あの日のやり取りが鮮明にフラッシュバックした。
記憶が曖昧でぼんやりとしか思い出せなかった会話を、
ヒョンの表情を、
はっきりと思い出す。
今更、、今更理解した。
あの喧嘩はただのきっかけに過ぎなくて、
きっとそれ以前から、ヒョンは僕へ不満が募ってたんだ。
バイトに打ち込みすぎて、合コンを、軽い気持ちでどこか楽しんで、
ヒョンの気持ちも考えられない。
そんな僕に、
ストレスが溜まってたんじゃないのか?
今思えばヒョンはいつからか、ちょっとしたことでイラついたり
笑顔がぎこちないように見えることが多くなっていたような気がする。
ジョングク
(なんで、もっと早く気付けなかったんだ)
ジョングク
(ヒョンは僕のために黙っててくれたんじゃないのか?)
ジョングク
(僕を信じてくれてたから、)
ジョングク
(我慢してくれてたんじゃ…)
あの日の自分の言動に、吐き気を催す。
ジョングク
(嫌なら言えよ、なんて、どの口が、)
ジョングク
(分からず屋はお前だろ、チョンジョングク)
ジョングク
(何が”ヒョンを守る”だ、自分で、傷つけといて…)
ジョングク
(忘れられて、当然じゃないか…っ)
ジミン
グク君?大丈夫?
ジョングク
……ぁ、
ジョングク
は、はい、、
ヒョンの一言で、意識が現実に戻される。
ジョングク
…ストレス、ですか……
ジミン
うん。まぁ不確かなんだけどねㅎ
多分、いやほぼ、8割方僕のせいだ。きっと。
ジョングク
っ、ジミンさんは、記憶、戻したいですか……?
気付けばそう尋ねていた。
ジミン
え?
ジミン
そりゃあもちろん、君の事とか学校の事とか、いろいろ思い出したいよ?
ジョングク
でも、忘れてるのが良い事ばっかとは、限んないじゃないですか…。
ジミン
あー、うーん…
ジミン
でも、、それでも思い出したいかなぁ
ジミン
なにかともやもやしそうだし!
ジョングク
そっ、、か
微笑んできっぱりと言ってのけるヒョンを見て、ほんの少し心が軽くなる。
ジョングク
(記憶、絶対、取り戻してみせる。)
ジョングク
(許してもらえなくてもいい。ちゃんと、謝んなきゃ。)
ジョングク
(ごめんね。待ってて、ヒョン。)
”ヒョンに僕を思い出させる”
改めてそう胸に誓った。







