樹
魂繋ぎの儀式によって蘇ったガウェインは、再び死ぬことになる。
ジャックはリドリーを連れて逃げようと走るが、途中で追いつかれ捕まってしまう。
その時、リドリーの体を借りた金竜が現れ、「リドリーを守るなら我に従え!」と言い放つ。
ジャックは金竜に従い、リドリーを助ける事にする。
リドリーは、自分の体を乗っ取った金竜を見て愕然とし、絶望に打ちひしがれていたが、それでもジャックを守ろうとする。
一方、ジャックはようやくリドリーに追いつき、二人で力を合わせて、金竜を倒す。
二人は意識を失い倒れこむ。
目覚めた時には、ジャックの体は元に戻っていた。リドリーの体には金竜が入っている。
金竜の力によって、リドリーは死を免れている状態だと言う。
リドリーは、もう二度と会えないかもしれないと思いつつも、ジャックとの別れを告げる。
ジャックは自分の無力を嘆きつつ、リドリーを見送った。
その後、リドリーは、人間の世界で生きていくことを選び、妖精達と一緒にいる道を選ぶ。
こうして、物語はハッピーエンドを迎える……。
(ネタバレ注意)
実はこのゲームには裏設定がありまして、ラストシーンでは金竜が完全に復活するのです。
そしてゲームクリア後、隠しダンジョンをクリアするとエンディングが流れるのですが(攻略サイトで確認済みです!)そこでラスボス戦が行われます。
戦闘BGM
ジャックはリドリーを連れて逃げようと走るが、途中で追いつかれ捕まってしまう。
その時、リドリーの体を借りた金竜が現れ、「リドリーを守るなら我に従え!」と言い放つ。
ジャックは金竜に従い、リドリーを助ける事にする。
リドリーは、自分の体を乗っ取った金竜を見て愕然とし、絶望に打ちひしがれていたが、それでもジャックを守ろうとする。
一方、ジャックはようやくリドリーに追いつき、二人で力を合わせて、金竜を倒す。
二人は意識を失い倒れこむ。
目覚めた時には、ジャックの体は元に戻っていた。リドリーの体には金竜が入っている。
金竜の力によって、リドリーは死を免れている状態だと言う。
リドリーは、もう二度と会えないかもしれないと思いつつも、ジャックとの別れを告げる。
ジャックは自分の無力を嘆きつつ、リドリーを見送った。
その後、リドリーは、人間の世界で生きていくことを選び、妖精達と一緒にいる道を選ぶ。
こうして、物語はハッピーエンドを迎える……。
(ネタバレ注意)
実はこのゲームには裏設定がありまして、ラストシーンでは金竜が完全に復活するのです。
そしてゲームクリア後、隠しダンジョンをクリアするとエンディングが流れるのですが(攻略サイトで確認済みです!)そこでラスボス戦が行われます。
戦闘BGM
樹
魂繋ぎの儀式を施したクロスが現れ、「リドリー様に手を出す事は許さん!」と叫ぶ。
リドリーの身体から抜けた金竜にクロスは攻撃しかけるが、逆にやられてしまう。
一方、ジャックは金竜を追いながら、ラジアータ軍の追撃をかわしつつ進む。
ようやく追いついた時には、リドリーは金竜と一体化してしまっており、もう手遅れだった。
リドリーは自我を失い暴走していた。ジャックの声に反応し、リドリーはジャックと戦う事に。
戦いの最中、リドリーは自分が誰なのかを思い出し始める。
リドリーは、自分の中の金竜と戦い、ついには打ち勝った。
リドリーは金竜の力を使い果たし、力尽き倒れてしまう。
そこへ、クロスの乗った銀竜が現れる。リドリーはクロスに助けられるが、傷つき倒れる。
ルシオンが、リドリーを殺すためにやってきたのだ。
ジャックはリドリーを連れて逃げるが、追っ手に阻まれ逃げ場を失う。
リドリーは、意識を失っている
リドリーの身体から抜けた金竜にクロスは攻撃しかけるが、逆にやられてしまう。
一方、ジャックは金竜を追いながら、ラジアータ軍の追撃をかわしつつ進む。
ようやく追いついた時には、リドリーは金竜と一体化してしまっており、もう手遅れだった。
リドリーは自我を失い暴走していた。ジャックの声に反応し、リドリーはジャックと戦う事に。
戦いの最中、リドリーは自分が誰なのかを思い出し始める。
リドリーは、自分の中の金竜と戦い、ついには打ち勝った。
リドリーは金竜の力を使い果たし、力尽き倒れてしまう。
そこへ、クロスの乗った銀竜が現れる。リドリーはクロスに助けられるが、傷つき倒れる。
ルシオンが、リドリーを殺すためにやってきたのだ。
ジャックはリドリーを連れて逃げるが、追っ手に阻まれ逃げ場を失う。
リドリーは、意識を失っている
樹
魂繋ぎの儀式によって蘇ったガウェインを見て驚くリドリー。だがリドリーの決意は変わらない。
リドリーは金竜との融合を果たす。金竜の力を得てリドリーはパワーアップし、ラジアータ軍の猛攻を退けていく。
ジャックも駆けつけるが、圧倒的な力の差がありすぎて歯が立たない。
一方、妖精側は劣勢に立たされている。このままでは全滅してしまう。
ジャックは、自分が囮になって時間を稼ぐ事にする。
金竜との戦いの最中に、突然空に現れた巨大な物体。それは、かつてラジアータ王国を滅ぼしたと言われる黒き太陽だった。
黒き太陽の炎に包まれる大地。人々は逃げ惑う。リドリーはジャックを探しにいく。
そこでリドリーは目覚める。リドリーは、ルシオンと戦い、勝利。
リドリーの体の中には金竜がいる状態だ。
リドリーは金竜の力を借りて、ラジアータ王国の秘宝を使い、元の世界に戻る。
だがリドリーは元の姿には戻らず、少女のまま。
元の世界に戻れば、リドリーは死ぬしかないからだ。
リドリーはジャックと結ばれなかった事を知り、「もう生きていけない」「私のせいで皆が死んだ」と絶望する。
リドリーは金竜の力で世界を崩壊させてしまう。
金竜は力尽き、リドリーは金竜と共に消滅した。
ジャックはリドリーを救えなかった事を悔いながら、一人、生き続ける事になった。
■第2部:
リドリーは金竜との融合を果たす。金竜の力を得てリドリーはパワーアップし、ラジアータ軍の猛攻を退けていく。
ジャックも駆けつけるが、圧倒的な力の差がありすぎて歯が立たない。
一方、妖精側は劣勢に立たされている。このままでは全滅してしまう。
ジャックは、自分が囮になって時間を稼ぐ事にする。
金竜との戦いの最中に、突然空に現れた巨大な物体。それは、かつてラジアータ王国を滅ぼしたと言われる黒き太陽だった。
黒き太陽の炎に包まれる大地。人々は逃げ惑う。リドリーはジャックを探しにいく。
そこでリドリーは目覚める。リドリーは、ルシオンと戦い、勝利。
リドリーの体の中には金竜がいる状態だ。
リドリーは金竜の力を借りて、ラジアータ王国の秘宝を使い、元の世界に戻る。
だがリドリーは元の姿には戻らず、少女のまま。
元の世界に戻れば、リドリーは死ぬしかないからだ。
リドリーはジャックと結ばれなかった事を知り、「もう生きていけない」「私のせいで皆が死んだ」と絶望する。
リドリーは金竜の力で世界を崩壊させてしまう。
金竜は力尽き、リドリーは金竜と共に消滅した。
ジャックはリドリーを救えなかった事を悔いながら、一人、生き続ける事になった。
■第2部:
樹
魂繋ぎの儀式を施したガウェインの命を使ってまで守ったリドリーを殺すわけにはいかない。
それに、もう儀式はできないしね。
妖精王はリドリーの魂を継ぎ、『器』として覚醒させないように努力すると約束する。
こうして戦いは終わり、リドリーの呪いも解ける。
金竜の力を使いこなせるようになったリドリーは、国を守る為に、金の力で国王になる決心をする。
ジャックは自分の隊の隊長にリドリーを指名したが、「私より強い男じゃないと認めない」と言い出したクロスとの決闘に負けてしまい、仕方なくリドリーを隊長に任命した。
ジャックはリドリーを守りたい一心で強くなっていく。
一方、アルガンダースにかかっていないリドリーは、徐々に自分の中の竜の力に支配されつつあった。
ジャックはなんとかリドリーを取り戻し、リドリーの中にいる金竜を殺す方法を考える。
金竜の心臓には魔力が込められているので、それを使えば魔法剣ができるのではないかと思いつく。
金竜の融合儀式が始まり、リドリーの意識は完全になくなる。
ジャックはリドリーを取り返そうと必死になるが、ルシオンに阻まれる。
その時、「やめて!もうやめるんだ!」と叫ぶ声がする。
現れたのはラフィだ。
彼女はリドリーの幼馴染であり親友だった。リドリーは彼女に会うために戻ってきたのだ。
リドリーはラフィとの再会を果たすが、ラフィはリドリーをかばって死ぬ。
リドリーは絶望し、金竜の復活を許してしまう。
ジャックはラフィの死を見てショックを受けるが、それでもまだ諦めない。
それに、もう儀式はできないしね。
妖精王はリドリーの魂を継ぎ、『器』として覚醒させないように努力すると約束する。
こうして戦いは終わり、リドリーの呪いも解ける。
金竜の力を使いこなせるようになったリドリーは、国を守る為に、金の力で国王になる決心をする。
ジャックは自分の隊の隊長にリドリーを指名したが、「私より強い男じゃないと認めない」と言い出したクロスとの決闘に負けてしまい、仕方なくリドリーを隊長に任命した。
ジャックはリドリーを守りたい一心で強くなっていく。
一方、アルガンダースにかかっていないリドリーは、徐々に自分の中の竜の力に支配されつつあった。
ジャックはなんとかリドリーを取り戻し、リドリーの中にいる金竜を殺す方法を考える。
金竜の心臓には魔力が込められているので、それを使えば魔法剣ができるのではないかと思いつく。
金竜の融合儀式が始まり、リドリーの意識は完全になくなる。
ジャックはリドリーを取り返そうと必死になるが、ルシオンに阻まれる。
その時、「やめて!もうやめるんだ!」と叫ぶ声がする。
現れたのはラフィだ。
彼女はリドリーの幼馴染であり親友だった。リドリーは彼女に会うために戻ってきたのだ。
リドリーはラフィとの再会を果たすが、ラフィはリドリーをかばって死ぬ。
リドリーは絶望し、金竜の復活を許してしまう。
ジャックはラフィの死を見てショックを受けるが、それでもまだ諦めない。
樹
魂繋ぎの儀式で甦ったガウェインを見て驚くルシオンだが、「ガウェインの身体を返せ!」とリドリーが襲いかかり、リドリーの剣で首を跳ねられた。
一方、リドリーを追っていたクロスはリドリーに追いつく。リドリーの心臓を狙ってクロスは剣を突き刺す。
リドリーは倒れながらもクロスの首を切り落とした。リドリーは最後の力を使い果たし、絶命する。
リドリーの死を確認したクロスはリドリーの遺体を持ち去る。
残されたのはリドリーが使っていた剣だけだった。
ジャックは砦に戻り、仲間の元へ戻ると、砦は壊滅していた。
ジャックは生き残りを探しながら、リドリーを探す旅に出た。
リドリーは意識を取り戻した時、自分が何故こんなところにいるのか理解できなかった。
リドリーは目覚めると見知らぬベッドの上で寝かされていた。
起き上がるとそこは窓のない部屋だった。壁には燭台が灯され、部屋の中を照らしている。
リドリーは記憶を辿るようにぼんやりとした頭で考える。
自分は確か……そう、金竜の力を抑えきれず、暴走しそうになった。
その時、誰かが自分の名を呼んでいたような気がする。その後、ジャックは意識を失い、目覚めるとそこは戦場だった。
リドリーの体にはもう金竜が入り込んでいた。ジャックはリドリーを殺すことなんてできない。
戦いを止めるため、リドリーを守る為、ジャックは一人で戦うことを決意する。
リドリーの体に宿った金竜を倒すために、人間の力を借りようと妖精達に交渉しに向かう。
その道中、ジャックは夢の中で妖精王の話を思い出していた。
昔、一人の男がいた。男はある時、女神に出会い、『勇者』として魔王を倒すように頼まれる。
男は女神に貰った剣を手に、仲間を集め、旅に出た。だが、その道中で出会った仲間の一人が実は悪魔だった。男は騙され、仲間達が次々と殺され、最後には自分も殺される。
その後、男の魂は神界に召され、神の使いとして地上に派遣された。
その男が今度こそ世界を救おうとしている。
一方、リドリーを追っていたクロスはリドリーに追いつく。リドリーの心臓を狙ってクロスは剣を突き刺す。
リドリーは倒れながらもクロスの首を切り落とした。リドリーは最後の力を使い果たし、絶命する。
リドリーの死を確認したクロスはリドリーの遺体を持ち去る。
残されたのはリドリーが使っていた剣だけだった。
ジャックは砦に戻り、仲間の元へ戻ると、砦は壊滅していた。
ジャックは生き残りを探しながら、リドリーを探す旅に出た。
リドリーは意識を取り戻した時、自分が何故こんなところにいるのか理解できなかった。
リドリーは目覚めると見知らぬベッドの上で寝かされていた。
起き上がるとそこは窓のない部屋だった。壁には燭台が灯され、部屋の中を照らしている。
リドリーは記憶を辿るようにぼんやりとした頭で考える。
自分は確か……そう、金竜の力を抑えきれず、暴走しそうになった。
その時、誰かが自分の名を呼んでいたような気がする。その後、ジャックは意識を失い、目覚めるとそこは戦場だった。
リドリーの体にはもう金竜が入り込んでいた。ジャックはリドリーを殺すことなんてできない。
戦いを止めるため、リドリーを守る為、ジャックは一人で戦うことを決意する。
リドリーの体に宿った金竜を倒すために、人間の力を借りようと妖精達に交渉しに向かう。
その道中、ジャックは夢の中で妖精王の話を思い出していた。
昔、一人の男がいた。男はある時、女神に出会い、『勇者』として魔王を倒すように頼まれる。
男は女神に貰った剣を手に、仲間を集め、旅に出た。だが、その道中で出会った仲間の一人が実は悪魔だった。男は騙され、仲間達が次々と殺され、最後には自分も殺される。
その後、男の魂は神界に召され、神の使いとして地上に派遣された。
その男が今度こそ世界を救おうとしている。
樹
魂繋ぎの術で復活したガウェインは、「俺はお前達を守る!」と宣言してルシオンに斬りかかる。
戦いの最中、リドリーの体は金竜に取り込まれてしまった。
リドリーは金竜の中で目覚めるが、意識はない状態。
金竜が暴れだしたので、妖精たちは総攻撃を開始。
クロス率いる騎士団は撤退を余儀なくされている。
ジャックは、リドリーを助けるべく、砦を脱出し、リドリーを探し始めた。だが、クロス達が追いかけてくる。
リドリーは金竜と同化する寸前だったが、ジャックの声を聞く。ジャックの声に導かれるようにリドリーの意識は金竜の中から脱出し、元の姿に戻る。
リドリーはクロス達を倒し、クロスの心臓を貫く。
金竜が目覚めるが、もうリドリーは人間の心を失っていた。リドリーは、自分が殺した仲間の血をすすり始める。
リドリーは、人間の心を無くしてしまったのだ。リドリーは金竜と融合してしまう。
戦いの最中、リドリーの体は金竜に取り込まれてしまった。
リドリーは金竜の中で目覚めるが、意識はない状態。
金竜が暴れだしたので、妖精たちは総攻撃を開始。
クロス率いる騎士団は撤退を余儀なくされている。
ジャックは、リドリーを助けるべく、砦を脱出し、リドリーを探し始めた。だが、クロス達が追いかけてくる。
リドリーは金竜と同化する寸前だったが、ジャックの声を聞く。ジャックの声に導かれるようにリドリーの意識は金竜の中から脱出し、元の姿に戻る。
リドリーはクロス達を倒し、クロスの心臓を貫く。
金竜が目覚めるが、もうリドリーは人間の心を失っていた。リドリーは、自分が殺した仲間の血をすすり始める。
リドリーは、人間の心を無くしてしまったのだ。リドリーは金竜と融合してしまう。
樹
世界の果てに行く前に、リドリーの願いを聞いてくれと頼まれたからだ。
ガウェインの死を知りショックを受けているリドリーの前に、ジャックが現れ、「俺はお前を守るって誓ったんだ!」と叫ぶ。
リドリーは涙を流しながら、自分もジャックを守りたいと願った。
その瞬間、2人の体が光り輝き、ジャックの姿が変化する。
ジャックは白銀の鎧を身につけ、剣を持っていた。
その姿を見た騎士達が歓喜する中、リドリーは気を失ってしまう。
目覚めた時、ジャックは自分の部屋にいた。
リドリーは無事だったか?!と心配するジャックだったが、リドリーの顔を見て驚く。
顔に鱗があり、まるでドラゴンのような姿になっていたのだ。
ジャックはこの事を誰にも言わなかった。リドリー自身も知らなかったし、自分が変わっていく事に怯えていたので。
ジャックはリドリーの変化を受け入れ、受け入れた上でリドリーを愛し続ける事を決めた。
一方、リドリーは毎晩夢を見るようになる。
夢の中の自分は、翼のある人型の生き物になっている。それはとても美しい生き物だけれど、リドリーにはそれが何なのか分からず、ただ恐れるだけだった。
ある日、リドリーは森の中で不思議な青年に出会う。
彼は、リドリーが自分の死と引き換えに金竜を倒す事を望んでいたのだ。
リドリーは『器』としての力を使い果たし、倒れてしまう。
ルシオンはリドリーの心臓を貫き、とどめをさす。
ジャックが駆けつけた時、リドリーの体は冷たい氷の中に横たわっていた。
リドリーは金竜と融合し、金竜の核になっていたのだ。
ジャックはリドリーの遺体を抱きかかえて泣く事しかできない。
リドリーは自分が殺したようなものだと、ジャックは自分の無力さを嘆くばかりだ。
リドリーは、『器』としての役目を終えたら死ぬつもりだった。それが一番幸せだったからだ。
しかし、リドリーは生きたいと思うようになってしまう。
リドリーは、自分がどうしたいのか分からなくなっていた。
リドリーは、このまま金竜の中で生きていこうかとも思うが、それでは結局何も変わらないことに気づく。
リドリーは自分がどうすればいいのか分からず、混乱するばかりだ。
そんな時、ジャックの声が聞こえてくる。
「俺はリドリーを守る!」
リドリーの目の前にはジャックの姿があった。リドリーはジャックの中にいる金竜を見た瞬間、「ああ、そうだったんだ……」と気づく。
ジャックは、ジャックの体を使って、今まさに覚醒しようとしている金竜と対峙している。
リドリーはジャックの意識の奥深くへと入っていく。そこにはジャックではない別の人格がいた。
「お前は誰?」
「私の名前は、エルバ。あなたと同じ存在よ」
「えっ!? じゃあ君は僕なのか? 僕は君の記憶の一部なのかい?」
「違うわ。私はあなたの記憶じゃないし、私の心は、もう死んでいるもの」
ガウェインの死を知りショックを受けているリドリーの前に、ジャックが現れ、「俺はお前を守るって誓ったんだ!」と叫ぶ。
リドリーは涙を流しながら、自分もジャックを守りたいと願った。
その瞬間、2人の体が光り輝き、ジャックの姿が変化する。
ジャックは白銀の鎧を身につけ、剣を持っていた。
その姿を見た騎士達が歓喜する中、リドリーは気を失ってしまう。
目覚めた時、ジャックは自分の部屋にいた。
リドリーは無事だったか?!と心配するジャックだったが、リドリーの顔を見て驚く。
顔に鱗があり、まるでドラゴンのような姿になっていたのだ。
ジャックはこの事を誰にも言わなかった。リドリー自身も知らなかったし、自分が変わっていく事に怯えていたので。
ジャックはリドリーの変化を受け入れ、受け入れた上でリドリーを愛し続ける事を決めた。
一方、リドリーは毎晩夢を見るようになる。
夢の中の自分は、翼のある人型の生き物になっている。それはとても美しい生き物だけれど、リドリーにはそれが何なのか分からず、ただ恐れるだけだった。
ある日、リドリーは森の中で不思議な青年に出会う。
彼は、リドリーが自分の死と引き換えに金竜を倒す事を望んでいたのだ。
リドリーは『器』としての力を使い果たし、倒れてしまう。
ルシオンはリドリーの心臓を貫き、とどめをさす。
ジャックが駆けつけた時、リドリーの体は冷たい氷の中に横たわっていた。
リドリーは金竜と融合し、金竜の核になっていたのだ。
ジャックはリドリーの遺体を抱きかかえて泣く事しかできない。
リドリーは自分が殺したようなものだと、ジャックは自分の無力さを嘆くばかりだ。
リドリーは、『器』としての役目を終えたら死ぬつもりだった。それが一番幸せだったからだ。
しかし、リドリーは生きたいと思うようになってしまう。
リドリーは、自分がどうしたいのか分からなくなっていた。
リドリーは、このまま金竜の中で生きていこうかとも思うが、それでは結局何も変わらないことに気づく。
リドリーは自分がどうすればいいのか分からず、混乱するばかりだ。
そんな時、ジャックの声が聞こえてくる。
「俺はリドリーを守る!」
リドリーの目の前にはジャックの姿があった。リドリーはジャックの中にいる金竜を見た瞬間、「ああ、そうだったんだ……」と気づく。
ジャックは、ジャックの体を使って、今まさに覚醒しようとしている金竜と対峙している。
リドリーはジャックの意識の奥深くへと入っていく。そこにはジャックではない別の人格がいた。
「お前は誰?」
「私の名前は、エルバ。あなたと同じ存在よ」
「えっ!? じゃあ君は僕なのか? 僕は君の記憶の一部なのかい?」
「違うわ。私はあなたの記憶じゃないし、私の心は、もう死んでいるもの」
樹
「え?でも・・じゃあ君は誰なんだ?」
「私は、あなたの中の闇よ」
「闇の精霊ってことか!?」
「そうね、そんな感じかもしれない。私には名前がないの。だから名前は付けないでほしいわ」
「分かったよ。君のことはなんて呼べばいいんだい?」
「なんでも構わないけれど、私は貴方の一部だし、貴方自身でもあるから、貴方と同じ呼び名が良いと思うのだけど」
「そっか!それならダークだ!」
「ふぅん。良い響きの名前だと思うけど、どうしてその名前にしたのかしら?」
「だって君の名前は僕のものじゃないか!」そう言い残し息絶えるガウェインを見てリドリーは号泣する。
一方、ジャックは神殿に到着していた。リドリーの気配を感じるが、様子がおかしい。
どうやら、祭壇には近づけないようだ。
リドリーの身に何かあったのか? ジャックは心配になるが、今は儀式を成功させることが先決だ。
そこで、ジャックは自分の体を犠牲にすることを決心する。
ジャックの体は金竜に乗っ取られそうになるが、必死に抵抗する。
ジャックは意識を失いかける寸前、リドリーの声を聞いた気がしたが……。
気がつくとジャックはベッドの上にいた。
傍らではリドリーが泣いている。
リドリーはジャックの記憶を失っていた。
リドリーは記憶を失った代わりに、新たな力を手に入れていた。
それは、時間を巻き戻す能力だった。
リドリーは、もう二度とジャックを忘れまいと心に誓い、ジャックにキスをする。
こうして、ジャックとリドリーは結ばれたのであった。(完