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鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
オメガバースとは? 簡単に説明すると、男女以外にα、β、Ωと呼ばれる第二の性がある世界観の設定のことで、 αは優秀な性とされており、第二の性の位としては1番上。 βは最も一般的な性であり、第二の性の位のしては普通くらい。 Ωは男女問わず妊娠可能な性であり、第二の性の位としては底辺層。
鈴木
鈴木
黒く大きなソファの中央に腰掛け、机の上に置いてあった資料を手に取る。
資料を見ていると、ロシアが隣にやって来た。 資料を持っていない為、暇な俺の左手で弄ぶ様に手を繋ぎ、恋人同士の男女の真似事をしている。 ...だがロシアは何も言わず、テレビに表示されるニュースを見ているだけだった。
ロシアの右手と恋人繋ぎをされている左手は気にも留めず、資料に目を通す。
...次の標的は悪徳な商法を使い、利益を稼ぐ会社の社長。 情報によると、その会社はとんだブラックらしく、労働時間に給料も釣り合って居ないのだという。
...依頼者はその会社の社員だという。 人間が暮らす生活環境ではない中、労働させられるというなんとも鬼畜な会社らしい。
俺が資料を読んでいると、ロシアがソファから立ち上がる。 そしてテレビに近い、白い床に腰を下ろした。 ...今日は早めに構ってあげられなかったため拗ねたのだろうか。
ロシアに恋愛感情は無いが、こういうところは幼くて可愛らしいと思う。
一通り資料に目を通し終える。 後でパソコンの情報ファイルにも読み込ませなければ。
...嗚呼、文字の羅列を見ているだけで疲れる。 ...休憩がてらロシアを構ってあげよう。
芬
露
俺がそう言って両手を広げ、「好きにしていい」という意思表示をすると、 ロシアは俺の足の間に膝立ちになり、ソファに座っている俺の腹部に頬擦りをする。
...其の姿は正に大きな犬だ。
芬
俺が幼子に話しかける様な声色でそう言うと、 ロシアは「子供扱いするな」と言わんばかりに此方を睨む。
そう言うと、ロシアは俺の唇と自身の唇を重ねた。 “子供じゃない”...か、
芬
露
露
全く覇気を感じない声色でそう言われても説得感なんて出ない。 ...まぁ、体格や力で劣っているのは確かだ。
...ならば...、
芬
ロシアのことは嫌いでは無い。 ただ恋愛感情が無いだけだ。
...別にロシアになら抱かれても良いとは思っている。 嫌いではないから。
前まではずっと自分を売ってきたんだ。 抵抗なんてない。
露
芬
露
芬
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木
鈴木