5人のマフィアと紫目の子供

怖い…

この親たちが…

簡単に…嘘を吐けるコイツラが…

突然そいつは僕に掴みかかり、 無理やり連れて行かれた

1番トラウマになってたのは僕か…

スマイルのこといえないな…

…昔僕を監禁しようとしたときに 使おうとした部屋…

流石に周りに気づかれかけて やめてくれたけど…

助けてｯ…

そこに、 眼帯が落ちていた…

その2人、 親だとか言ってました

あの毒親共に…?

ブル兄が…?

ﾎﾞｺﾞｯ!　ｶﾞｯ!　ﾊﾞﾁｯ!

その言葉に聞き覚えがあり、 僕の顔は青ざめた

恐怖で体が動かなかった僕は、 一瞬で抑え込まれてしまった…

そして、お気に入りだった上着も 引き裂かれてしまった…

やだやだやだやだ…

助けて…助けてよ…

誰か…

スマイル…

その汚い手で ブル兄にさわるな!!!

ドカーン!!!

ドカーン!!!

スマイルは着ていた上着を僕にくれた

僕は未だに恐怖から 声が出なかった…

それに、涙は止まらなかった…

でもその間、スマイルはずっと 僕の背中をなでてくれてた

優しいなぁ…

でも僕は聞いちゃった…

アイツ… 「お前も笑も」とか言ってるのを…

笑も…?

どういうこと…?

そういう言い回しをした理由を考えようとすると、涙が余計に止まらなくなりそうだった…

戻ろうと立ち上がろうとしたが、 結局恐怖から歩くことさえも できなかった…

それに一瞬で気づいて僕を背負ってくれたスマイルは本当に神だと強く感じた

全て察せてしまった僕は 泣き出してしまった

僕らはその車に乗り、 きりやんの運転で帰った

その間、僕はずっとスマイルに なぐさめてもらってたのは秘密ね

続く…