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ボスキと主様

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ボスキと主様

89 - 第89話 はじめての感覚 第1章 ~ラトと主デート編~

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2025年04月19日

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主はお風呂から上がると、ラトが準備してくれたタオルで体を拭き、もう 1枚の乾いたタオルを体に巻きタオルケットにくるまりながら、ラトが待つ部屋へと来る。

お待たせ。ラト。

ラト

いえ。お気になさらずに。
こちらの暖炉の前でお温まりください。

ありがとう…////
ところで、ラトはお風呂入ったの?

ラト

いえ、私は入っておりません。

なら、ラトも入ってきて。私、ここにいるから。

ラト

よろしいのですか?
○○さん。

当たり前だよ。そのままでいたら、ラトも風邪ひいちゃうから。入ってきて。

ラト

ありがとうございます。では、入らせていただきます。○○さん。

そして、交代で、主は暖炉の前へと 行き、ラトがお風呂へと向かった。

ふぅ~。

そして、一息つくと、主は暖炉の火を見ながら思う。

ラト…私のために、自分を後回しにして…寒かったろうな…。

(あんなに優しいラトが、これ以上傷つくことのないように…もっとラトの世界が幸せで満たされますように…。)

シャワー室

シャーー

ラト

○○さんは、きちんと温まられたのでしょうか。温かいとは言っておられましたが…。

ラト

(それにしても、胸の高鳴りがおさまりませんね…。私はどうしてしまったのでしょう…。病気にでもなってしまったのでしょうか…?ミヤジ先生がここにいましたら、お聞きすることが出来るのですがいませんし…。)

ラト

私は、どうしたら良いのでしょうか…?
ミヤジ先生。

ラトはわからない。 わからないからこそ、知りたがっていた。そのはじめての感覚の名前を理由を…。

しばらくして、ラトはお風呂から 上がると主と同じようにタオルケットにくるまり、主がいる部屋へと来た。

ラト

お待たせ致しました。○○さん。
寒くはないですか?

うん。温かいよ。
ありがとう。ラト。
ラトもこっちで一緒に温まろう。

ラト

はい。ありがとうございます。○○さん。

そして、主は少し左により、ラトが 座りやすいように右側を空けた。 それを見てラトは、主の右側へと座ると言う。

ラト

あまり、端へ行かれては、○○さんが寒いでしょう?私は大丈夫ですから、もっとこちらへお寄り下さい。

そして、主が返事をする間もなく、 主の左肩の方から自身のタオルケットの左側を開き、主へとかけ、自身へ引き寄せると主と共にそのタオルケットにくるまるラト。

ラ、ラト?!/////

ラト

はい。いかがされましたか?○○さん。

…すごく近いんだけど…////

ラト

はい。○○さんもこれで寒くはないでしょう?

う、うん…////

ラト

また、お顔が赤くなっていらっしゃいますね。やはり、お熱が出てしまわれたのでしょうか。体も先程より熱くなられていますし。

ち、ちがうの…////これは…その…ラトが近くて…その意識しちゃって…////

ラト

つまり、どういうことでしょうか?○○さん。
申し訳ありません。私には○○さんがおっしゃりたいことがわからないのです。無知な私に教えていただけますか?

(そっか…ラトは本当にわからないんだ…。なんて、伝えたら伝わるんだろう…?言葉で伝えるのってすごく難しい…。そう考えるとミヤジってすごいな…。いつも、そんなラトに色んなことを教えていて…私にもその知性や語学力があったら、もっとラトに色んなことを教えてあげられるのに…。)

…………。

ラト

○○さん?
私は、また、○○さんを困らせるようなことをお聞きしてしまいましたか?申し訳ありません。

違うの!どう伝えたら、ラトに伝わるかなって考えていただけで、困ってはいないよ。私が無知で語学力がないから、私が言ってもきっとラトに伝わらないんじゃないかって…。

ラト

○○さんさえよろしければ、まずは、お話してみてはいただけませんか?それで、私がわからない時には、その都度お尋ねしてもよろしいでしょうか?

うん。わかった。あのね…。つまり、私はラトのことを男性として意識していて…///だから、ラトにこうやって、密着されるとね…////

(どうしよう…///言葉にすればするほど、恥ずかしくなる…////でも、ちゃんと伝えなきゃ…。)

ラト

はい。密着されるとどうなのでしょうか?
○○さん。

胸がね…ドキドキしちゃって…////
体が熱くなっちゃうの…////

ラト

ふむ…。

そこで、ラトは考える。

ラト

(この胸の鳴り止まぬ高鳴りは、もしかして、○○さんがお話くださった今のことに当てはまるのでしょうか?)

ラト

○○さん。

は、はい…!////

ラト

つまり、○○さんは私に体を密着されて、体が熱くなって、風邪に似た状態になっているということですか?

あ、えーと…。

(やっぱり、上手く伝わらないな…。なら、もう仕方ない!///)

ラト。ちょっとだけ、
目を瞑って///

ラト

はい。わかりました。○○さん。

そして、目を瞑ったラトの唇に主は キスをする。

ちゅっ

ラト

…………。

今、ラトは私にキスされてどう思った?/////

ラト

何でしょうか。○○さんに口付けをされて、何故か、胸が温かくなるのと同時に心拍が早くなりました。こんな経験ははじめてで、これは、何なのでしょうか?

それは、ラトが私を好きだからじゃないかな?そして、私もラトが好きだから、そう感じるんだよ?それは、特別な相手としか得られない大事な感覚なんだよ?

ラト

そうなのですね…。私は、○○さんが好きだから、こんなに胸が温かく、そして、心拍が早くなって、体が熱くなっているのですね…。

うん///そうだよ////

ラト

そうですか…これが好きという感覚なのですね…。

うん。ラトは私に恋をしてるから、そういう気持ちになるんだよ?

ラト

恋…ですか?

そう////

ラト

つまり、恋とは、特別な相手に感じる好きという感覚のことなのですか?

そうだよ///ラト。

ラト

そうですか。これでわかりました。私が、なぜ○○さんの前に立つ時だけ、胸が高鳴り、○○さんに触れる時に心拍が早くなり、体が熱くなるのか…。そうですか。私は、○○さんにずっと恋をしていたのですね。○○さん、私に教えて下さりありがとうございます。

う、ううん////

ラト

○○さん、もう一度、
口付けをさせていただいてもよろしいですか?私は、この感覚を忘れたくありません。

う、うん////
いいよ…////

ラト

では、目を瞑ってください。○○さん。

うん…////

そして、目を瞑る主にラトは キスをする。

ちゅっ

…/////

ラト

温かいです…。それに、なぜか満たされたような感覚にもなります。これが恋で、好きという感覚…。私は、この感覚を今まで知らずに長い間、生きてきたのですね…。

ラト…。

主は、そんなラトを見て、自分がかけていたタオルケットから両腕を出し、ラトを抱きしめる。それで、主の タオルケットは軽くずれ落ちる。

ラト

○○さん?タオルケットが落ちかけていますよ。

少しなら大丈夫だから、今は、ラトを抱きしめさせて。

ラト

…わかりました。では、私も。

そういい、ラトもタオルケットから両腕を出し、主を両手で包むように抱きしめる。それで、2人のタオルケットは完全に床に落ち、腰にタオルを巻いただけのラトと体にタオルを巻いただけの主は抱き合う。

ラト

○○さんは、温かいですね…。

ラトも温かいよ…。

ラト

○○さん…。

なに?ラト。

ラト

好きです。私は、あなただけをずっと見ています。私も○○さんの家族にこれで本当になれたような気が致します。

ラト…。

(ラトに彼氏と家族が違うってことを伝えるのは、もう少し後になりそうだな…。でも、今はこれでいいのかもしれない。だって、ラト今、
幸せそうな顔してる。)

そして、ラトは、主から離れると落ちたタオルケットを拾い、主へかけ、自身もタオルケットを主ごと巻くようにかける。

ラト

お洋服が乾くまで暫くはかかりますから、私が主様を温めさせていただきますね。

…////

ラト

また、ドキドキされているのですか?先程より体温が上がっています。しかし、それなら寒くはないですよね?○○さん。

うん…////

ラト

クフフッ…。○○さんは美しいです。蝶よりもずっと…。私は、そんな○○さんをこれからもずっとお傍でお守り致します。どんなものからも。○○さんを傷つけるものは私が全て壊してしまいますから。ご安心ください。

ラト…。ありがとう///

そして、2人は暫くそのままで暖炉の前で温まる。

2階執事室

ボスキ

そういや、○○は、今はラトと出かけてるんだったな…。

独り言をいいながら、ロノの買い物に付き合った後、屋敷に戻ったボスキは主のことを考えていた。

ボスキ

(○○に買ってきたはいいが…。後で戻ったら、渡しに行くか。)

ボスキ

フッ…。○○がどんな顔すんのか今から楽しみだな。

そして、1人浮かれるボスキで あった。

一方、主とラト

ラト

○○さん。ずっと座りっぱなしもお疲れになるのではありませんか?ベッドに少し横になってお休み下さい。私は、お傍におりますから。

ありがとう。ラト。なら、お言葉に甘えて少しベッドで休もうかな。

ラト

はい。こちらへどうぞ。

そういい、ラトは一旦タオルケットをとり、主には肩からかけた状態でベッドへ主の右手をとり連れていく。そして、ベッドの掛け布団を開き、中から湯たんぽを取り出すと主のタオルケットを受け取り、バスタオルだけを体に巻いた主を布団に入れ、掛け布団をかける。

温かい…。温めておいてくれたんだね。ありがとう。ラト。

ラト

はい。これなら○○さんが寒い思いをすることはないかと考えましたので。

ありがとう。でも、ラトも座りっぱなしだったし、疲れたでしょう?その…一緒にお布団に入らない?////

ラト

私は大丈夫ですよ。ご心配くださり、ありがとうございます。○○さん。

(ラト…我慢してるんじゃないかな?)

私は、ラトと一緒にお布団入りたいな…///

ラト

そうですか。○○さんが望まれるのであれば、わかりました。では、私もご一緒させていただきます。

そして、主はベッドの奥へよると タオルケットを畳み、ベッドの脇に置き、腰にタオルを巻いただけのラトが布団へと入ってくる。

ラト

寒くはありませんか?

うん…////

(自分から言ってなんだけど…ラトの顔近い…///体も近くて…////ドキドキが収まらない…////)

ラト

おや、またお顔が赤くなってしまわれましたね。○○さん。

そういい、ラトに対して横になりラトを見ていた主の右頬に左手を当てる ラト。

//////

ラト

そんなに赤くなるのは、私とこうしておられるからですか?

…うん///

ラト

そうですか。私も○○さんにこのように触れていると胸が高鳴り、体が熱くなります。同じですね。

そ、そうだね…////

ラト

っ…。

ラト?

ラト

大丈夫です。何でもありません。はぁ…はぁ…。

なんでもなくないじゃない!どうしたの?!

と慌てて起き上がり、上体を起こし、布団も一緒に剥がされ、主は気づく。

ラ…ラト…///
もしかして、これ、辛いの?///

といい、ラトのタオルが巻かれた 下半身を指さす。

ラト

…はい…。

(まさかとは、思うけど…///ラト、これが何なのかもわからないなんてことは…いや、ラトならありえるかも…///一応、聞いてみようか///)

ねぇ、ラト…////

ラト

はい…。はぁ…はぁ…///

これどうしたら、楽になるか知ってる?///

ラト

…いえ、知りません…。私は、悪い病気にでもなってしまったのでしょうか?もし、そうであれば、○○さんに移してはいけませんから…離れたところにいます…。
はぁ…はぁ…///

そう、辛そうに主へ言うと布団から出ようとするラトの右手をとり、ラトが布団から出るのを制止する。

大丈夫…////病気じゃないから///
それは、ただの自然現象だから…////

ラト

そうなのですか?
はぁ…はぁ…////

うん…///だからね、私が今から楽になる方法を教えるから大丈夫だよ…////

ラト

本当ですか?教えてください。○○さん…。
はぁ…はぁ…///

そして、主は、一旦、掛け布団を畳むと横になるラトの右横に座り、 主はいう。

ラト、バスタオルとるよ?…///

ラト

はい…。はぁ…はぁ…///

スッ

ブルンッ

(こんなにして…///私に、それだけ反応してくれたってことだよね…?///いやいや、今はそんなことどうでも良くて!早く、楽にしてあげなきゃ!///)

ラト、ここをね。こうやって、包み込むように優しく握ってね…////
それから…///

とラトに見せながら教える主。

ラト

はい…それからっ…どうしたらよろしいのでしょうか?はぁ…はぁ…///

(私に触られて、少し感じちゃったのかな?一瞬、声がうわずったような…///)

それからね…こうやって、痛くないくらいの握り方で、上下に動かすの…////

シコシコ

ラト

うっ…あっ!////
何ですか?///この感覚はっ…////はぁはぁ...///

痛くはない?///

ラト

…うっ…痛くは…ありませんっ!////
しかしっ…こんな感覚っ、私は知りませんっ!////はぁはぁ...///

(そりゃ、はじめてならそうなるよね…?///いや、他の人の…ましてや男性のはじめてなんて知らないけども!///)

痛くないなら大丈夫だから…////その感覚は…気持ちいいって感覚だから…///
だから、このまま上下に動かしてたら…////

ラト

はぁはぁっ///これがっ…気持ちいいという感覚っ…///はぁはぁ...///
これはっ…いつまでっ…続けるのですか?////

(イクまでって伝えてもきっと伝わらないよね?///はじめてだって言うし…////)

この先のところから白い液体が出るまで…///

とラトのイキリ勃ったモノを右手で扱きながら、主は左手の人差し指でラトの先端を指さす。

シコシコ

ラト

白い?!あっ…///それは、大丈夫なのですかっ?
はぁはぁ…/////

うん…///大丈夫だよ///
それはね…尿とは違って…赤ちゃんを作る元だから…///男性ならみんな出るものだから…////

ラト

はぁはぁ...///
それは、ミヤジ先生や
フルーレもですか?///

う、うん…////

ラト

そう…なのですねっ…///うっ…///私だけが知らなかったのですね…///
はぁはぁ...///
なぜ、ミヤジ先生はっ…///教えて下さらなかったのでしょうか…?/////

ラトは、再び、裏切られたような 気持ちになる。

ラト

(もう、疑わないと誓ったのに…。私はこんな感覚を知りませんし、対処の仕方もわからないというのに…なぜ…?)

シコシコ

それは、ただ、教える機会が今までのラトにはなかったからだと思うよ?///
教える機会さえあったら、絶対、ミヤジやフルーレはラトに教えていたはずだから///

ラト

そう…ですかっ///あっあっ…////はぁはぁっ…/////

ラト

(そうですよね…。あのミヤジ先生やフルーレが私を困らせようとするはずがありません。まして、裏切ることなど絶対にありえません!これは、私が経験不足故に教えを乞う機会を失ってしまっていただけなのですよね?そうですよね?ミヤジ先生、フルーレ…。)

シコシコ

ラト

あっ…うっ…くっ…はぁはぁ...///

(ラト…気持ちよさそう…どうしよう…私まで…したくなってきちゃった…////)

そして、主はラトのを右手でしごきながら、自身の秘部の突起物に左手の中指と薬指をあてさする。

スリスリ

んっ...///

ラト

○○さんっ…?///
はぁはぁ...///

なん…でもないから…///ラトは、気持ちよくなることだけ考えて…///
はぁ…はぁ…///

ラト

(○○さんもお辛そうなお顔をされています…。それに、左手をそのようなところにお当てになって…。○○さんのそこを私がお触りしたら、○○さんは楽になられるのでしょうか?)

ラトは自然と右手を主の秘部へと 伸ばす。

ラ、ラト?!////

ラト

○○さんもっ…はぁはぁ...///
お辛いのでしょう?///
私がっ…楽にして…さしあげますからっ///手を避けてくださいっ…///

(ラト////自分だってまだイケてなくて辛いはずなのに…私の心配してくれるの?///)

その言葉にそう思いながら、主は一旦、ラトのをしごく右手を止め、自身のを慰めていた左手をよける。そして、ラトが右手の人差し指と中指で主がさすっていた場所に手を当てると見よう見まねでさすり出す。

すりすり

あんっ…////

ラト

痛かったのですかっ?!
申し訳ありません!///
はぁはぁ...///

と手を止めるラトに主はラトの右手首を軽くつかみ言う。

ううんっ…///気持ちよくて…声でちゃったの///ラトも私に触られて声出たでしょ?それと一緒…////

ラト

そうですか…///なら、続けさせていただきますね…////はぁはぁ...///

その言葉で、主は軽く掴んだラトの右手首から自身の左手をよけ、自身のわきに置く。そして、主はラトに 告げる。

うん…///私も続けるね…///

すりすり

あっんっ...///

シコシコ

ラト

はぁっうっ…はぁはぁ...///

そして、2人は互いのを慰め合いながら、感じ続け、そして…。

ラト

○○さんっ…何か…出そうですっ…///
はぁはぁ…////

私も…イきそう……/////

シコシコ

すりすり

ラト

くっ…出ますっ…////

私もっんっぁっイクぅ……/////

ビュービュービュルリッ

ビクビクビクンッ

ラト

はぁはぁ...///

はぁはぁ...///

そして、主の手にラトの白濁とした液体がかけられ、ラトの手にも主の透明なぬるりとした液体がつく。

ラト…。

ラト

はい…。○○さん。

少し楽になった?///

ラト

はい。ありがとうございます。○○さんも楽になられましたか?

う、うん…///

ラト

そうですか。それは、良かったです。しかし、○○さんの手を汚してしまいましたね。申し訳ありません。

そういい、ラトは、主の手を自身に巻いていたタオルの端で丁寧に優しく拭いた。

ううん…///気にしないで///私も、ラトの手を汚しちゃったから///

そして、ラトは自身から出たものと主のがついた手を交互に見て尋ねる。

ラト

○○さんのは白くないのですね。それに、私のはドロっとしているのに対し、○○さんのは糸が引いてヌメりけがあります。

(か、解説しないでよ…!////)

う、うん//////
男性と女性では違うんだよ?そして、その白い液体が出る時の感覚がイクって感覚だから…覚えておいてね…///

ラト

そうですか。あの強烈な背中から頭に突き抜けるような感覚がイクという感覚なのですね…。

うん…。あとは、やり方もわかったよね…?////これからは、もし、そうなっても自分でどうにかできるよね?///

ラト

はい。教えて下さりありがとうございます。

うん…///
私も…その…ありがとう…////

ラト

いえ、○○さんがお辛そうでしたので、楽になられたなら…いえ、イクでしたね。私の指でイクことが出来たのであれば良かったです。もし、またお辛い時には、私がまたさすって差し上げますから、おっしゃってください。

だ、大丈夫だよ/////
でも、ありがとうね////

ラト

はい。○○さん。

と笑うラトに主は恥ずかしい気持ちを抑えて微笑み返すのであった。

そして、2人はシャワーを交代して浴びた後、しばらく服が乾くのを待ちながら、お茶を飲み、ゆっくり話をし、服が乾くとその服を着て、小屋を後にする。

すっかり、夕方だね~。

ラト

はい。それでは、お屋敷へ帰りましょうか。主様のお帰りが遅くなられたら、きっとみなさんご心配になられてしまいますから。

うん。帰ろう。ラト。

そういい、自然とラトの左手に自身の右手を重ねる主。

ラト

はい。主様。

そして、ラトも主の右手を自然と握り返し、2人は屋敷へと来た道を帰っていった。

主の部屋

ふぅ~。

一息つく主にムーは心配そうに見つめ尋ねる。

ムー

主様。大丈夫ですか?
お疲れになられたのですか?

うん。少しね…。

(ラト…。これから、もっと色んなことを知るんだろうな…。それは、私が教えられるものもあれば、そうじゃないものもあって…。)

はぁ…。

とため息をつく主に再びムーは 尋ねる。

ムー

もう、おやすみになりますか?

そうだね。早めに休もうかな?

ムー

わかりました。主様。

そういうと、主が布団に入るのを見てから部屋の明かりを消し、自身も布団へ入るムー。

ムー

おやすみなさい。主様。

おやすみ。ムー。

そして、主は、目を閉じ、今日の出来事を思い返していた。その横でしばらくするとムーの寝息が聞こえてくる。

ムー

すぅ~すぅ~。

ムー。可愛い。

そして、そんなムーの頭を優しくなでる主にムーは幸せそうに眠りながら寝言をいう。

ムー

そんなにいっぱい食べりゃれません…。
すぅ~すぅ~。

ふふっ…。ゆっくり休んでね。ムー。

そして、主はムーが起きないよう、 そっとベッドから起き上がると、部屋を出て、キッチンへ飲みものを 飲みに行く。

廊下

飲み物を飲みに廊下へ出てしばらく 歩くと主はボスキとばったり出会う。

ボスキ。

ボスキ

主様。どうした?
小腹でも空いたのか?

ううん。喉が渇いて、
キッチンに飲み物を飲みに行こうかな~と思って向かってたところ。

ボスキ

そうか。

うん。ボスキは?

ボスキ

俺は、主様に渡したい物があって、主様の部屋へ向かってたところだが、まさか廊下で会うとはな。ちょうどいい。これ、受け取ってくれるか?

そういい、主へ小包を渡すボスキ。 それを主は受け取り

え?なになに?///
中、見てもいい?///

ボスキ

あぁ。気に入るかはわからねぇが…///
主様が前に欲しがってたからな…///

そういい照れながら、左手で頭をかくボスキに主はその場で小包をあけると中には…。

ポーチだぁ///
しかも、猫の肉球ポーチ///
ありがとう///ボスキ///
街で見かけた時からずっと欲しかったんだよね///
いつ買ってくれたの?///

ボスキ

今日、ロノの買い物に付き合った時にな。たまたま、見かけてな…そういや、欲しいって言ってたなって思い出してな。
気に入ったのか?

うん///凄く嬉しい///
ありがとう///ボスキ/// 大事に使うね///

ボスキ

あぁ///主様が気に入ってくれたなら良かった。
まぁ、それだけだ。
キッチンに行くなら付き合うか?

いいの?

ボスキ

あぁ。

なら、一緒に行こう。

ボスキ

あぁ。わかった。主様。

そして、2人はキッチンへと 並び歩く。

地下の執事室

フルーレが主への服を作りに装飾室にいる時、ラトは今日の出来事をミヤジに話していた。

ミヤジ

そ、そうかい///
そんなことがあったんだね////ラトくん。

ラト

はい。ミヤジ先生。

ミヤジ

(思ったよりも早かったようだね…///○○さんが教えてくれたようだが、話を聞く限り、その先はしていないようだし…そろそろ、そういった男女の話をラトくんに教えてあげなければ、今後、また○○さんの負担になってしまうね…。)

ミヤジ

ラトくんは、今日、主様から教えていただいたことを忘れてはいけないよ?そして、他の執事にはその話をしてはいけないよ?主様が困られてしまうからね。

ラト

わかりました。
ミヤジ先生。
私は、主様を困らせるようなことは致したくありませんから、誰にも言いません。ところで、ミヤジ先生。主様が教えてくださったことを男性はみなしていて、ミヤジ先生やフルーレもされているはずだと主様からお聞きしました。それならば、なぜ、私に今まで教えて下さらなかったのですか?

ミヤジ

それは…以前のラトくんなら、まだ教える必要は無いと考えていたんだ。もう少し、先になるかと思っていたからね。しかし、ラトくんにはこれからのこともあるし、時間がある時には、男女の話を少しずつ教えていこうと思うよ。

ラト

やはり、そうでしたか。
私の経験不足だったのですね。
では、これから、私に色々教えてください。
ミヤジ先生。

ミヤジ

あぁ。これから、少しずつ教えていくから、分からないことがあれば私に聞いてくれてかまわないからね。恐らく、フルーレくんはこの手の話は、ラトくんに教えずらいだろうから。

ラト

わかりました。では、分からない時にはミヤジ先生に教えを乞いにきます。

ミヤジ

あぁ。では、そろそろフルーレくんも戻って来る頃だろうからね。私達も就寝の準備をしようか。

ラト

はい。ミヤジ先生。

そして、2人は就寝の準備をし、 フルーレが戻ると、ベッドへ入り、 3人は眠るのであった。

キッチン

コクコク

ふぅ~。
スッキリしたぁ。

ボスキ

そうか。

ボスキはいいの?

ボスキ

あぁ。俺はただ着いてきただけだ。別に喉は乾いてねぇよ。

そう。じゃぁ、私はお部屋戻るね。

ボスキ

部屋まで送る。

ありがとう。

廊下

今日は、このポーチありがとうね///

ボスキ

あぁ。気にするな。

ボスキ

(そんな何回も礼いう程、気に入ったんだな。もっと早く準備してやればよかったな…。)

ねぇ、ボスキ。

ボスキ

どうした?主様。

好きだよ////

ボスキ

あぁ。俺もだ。

ふふっ。また、どっか
一緒に行こうね///

ボスキ

あぁ。どこへでも連れて行ってやるよ。主様。

そして、2人は幸せそうに 並んで歩く。

主の部屋

主は、部屋の扉の前で立ち止まると、ボスキへ向き直り笑顔で言う。

じゃぁ、ここで大丈夫だよ。部屋まで送ってくれてありがとうね。

ボスキ

そうか?布団に入るまで付き添うが。

ううん。ムー。起こすといけないし。何より…。布団まで来られたら、私が眠るまで居て欲しいってわがまま言っちゃうから…。

ボスキ

いいぜ。居てやるよ。
主様が眠るまで。

ううん。ボスキだって仕事で疲れてるだろうし、私に付き合った後に寝たら、明日の仕事に響いちゃうでしょ?

そんな寂しそうに、だけれど、一生懸命それを隠そうと微笑む主にボスキは言う。

ボスキ

主様が自分の執事に…ましてや、彼氏の俺にそんな遠慮するんじゃねぇよ。
彼女の○○のわがままくらい聞いてやる。だから、気にするんじゃねぇよ。

ボスキ…。

ボスキ

何より、俺が…もう少し○○のそばに居てぇんだ///ダメか?///

ううん///なら、私が眠るまで、そばにいて。
ボスキ。

ボスキ

あぁ。居てやる。

そして、部屋へと2人は入ると、ベッドに入り枕元にボスキからもらったポーチを置いた後、左手を胸の位置に置く主の傍らで椅子に座り、主の左手の上から自身の左手を重ね、2人は手を繋ぐ。

おやすみなさい。
ボスキ。

ボスキ

あぁ。おやすみ。○○。

そして、目を瞑った主は、暫くすると寝息をたて眠りに落ちる。そんな主の姿を暫く見ながら、ボスキは思う。

ボスキ

(俺の知らないところで○○は、たくさん我慢してきたんだよな?前に、もう1人の○○が教えてくれたからな。俺はもう、何も知らなかった頃の俺じゃねぇからな。だから、これからは、俺の前では我慢なんかさせねぇよ。俺は、そのままの○○を愛してるからな。)

ボスキ

○○。愛してる。
いい夢見ろよ。

そして、眠る主の額にキスをする。

ちゅっ

ボスキ

おやすみ。○○。

そして、主の左手を主が起きないように優しくベッドの中へ入れると、布団を整え、ボスキは主の部屋を後にした。

おわり

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