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s i d e 七 葉

ナ ナ ハ

は ...?

思わず 声帯から音が漏れた

ナ ナ ハ

あの人 ── っ

狼のタトゥーを刺れた 一人の大男

恐らく梵天と思われる 二人のスーツ姿の男

ナ ナ ハ

...

その三人と一緒に

黒髪を一つに結い 青い目をした女性が

そこに立っていた

ナ ナ ハ

一ノ瀬 ... さん?

つい最近

倒れている所を 私が助けた女の人

笑う顔が妹にそっくりな その人が

なぜ こんな所へ?

ナ ナ ハ

どういう事 ...?

混乱ながらに 私は彼女の事を影から見た

ユ メ カ

...?

ナ ナ ハ

っ ...!

その視線に気付いたのか 彼女が振り向く

ユ メ カ

... 気のせい?

咄嗟に物陰に隠れたのにも 関わらず

彼女に見られている

そんな気がして 仕方がない

ナ ナ ハ

どう ... しよう

そんな事を考えてる内に 彼女は別室へ案内され

私一人と静寂だけが その場に残された

ナ ナ ハ

... 追わなきゃ

根拠の無い使命感が 私の中に宿った

バタ ン ッ

ナ ナ ハ

...!

しばらく跡をつけていると

彼女を含め全員 とある部屋に入っていった

何の話かは分からない

でもきっと 取り引きか何かだろう

ナ ナ ハ

...

ナ ナ ハ

一ノ瀬 ... 夢叶さんだっけ

何となく 彼女の名を口に出す

私は彼女の事を 連れ出すべきなのか

何も知らないふりをして 彼女諸共殺すべきか

ナ ナ ハ

... 私はどうすればいい?

妹と彼女は とても似てる訳ではない

身長も声も 四葉の方が高いし

顔立ちだって まるで似ていない

ナ ナ ハ

なのに ... っ

その表情が

「 こんな事はやめて 」 とでも

妹に言われている様な 錯覚を覚える

とめられている 気分になる

ナ ナ ハ

... 馬鹿だな、私

彼女は妹じゃない

そんな事分かりきってる

ナ ナ ハ

... ごめん

もしかすると今日 彼女を殺めるかめしれない

そんな悲劇が起きないよう 願いながら

ナ ナ ハ

... 突入するか

彼女が

彼女と妹の仇がいる その部屋の

ドアノブに手を掛けた

時だった

カ チ ャ ッ

ナ ナ ハ

え ──

動くな

その圧を感じた

後頭部に押し付けられた その鉛の圧を

まさかこんな所に、コソ泥が入るとはな ... 笑

ナ ナ ハ

っ ...!?

いつの間にか背後に 何人かの男達が立っていた

ナ ナ ハ

何で ... っ

喋るな

ボスは今、大事な会議中なんだよ 笑

嘲笑うように そういうその男

ソイツの手には 拳銃が握られていた

武器は捨てて、着いてこい

拒否権はない

ナ ナ ハ

っ ...!

脅されるまま 私は

懐に仕込んだ銃を 投げ捨て

そのまま 連れていかれた

s i d e 夢 叶

... いつから気づいていた?

拳銃を突きつけられつつ そう質問するその男

まだ策でもあるのか 余裕そうな笑みを浮かべる

ユ メ カ

私、耳はいいんですよ

ユ メ カ

外から耳傍を立てる複数人の呼吸音なんて

ユ メ カ

気付かない方がおかしいですよ

... 随分よく出来た秘書もいるもんだな

お喋りする暇があるのか

それとも何かの 時間稼ぎか

ユ メ カ

合併も嘘でしょう?

ユ メ カ

ここまで大きな組織にとっては

ユ メ カ

あまり利益もないですし

嗚呼、その通りだ

ラ ン

嘘でしょ ...

リ ン ドー

全部、罠 ...?

信じられないとでも 呟くように

灰谷兄弟は 口をつぐませた

ユ メ カ

... それで、どうしますか?

ユ メ カ

命令ならば、すぐ始末しますが

未だに放心している上司に 司令を煽ぐ

すると二人とも ハッと顔を上げた

ラ ン

... 殺しちゃダメだよ

ラ ン

このまま影狼を掌握するのに、彼は必要だ

判断能力は健在らしい

即座に最適解を 導き出し

私への命令を下した

ユ メ カ

... 承知しました

拳銃は下ろさず 口で答える

その時 影狼首領が薄く笑った

そういえば、灰谷さん

リ ン ドー

... 何だ

突然の呼び掛けに 顔を強ばめる灰谷竜胆

その反応が面白いのか 男はほくそ笑み

うちに、ネズミが入ったそうですが

何か、知ってますか?

とある映像を パソコンから見せてきた

s i d e 七 葉

ナ ナ ハ

っ ...

ナ ナ ハ

最悪だ ...

私 鈴宮七葉は

光がほとんど届かない 敵陣の一室にて

手足を拘束され 軟禁されていた

悪いが、ボスからの命令だ

お前は梵天との交渉材料にする

ナ ナ ハ

... どーぞ、ご勝手に

そうやって言うのは 影狼の一人

「 梵天 」

という事は 私はきっと

彼女の足で纏いに なってしまうのか

ナ ナ ハ

いっそ殺してくれればいいのに ...

そうはいかない

お前はボス好みの顔だしな ... 笑

私の全身を舐め回す様に ただ見続け

ニタリと笑うその顔に 心底吐き気がする

ま、あんま暴れるなよ

どうせ意味ないんだから

ナ ナ ハ

...

何を間違えたのだろう

妹に似た彼女を 追いかけた時からか

それとも 本当に最初からか

ナ ナ ハ

はは ... 笑

ナ ナ ハ

どうしよ、四葉

今まで全て 単独で計画してきた

だから 私の味方なんていない

ナ ナ ハ

詰み ... か

計画は失敗

恐らく私は その内殺される

もしくは人身売買の 商品にされるだろう

ナ ナ ハ

...

ナ ナ ハ

ごめんね、四葉 ...

ポツリと零れた その言葉と共に

悔しいからか 哀しいからか

     ナ ミ ダ ただ溢れる “ 感情 ” に

歯止めなんて きかなかった

♡ 2000

梵 天 最 強 メ イ ド

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コメント

61

ユーザー

七葉ちゃん本当に報われて欲しい...

ユーザー

七葉ってひちは?ななは? 馬鹿ですみません笑

ユーザー

ぶりこ以外全員呼べで不覚にも吹いてしまったw

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