離が縮まる
間に合え
間に合え
永夢
背中で受ける
衝撃が走る
スーツの光が弾ける
――変身解除。
肺の空気が全部抜ける
焼ける痛み
永夢
それでも倒れてはいけない
僕はゆっくり振り向いた
視界が揺れる
でも、そこにいる
小さく、息を吐く
永夢
息が漏れる
永夢
吸えない、息が足りない
永夢
言いきれない
飛彩
短く告げる
飛彩
守れてよかった
敵も、満足したように去っていったようだ
安心した
足の感覚がゆっくりと消えていく
地面を踏んでいるはずなのにどこか遠い
飛彩さんの顔が目の前にある
怒ってるように見える
でも、その奥に焦りが見える気がした
そう思った瞬間
膝が崩れる
力が抜ける
体が前に傾く
――支えられる感触
暖かい腕
飛彩
叫び声が近い
胸の奥が焼けるように痛む
息を吸おうとする度、
鋭い痛みが走る
さっき、庇った衝撃
肺が押しつぶされたみたいに、
息ができない
永夢
空気が入らない
視界が揺れる
揺さぶられる感触
飛彩
応えたい
でも声にならない
音が、水の底みたいに歪む
輪郭が滲む
飛彩
崩れ落ちる身体を咄嗟に抱きとめる
体重が完全に預けられる
永夢
飛彩
飛彩
腕を回し、慎重に地面へ下ろしていく
飛彩
背がゆっくりアスファルトに触れる
その瞬間――
永夢
永夢
飛彩
飛彩
出血の有無を確認する
永夢
腹部を抑えると、顔が歪む
永夢
飛彩
外傷だけじゃない
内出血の疑い
圧迫を続ける
永夢
だが、その度に永夢が小さく息を詰める
永夢
飛彩
意識レベルが落ちていく
瞳の焦点が合わない
飛彩
反応が鈍い
飛彩
救急要請。
飛彩
脈はある、
呼吸も、まだ。
だが弱い
永夢の呼吸が、不規則に震える
永夢
飛彩
浅い
吸えていない
遠くからサイレン。
到着
救急隊が駆け寄る
救急隊
飛彩
酸素マスクが装着される
担架へ移す瞬間――
永夢
喉の奥で、声にならない苦鳴
胸がひくりと震える
飛彩
飛彩は頭部と頸椎を固定したまま支える
ストレッチャーが救急車へ滑り込む
救急隊
飛彩
――サイレンが鳴り響く
車内は赤い光と振動に包まれる
モニター装着
心拍数上昇
血圧低下
救急隊
飛彩
針が刺さる
永夢のまぶたが、僅かに震える
永夢
声にならない
飛彩が顔を近ずける
飛彩
飛彩
永夢
胸がうまく上がらない
飛彩は聴診器を当てる
右肺の呼吸音が弱い
飛彩
小さく呟く
ガタッ!
救急車が大きく揺れる
永夢の意識が、ふっと遠のく
永夢
モニターの波形が不安定に揺れる
救急隊
飛彩の目が鋭くなる
飛彩
呼びかける
が
光が、細くなる
1本の線になる
その線が、ゆっくりと閉じていく
飛彩
永夢
返事はない
そして、低く
誰にも聞こえない声で。
飛彩
サイレンが、さらに高く響いた。