1週間後
ホソク
あなた
ホソク
あなた
あなた
ホソク
ホソク
あなた
ジョングク
ホソク
ホソク
ホソク
あなた
分かってるよ
私は誰かにとっての特別な人になんてなれやしない。
でも、それでも
ホソクさんが言ってくれた 『食べるには勿体ないくらいの女の子』って言葉が
私には嬉しかったのにな。
ジョングク
ホソク
ジョングク
ホソク
あなた
顔を上げると、ジョングクさんは苦しそうな顔で私を見ていた。
あ、そうか。
ジョングクさんは人の考えが読めるのか。
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
あなた
ホソク
ジョングクさんの優しさに、泣けた。
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
ジョングク
ジョングク
ホソク
ホソク
ジョングク
『○○、よく聞いて』
突然、頭の中でジョングクさんの声が響いた。
『今から5秒だけここの空間を元に戻すから』
『ホソギヒョンは僕が食い止める』
『その間にテヒョンさん達の所まで逃げて』
『○○が、最後の頼みなんだ』
ぎゅっと拳を握りしめ、ジョングクさんの方を向き頷いた。
ジョングクさんは軽く笑って、私の背中を押した。
気付いたら、森の中にいて
一瞬困惑したけどすぐに走って逃げた。
どこにテヒョンさん達の家があるかなんて分からないけど
とりあえず、ここから逃げなくちゃ
走って、走って、走り続けた。
転んで膝を擦りむいても、血が滲んでも
ひたすら、走った。
あなた
目の前に微かに見えたのは、あの古びた屋敷。
あなた
重く、ボロボロになった足を前に進めた途端
辺りが真っ暗になった。
あなた
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
ホソクさんの後ろから伸びた影は、形を変えて
巨大な何か、になった。
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
ホソク
その瞬間、背筋が凍り付いた。
影が、ジョングクさんを食べた…??
ホソク
ホソク
怖くて、今すぐにでも逃げ出したい。
でもそれじゃ、ジョングクさんが報われないんだ。
あなた
あなた
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
ホソクさんの手が、私に伸びた瞬間
私の前に何かが現れた。
ジミン
あなた
ホソク
ジミン
あなた
何故ここにジミンさんが居るのか分からないけど
ジミンさんの言った通り、真っ直ぐ走った。
しばらく走っていると、
何かに足を取られた。
あなた
見ると、影が私の足を掴んでいたのだ。
あなた
どんどん影に体が沈んでいくのが分かる。
足元から伝わってくる冷たさは、尋常じゃなかった。
この冷たさは…ホソクさんの中にある冷酷さ。
どうしてホソクさんは、こうなってしまったんだろう。
こんなに心に傷をおって
その治療法が人間を信じない事、だったのかな。
そう思うと凄く悲しくなって
ホソクさんの話を聞きたいと思ってしまった。
もう首まで影の中に取り込まれている。
もし、この中に完全に取り込まれたら
ホソクさんの闇の部分が、しっかりと見えてくるのだろうか。
それなら
ホソクさんをこの闇から解放させてあげられるのなら
自ら影に飲み込まれてやる。
目を閉じて、ゆっくり彼の影の中に吸い込まれていった。
コメント
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闇ホソクが好物です←(いただきます。) グクやっさっすぃっ
ジミンちゃんでてきた瞬間叫んだ爆笑グクミンカッコよすぎ!
ほそくの闇の感じ怖いのに好きの方が強いこの現象に誰か名前付けてほしい(