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どうも、太宰治です
私は武装探偵社というところで働いています、そして私には…
猫化した相棒を飼っている!!
そして私それが凄く嫌である!
中也
猫耳と尻尾が生えただけかと思いきや…喋れなくなっている、余計だわっ!!!
太宰
中也
太宰
床にちょこんと座る、猫耳&尻尾付き中也。耳はしょんぼり、尻尾も力なく床をはたいている。
太宰
中也
じっと見上げる。
きゅるん✨
太宰
一瞬、言葉に詰まってから顔を背ける。
太宰
中也
とぼとぼ近寄って、太宰のズボンの裾を手でちょいちょい。
太宰
太宰
中也
裾を引く手が、ほんの少しだけ力を強める。尻尾はゆらゆら、耳はぺたん。完全に“捨て猫ムーブ”。
太宰
太宰はゆっくり視線を落とす。
猫化した相棒は、真正面からじっと見上げてきていた。
太宰
中也
小さく首をかしげる。
“何のことですか?”と言わんばかりの顔。
太宰
中也
返事と同時に、ぺたぺたと一歩近づく。
太宰
中也
返事の代わりに、太宰の足にすりっ。
太宰
しかし、払いのけようとした手は途中で止まる。
中也は完全に安心しきった顔で、太宰の足元に丸まった。
太宰
しばらくの沈黙。
太宰
中也
短く鳴いて、太宰を見上げる。
太宰
太宰は深くため息をついた。
太宰
そう言って、しゃがみこむ。
太宰
中也の耳が、ぴくっと動いた。
太宰
そっと、自分のコートを広げて床に敷く。
中也
嬉しそうに一声鳴いて、即座にコートの上へ。
太宰
中也はくるりと丸まり、尻尾を自分の体に巻き付ける。
完全に“寝る準備完了”の体勢。
太宰
中也
太宰
太宰は小さく笑って、ぼそりと呟く。
太宰
中也の尻尾が、ぱた、と一度だけ動いた。
太宰
中也
太宰
太宰
プルルルル…プルルルル…
太宰
森『え!?ちょっとちょっと一気に喋らないでよ!あと捨てちゃダメ!』
太宰
森『めんどくさいとか言わないの!それ中也くんだから!!』
太宰
中也
電話の内容は分からないが、自分の名前が出たのは察したらしく、ぴくっと耳が立つ。
森『聞いてる? その猫化、能力の影響だから!一時的!たぶん!』
太宰
森『細かいこと気にしない!可愛いじゃないか!』
太宰
森『ダメ!!絶対ダメ!!』
太宰
中也
太宰のコートの上で、ちょこんと前足を揃えて座り直す。完全に『捨てないでください』の姿勢。
太宰
森『あー、その顔だ。その顔されたね?』
太宰
中也が、ゆっくりと太宰のズボンの裾に前足を置く。
きゅるん✨
太宰
森『ちなみにね、猫化中は感情がダダ漏れになるらしいよ』
太宰
中也
尻尾がそわそわ揺れる。不安と期待が半々。
太宰
森『“太宰くんに捨てられたらどうしよう”って思ってる』
太宰
太宰は中也を見る。中也も、じっと見上げてくる。
太宰
森『なにかな?』
太宰
森『え?ちょm』
ピッ。
太宰
しばらく無言。
中也は動かず、ただ待つ。
太宰
太宰はしゃがみ、中也と目線を合わせる。
太宰
中也
耳がぴん、と立ち、尻尾が大きく振れる。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
そう言いながらも、太宰はそっと中也の頭に手を伸ばす。
一度だけ、軽く撫でる。
太宰
中也は目を細め、喉を鳴らした。
太宰
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