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タン…タン…タン…(階段降
ぷりっつ
パッ(変化
ガチャ
ぷりっつ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
俺は野良だった
友達も家族も居ない
俺は、兎に角寂しい野良猫だった
食料も無ければ水も無い
そんな時に公園を見つけた
そこは、食料は無けれど
水はある
俺は其処で暮らしていた
それに
公園には子供達が来る
最初、人間なんてクソ喰らえと思っていたが
毎日となると
段々と慣れてきて
終いには、一緒に遊んでいた
今日も居るよー
やったー!
遊ぼ遊ぼー!
可愛いー!
まぜ太
でもそれも終わる
日が落ちて来た頃
奴等は来る
いつもいつも
毎日欠かさず来る
今日も居るぜw
マジじゃんw
ボコッボコッ
もう、「殴られたくない」その気持ちに、
俺の心は支配されていた
そして俺は
まぜ太
威嚇した
でもそんなの
勿論効く訳なくて
何言ってんの?w
さあ?w
「もっとして下さい」って言ってんじゃね?w
ww確かにw
じゃ、お構いなく
ボコッボコッ…ボコッ
そこから俺の記憶は曖昧だった
夕日に染まっていた空も
大分暗みを増して
月が目を覚まし始めた
この季節には、あまり似つかわしくない程
少し冷たい風が
俺を呼んだ
まぜ太
起き上がれず
鳴く事も上手くできない
道行く人は皆
見てみぬフリの大人
「可哀想…」と声を上げる女子高生共
笑う若者
「子供の教育に悪いわ」と怒る主婦
そんな奴等でいっぱいだった
やはり人間は
クソだったのだ
信じなければ良かった
後悔の念で、押し潰されそうだった
太陽が完全に眠り
月とシフトチェンジをし終えた所で
驚くべき存在に出会った
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
駆け寄る少年
何故か
眩しく見えていた
ちぐさ
まぜ太
顔を動かす事しか
今の俺には出来なくて
勿論、声も出せる状態ではない
だから、結構焦ったし
緊張していた
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
その少年は何故か事情を知っていて
いや、理解していて
俺にまた、声を掛けてきた
ちぐさ
拒否権は当然俺には無くて
只々、
まぜ太
覚束無い首の動きで
頷く事しか出来なかった
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
あっと
ちぐさ
ちぐさ
あっと
ちぐさ
ちぐさ
あっと
あっと
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
あっきぃ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
あっと
けちゃ
あっきぃ
ちぐさ
ちぐさ
あっと
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ぷりっつ
ぷりっつ
ちぐさ
ミ"ャ"ァ"ァ"ッ
ちぐさ
www
ちぐさ
ちぐさ
俺だって少しは愛されてみたかった
今迄の人生とは違う
何かを知りたかった
今の俺は
昔とは違う
大人になったんだ
本当の意味での
愛を知りたかった
世界を変えてくれる救世主を探してた
次いでに俺の性格も変えて欲しかった
「猫。3」
コメント
4件
☆+☆)/サイッコー
さいこうですわ どの猫犬もかわいい