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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

○○

太一君面白かったね

白布

変なの着てた

○○

白布君も太一君みたいに

○○

着てよ

白布

無理でしょ

○○

だよね知ってた

白布

なんで太一は名前なの

○○

え?

白布

俺のことは…

賢二郎発見

○○

え…?

白布

白布

お前

白布

なんでいんだよ

白布

咲奈

咲奈

なんでそんな

咲奈

冷たいかなー

咲奈さん…?

咲奈

あれ…

咲奈

この前の子

○○

あ…はい

○○

そうです

咲奈

なるほどね

白布

○○もう行くぞ

○○

え…でも

咲奈

もう乗り換えたの?

白布

は?

乗り換えた?

咲奈

桜のこと

咲奈

忘れたの

桜って…

白布

咲奈

白布

その話は今すんな

咲奈

なんで?

咲奈

でも

咲奈

まさか

咲奈

桜に似た子といるとは

咲奈

思わなかった

「友達に似てて…」

って

桜さんのこと…?

○○

白布く…

咲奈

桜の代わりを探すなんて

咲奈

信じらんない

白布

お前いい加減にしろよ

咲奈

何怒ってんの?

白布

当たり前だろ

え…なんかヒートアップしてる気が

咲奈

他の人で

咲奈

桜を忘れようとするなんて

咲奈

私は絶対に許さない

白布

○○

あ…

咲奈さん…行っちゃった

白布

変なとこ見せて

白布

悪い

○○

あー…私は全然

○○

でも

もう逃げられない

聞かなきゃいけない気がする

○○

白布君

○○

私に教えて欲しい

○○

桜さんのこと

白布

白布

分かった

正直…

桜さんのことを聞くのは

怖い

でも

このまま聞かなかったら

何も変わらない

…そう思う

白布

桜は

白布

俺の彼女だった

○○

え…

○○

○○

そうなんだ

彼女…だったんだ

白布

でも

白布

中学3年の冬に

白布

病気で亡くなった

○○

…そうだったんだ

白布

今までも

白布

これからも

白布

俺は

白布

桜のことを

白布

忘れたこともないし

白布

忘れない

○○

…そっか

○○

そんなことが

白布

ただ

白布

それだけ

○○

…そうなんだ

こんなこと言われたら

告白なんて

出来ない

白布

悪い

白布

暗くなる話で

○○

ううん

○○

私が聞いたから

○○

大丈夫だよ

そうだよ

私が聞いたんだから…

しょうがないよ

○○

…でも

やっぱり悲しい

白布くんには

忘れられない人がいる

それは変わらない事実で

変えちゃいけない

○○

諦めるしか…ないね

○○

ただいま…

お父さん

○○

○○

あ…お父さん

○○

帰ってたんだ

お父さん

座りなさい

○○

え…?

お父さん

これは

お父さん

なんだ

みんなでお泊まり行った時の

写真…

○○

これは…

お父さん

ここに書いてある日は

お父さん

勉強合宿って言ってたな

机の上に置いておいたから…

どうしよう

お父さん

○○

お父さん

どうなんだ

○○

ごめんなさい

○○

嘘つきました

○○

皆と出かけてて…

お父さん

そうか

お父さん

転校は失敗だったな

え…それって

○○

ちょっと待って…

お父さん

転校だ

お父さん

○○

○○

待ってよ

○○

ちゃんと勉強するし…

○○

国立にも行くから

お父さん

本当に行けるのか

お父さん

この前の模試も

お父さん

前と変わってなかったが

お父さん

お前の言葉を信じて

お父さん

白鳥沢に来たんだ

お父さん

2度目は無い

○○

お父さん

来月には引っ越す

○○

…わかりました

拒否権なんて

元から無いくせに

みんななに…言うべきかな

でもなんて?

こんなに仲良くしてくたのに

あっさり居なくならなきゃなんて

○○

はー…

やっぱり

友達なんて作らなければよかった

○○

いちご

○○?

○○

あ…いちご

いちご

おはよ

いちご

正門に突っ立ってるから

いちご

何かと思った

○○

あ…いや

○○

ちょっと考え事

いちご

そうだ

いちご

そういえば私

いちご

付き合う事になりました

○○

え…

○○

ほんと?

いちご

はい…

いちご

お騒がせしました

○○

良かったーほんとに

いちご

それで

いちご

今日4人でお昼ご飯たべよ

いちご

白布にも言いたいし

○○

うん了解

○○

○○

朝陽くんおはよ

剣持

おは

○○

…やるやん

剣持

剣持

もう聞いた?

○○

うんさっき

剣持

いやーしぶとかった

○○

ほんとにね…笑

いちご

こらこら

いちご

何の話かな

剣持

おー

○○

誰の話だろーね

いちご

うわ

いちご

出た悪魔○○

いちご

音楽の授業ほんと嫌…

○○

歌のテスト最高だったよ

いちご

いちご

ばかにしたな

○○

してないですー

いちご

よし!お昼ごはん!

音楽の先生

丸野さん

音楽の先生

少しいいかしら

いちご

え…

○○

あおつかれいちご

いちご

くっ…先にいってくれ

○○

了解です

○○

屋上だよね?

いちご

そうそう

いちご

すぐ追いつく!

○○

はーい

お腹減ったなー…

えっと

屋上だよね

白布

だから…

ん…?

なんか話してる…?

剣持

この前の文化祭

剣持

咲奈来ただろ

白布

…来た

剣持

なんか言われたんだろ

剣持

お前がそんな顔すんの

白布

別に

剣持

お前さ

剣持

○○のことどう思ってんの

白布

…○○のことは

白布

友達だと思ってる

剣持

お前桜に気使ってんの?

白布

は…?

剣持

だってどう考えても

剣持

○○のこと

白布

咲奈に言われたんだ

白布

桜の代わりを探すなんて

白布

って

剣持

あいつ…

剣持

そんな訳ないだろ

白布

あぁ

白布

そんな事ない

白布

そう思ってたよ

白布

でも

白布

もしかしたら

白布

俺の中で桜に似てる

白布

○○を意識してたのかも

白布

そう思った

剣持

白布お前

白布

だから

白布

その気持ちがある限り

白布

○○は友達

白布

そう思ってる

剣持

剣持

お前がそう思うなら

剣持

いいと思う

剣持

でも後悔すんなよ

白布

…しねぇよ

やっぱり

忘れられないんだろうな

所詮私は…

桜さんの代わりでしかない

代わりにもなれてなかった

○○

わかってる…

わかってたはずなのに

なんで涙が止まらないんだろ

気持ちの整理が着いてないのに

普通の顔するなんて

無理だ

いちご

え…

いちご

○○?

○○

あ…

いちご

泣いてるの…?

○○

違う違う

○○

目にゴミ入って

○○

ちょっとお手洗い行くね

いちご

え…○○

剣持

いちご何してんの

剣持

そこで

いちご

あ…いや

いちご

○○ちょっと遅れるって

剣持

おけ

逃げてきちゃった…

絶対バレたよね

泣いてたの

もう…どうしよう

やまと

○○ちゃん?

○○

え…

なんでこんな時に限って

やまと

えっと

やまと

泣いてる?

○○

あ…いや

○○

これは

やまと

ちょっとこっちきて

○○

え…?

美術室…?

やまと

座った座った

○○

やまとくん…あの

やまと

はいそれでは

やまと

俺の美術の作品

やまと

お披露目会です

○○

…?

やまと

はいじゃーん

○○

なにこれ

やまと

なにこれとは失礼な

やまと

なんだと思う?

○○

…犬?

やまと

はーーー?

やまと

猫なんですけど

○○

いや分からないよ…笑

やまと

やまと

やっと笑った

○○

え?

やまと

何あったのか知らないけど

やまと

○○ちゃんは笑ってた方がいいよ

○○

…うん

○○

ありがと

○○

元気出た

やまと

俺は

やまと

○○ちゃんが好きだよ

○○

薄々気づいていたことだ

私はこの事実からも逃げていた

やまとくんは

優しいし

私のことを考えてくれる

こんな人と付き合ったら…

楽しいんだろうな

でも

なんで

白布くんの顔が…

○○

ごめん…

やまと

…そっか

やまと

やまと

でも俺は諦めないよ

○○

ごめんね

やまと

謝るの禁止

○○

うん…わかった

あっという間に月日は巡り

今日が転校最後の日だ

まだみんなに言えてない…

言わなきゃだよね

あれから白布くんとは

今まで通り過ごしたつもり

でもどうなんだろ

普通にできてたのかな

○○

行かなきゃ

いちご

おはよー…○○

○○

おはよ

○○

眠いの?

剣持

昨日夜通しゲームしてた

○○

あー

○○

イチャイチャ禁止

いちご

えしてない

○○

してるー…

○○

2人にさ、

○○

話したいことある

いちご

ん?

剣持

話したいこと?

○○

うん

○○

ちょっと場所変えていい?

剣持

急に話とか怖いな

いちご

うんなんだろ

いちご

どきどき

○○

うーん…

○○

私ね

○○

転校するの

いちご

え?

朝陽

は…?

○○

ごめん

○○

今日で最後なの

いちご

え…ちょっと

いちご

聞いてないよそんなの

○○

ごめん

○○

言えなかった

朝陽

…急に決まったのか

○○

うん

いちご

やだよ…だって

いちご

○○とまだ一緒にいたいのに

○○

ごめん

剣持

白布には?

○○

言ってない

○○

というか

○○

言わないつもり

いちご

なんでよ…○○

○○

この前

○○

朝陽くんと白布君が

○○

話してるの聞いてたの

剣持

○○

桜さんのこと

剣持

ごめん

○○

ううん

○○

謝ることじゃない

剣持

え…それで?

○○

それとは別なんだけど

○○

なんか白布くんと

○○

顔合わせるの気まずくて

いちご

やだ

いちご

○○がいなくなるの

○○

いちご…

剣持

いちご

剣持

○○困らせんな

いちご

そういうつもりじゃ…

○○

うん分かってるよ

○○

それにほら

○○

美穂さんの家が近いし

○○

全く来れないわけじゃない

剣持

ちなみにどこ行くの

○○

東京

いちご

いいなー…

いちご

都会

○○

でしょ?

○○

2人もいつか来てよ

剣持

うん

先生

菅田さんちょっといい?

○○

あ…はい

○○

今行きます

○○

じゃあまた後で

いちご

朝陽…

いちご

白布に本当に言わない?

剣持

いちご

私は言った方がいいと思う

いちご

お互い

いちご

後悔しないように

この学校には

1年もいられなかったな…

ちょっと

寂しい

白布

○○

○○

え…

○○

こっち側じゃないよね?

○○

どうしたの

白布

どうしたのって

白布

転校すんだろ

○○

…2人から?

白布

うん

白布

ごめんって言ってた

○○

大丈夫

白布

東京に?

○○

うん

○○

東京

白布

なんで俺に言わないんだよ

○○

…それは

○○

○○

そうだ

○○

公園行かない?

白布

は…?

白布

公園?

○○

うん

○○

公園

○○

すごい紅葉…

白布

早いよな

○○

うん…だね

気付いたら春が終わって

夏が来て

秋になってた

早かったな…

○○

白布君

白布

なに?

○○

私ね

○○

白布くんが好き

白布

白布

ごめん

○○

うん

○○

分かってた

○○

私ね今まで転校ばっかで

○○

友達作ってこなかったの

○○

もちろん

○○

好きな人も

泣いちゃダメ…

○○

でもね

○○

後悔してない

○○

白布君を好きになったこと

だから…

最後に

○○

ありがとう白布君

白布

…俺はなんも

○○

ううん

○○

沢山してくれた

白布

○○…

○○

桜の花言葉って知ってる?

白布

え?

○○

優美な女性

○○

そういう意味だったんだね

白布

白布

そんな意味だったな

きっと桜さんも…

そんな女の子だったんだろうな…

○○

あー…

○○

すっかり

○○

秋の香りだね

白布

秋の香り…だな

○○

じゃあ私行かなきゃ

白布

あー…そっか

○○

今までありがとう

白布

うん

じゃあね

白布君…

この作品はいかがでしたか?

55

コメント

4

ユーザー

あけましておめでとうございます! 今年も私の作品を見ていただけると嬉しいです!😃 何卒よろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️

ユーザー

最高です!!ほんと出来ればでいいんですけど今回の白布くんと角名の話みたいな雰囲気で北さんバージョン作ってくれませんか?無理なら大丈夫です!物語は主様にまかせます!

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