ー学校ー
ーside ナツメー
ガララ…
教室の扉を開ける
私、天野ナツメは朝のフツーの時間に登校した
教室内には何人かの生徒達が既に来ていた
私はそのうちの1人に話しかける
ナツメ
おはよう、トウマ!
トウマ
おはようナツメ
ナツメ
トウマ今日はいつもより早いね〜
トウマ
うん
朝早く起きれたんだ
朝早く起きれたんだ
ナツメ
あはは…
クラスメート
あ、ナツメちゃんおはよう…
ナツメ
おはよう!
ナツメ
あれ?なんか◯◯ちゃん顔色悪いよ?
大丈夫?
大丈夫?
クラスメート
あぁ…えっと……
クラスメート
実はね………
昨日変な男を見かけたの…
昨日変な男を見かけたの…
トウマ
変な男?
クラスメート
うん
公園で見かけたんだけどね………
公園で見かけたんだけどね………
あれは昨日の夕方の事だった
私がいつものように下校していた時
公園の前を通りかかって
その時に見たの
砂場で立ち尽くす、砂まみれの男に!
その時は「不気味だな」って思っただけだったんだけど
家に帰って窓の外を見たら
いるの
砂まみれの男が、外にいるの
外からジッと私を見てくるもんだから、怖くなっちゃって
昨日は夜も眠れなかった
クラスメート
今はあの男は見えないけど、公園の前を通る度現れて………
それで………
それで………
ナツメ
そっか………
話してくれてありがとう
話してくれてありがとう
ナツメ
(トウマ)
トウマ
コクリ
間違いない これは
怪奇案件だ
ナツメ
後で妖怪探偵団で集まるわよ(小声)
トウマ
うん(小声)