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初兎
おはよう、今日の僕
初兎
僕は初兎。 6人兄弟の四男。
初兎
1番最初に話す人は、鏡の中の僕。 誰もいない部屋で響く独り言。
毎日やってても変わらない笑顔。 意味なんてない。 でも、役に立つから。
初兎
初兎
行こうか
ガチャ
初兎
ないこ
初兎
ないこ
あぁ、今日もないちゃんは 忙しそうだ。
いつもこうだ。
ほとけ
初兎
ほとけ
いむくんは落ち着きがない。 やから危なっかしい。
朝から問題を起こされても困る、
ガチャ
いふ
初兎
ほとけ
いふ
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
みんな、どこかへ行ってしまった。 なんで朝からこんな思い しなきゃいけんの?
初兎
初兎
手紙や、
“初兎。おはよ!冷蔵庫の中に夜の残りがあるから食べてな!こんなものしか用意できんくてごめんな、!学校行ってらっしゃい” 悠佑より。
早くに両親を失った僕らは こんなふうに、悠くんが働いて 生きている。
初兎
初兎
“悠くん!いつも忙しいのにありがとう!夜ご飯の残りも美味しいから嬉しいよ!今日もいただきます!” 初兎より。
悠くんはいつも夜遅くに帰るから、 会話をするのは難しい。
やからこうやって手紙を 交わしたりしている。
初兎
初兎
いつも、このご飯は冷たい。 でも、慣れちゃった。
ガチャ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
初兎
ほとけ
いふ
初兎
ほとけ
いふ
ほとけ
ガチャ
初兎
ほら、言わんこっちゃない。 か〜、
初兎
いむくんがこけるの方が大変よな、 我儘よな、 でも。
初兎
ないこ